特訓
青です!!
第十話「特訓」です!!
よろしくお願いします!!
「なんでそんなことしかできないの!」
誰だ。
「この人でなし!」
誰なんだ。
「お前が死ねばよかったんだ!」
やめろ。
「死ねよ!」
もうやめてくれ!
「…ハッ」
「おはよう、立花凛。かなりうなされていたな。悪夢でも見たのか。」
「…ハァハァ…お、おはよう…」
「顔色が悪いな顔でも洗ってこよう。」
「そうするよ…」
そう言うと僕はギシギシッと音を立ててベットから抜けて立ち上がった。
いつも…通りなんだよな…?
パシャパシャと自分の顔を水で洗い、だいぶすっきりしてきた。
するとレヴィが話しかけてきた。
「ようやく、顔色を取り戻したようだな。今日から特訓なんだ頼むよほんと。」
「そうか、特訓」
特訓。確かにせっかく武器が出せるのにろくに振るどころか持てもしない。そんなんで殺し合いになんかなったら間違いなく殺されるだろう。
「特訓って具体的に何をすればいいのかな?」
「まずは体力作りからだな。それと並行して筋肉もつけていく。それから剣を持った練習ってところかな。」
妥当な意見だった。
僕はそのまま一度部屋に戻り、動きやすいラフな格好に着替え玄関を出た。
午前四時。まだ日さえ昇ってなく薄暗い時間。
「よし、では行こう。」
レヴィがそう言い走り出したはいいものも結末を言えば5kmで倒れた。
レヴィがため息をつきながら、「怠け者だった君が悪いね。自業自得さ。」なんて言った。
仕方ないじゃないか。今だって運動部に入ってないし、今までろくに運動もしてこなかったんだもん。
トボトボと拾った杖でもつきながら家へと帰った。
玄関を開けるとキッチンからは何か音がした。きっと親が起きて料理をしているんだ。
親と言っても本当の親ではなく、本当の母と父は交通事故で亡くなっていた。
お母さんの妹が僕を預かったのだ。当時は僕が5歳、そして母さんが19歳と若干親子というよりもかなり離れた兄弟という感覚だった。
忍び足でリビング前を通り過ぎてく。すると背後から声がした。
「凛!おかえりなさい!なに朝っぱらから!たまには朝食、食べて行きなさい。」
「わ、わかったよ。」
母さんのペースに完全に乗せられ、一度シャワーを浴びてからリビングの席に着く。そして朝食を食べる。米、なめこ汁、サラダ、ウィンナー、ヨーグルトと普通の朝食だ。
「いただきます。」
手を合わせ、僕は箸を持って朝食を食べ進めた。
「ご馳走様でした。」
「はーい!弁当、ここに置いてくわね!」
そう言われて僕は食器を片してから弁当を持って部屋に戻った。
「レヴィ、昨日のはここらへんも被害に遭ってたの?」
「詳しい範囲は覚えてないが、直接的な衝撃はなかったにしろ火事とかはここらへんもきていたんじゃないかな?」
そんなことを話しながら僕は制服に着替えて準備をしていく。
鞄を持って玄関に向かう。すると背後から声がした。
「凛、行ってらしゃい!母さん今日も帰り遅いから。」
「分かったよ、母さん。行ってきます。」
僕はガチャと音を立ててドアを開けた。
そして昨日ぶりに学校へと向かった。
第十話「特訓」いかがでしたか!!
次回も楽しみに!!




