いつも通り
第十一話「いつも通り」です!!
今回もよろしくお願いします!!
一歩一歩歩いていく。いつもの朝を。
「ねぇ、レヴィ。ほんとに大丈夫なんだよね?」
「ん?何のことだい?」
「何のことって、学校のことだよ。」
「君は心配性が過ぎるよ。行けば分かる。」
こそこそと僕は自分の右手にいる、レヴィへと話しかけていた。
今のところ町周辺は変わらないみたいだ。いつも通り通学する小学生達。いつも通り怠そうな目を擦りながら鞄を持って歩くサラリーマン。いつも通りだ。
「レヴィ聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「何かな?」
「この契約っていつまで続くの?一生?それに百年の単位ってバラバラにならない?」
「一生じゃない。16から20歳の四年間だけさ。それに私達の時間は天理が決めた時間に添っているんだ。だから人間との契約を切り、眠りにつく時間はバラバラでも目覚める時間はみんな一緒ってわけさ。」
「そういうことか。なら僕はあと四年か。」
「そういうことになるね。」
「じゃあどうして20歳まで」
「……」
「…レヴィ?」
突然その問いにレヴィは黙った。そして間を開けて話し出した。
「それは、今まで私達と契約をして20歳まで生きていた者はいないからだよ。」
「え…どうして」
「理由なんてのを知ろうとしたらきりがない。仲間討ちに自殺、自我が保てなくて植物になってしまったのもいたね。それから…」
「も、もういい。」
急に重たい話をされて胸が苦しくなった。
いつかは僕もそうなってしまうのだろうか…
そこから二人は黙って歩いた。気づけば校門前にいた。
校門をくぐる。
いつも通りだった。
いつも通り賑わい、普通の学校だった。
「言ったろう?君は心配性すぎるんだって。」
驚いていると右手からレヴィが話しかけてきた。
正直この目で見てホッとしていた。
そのまま僕は下駄箱へ行って靴を履き替え階段を上り、三階へ。
どこもかしこもいつも通りだ。よかった。
ガラッと教室のドアを開け、教室を開ける。いつも通りだ。
席に着くと誰かに肩を組まれてそちらを振り向いた。
「おはよう、かりん!今日も元気してるかー!」
奈加野明だ。生きてる。あの時一緒に裏山に行き、そして目が覚めた時にはいなかった。
けど今はいる。それがすごく嬉しい。
「おいおい、泣くほどか!?そんなに俺に会えて嬉しいのか?」
「うん、嬉しいよ…すごく。」
「照れるなぁ、この変な奴!」
「ハハハハッ…そうだよね。変だな。」
よかった…ほんとにいつも通りなんだ…
そんな感じでいつも通りの時間が過ぎていく、ちなみにレヴィはその時ずっと寝ていた。
そして四時間目も終わり、昼食となった。
「おーい!かりん!はやく行こうぜ!」
「うん、わかった。」
いつも通り、裏山へ昼食に行く。鞄から弁当を取り出そうとしていたらレヴィが話しかけてきた。
「凛、凛。」
「ちょっ、突然話しかけないでよ。」
「凛、緊急事態だ。」
「どうしたの?ま、まさか同じ大罪の人が…?」
「そうじゃない。君休み時間毎回毎回何か違和感とかないのかい?」
「違和感?特には。」
そうして話していたら、明が大声で僕を呼んだ。
「かりん?何してんだよー!」
「待って、先に行っててくれないかなー?」
「おぉ、分かった!んじゃ先行っとくわー!」
「うん、あとで」
明はテクテクと歩いて行った。
そしてまたレヴィに話しかける。出来るだけ自然な体勢で。側から見たら右手と会話をしているイってる人にしか見えないだろうから。
「で、緊急事態って?」
「君、授業終わってからの休み時間毎時間毎時間、監視されているよ。」
「……へ?」
第十一話「いつも通り」いかがでしたか!!
次回もよろしくお願いします!!




