リーフレットの刀!
やっほー長門ちゃんでーす!!!
頑張って書いてるから応援!よろしくなぁ!
【リーフレットの刀】
あの後、結局帰ってから朝まで飲んでいた結果……見事に寝過ごしました。
現在時刻は昼過ぎ……まぁ別に?急ぎの用事じゃないからあれだけれど、肝心なリーフレットなんてまだ夢の中でスヤスヤだし。
いや〜それにしてもリーフレットがこの国の王女とは正直どこかの貴族のご令嬢辺りかと思ってたけど……抜け出してきたとこまで順調だった話と話を聞いたけど……意外と王城の警備はザルなのだろうか?
記憶を整理しながら思い出した結果リーフレットと刀の事を話し合った結果は一気に5振りかな?を頼みたいそうだ……それが良いのか悪いのかは僕はそこまで刀を打ってもらったことが無いので分からないが、依頼主が王女様だと言えば流石に大丈夫かな?と思っている。まぁ無理に打ってもらうことはしないと2人で決めたのでまぁあとは刀匠次第ですな。
ちなみに僕は、幼い頃に刀をおじいちゃんと師匠に連れられて一振打ってもらった事があるぐらいだけどね
打ってもらった一振は、まぁ俗に言う懐刀だよ今も実家にある、まぁ実を言うと打ってもらう刀の5振のなかの一振は懐刀だ王女はいかなる時にも侍女や護衛が付くらしいが王女が帯刀はあまり印象が良くないらしいので懐刀をお守りに持つことにしたんだって。
他の4振りについては、後で注文する時に説明するよ!
リーフレットが起きたのは結局夕方だったので明日刀匠に会いに行こうという事になった。
________________________【次の日】
流石に紹介状も貰って会いに行くのだから菓子折り持っていくことになった。
菓子折りと言っても梅酒だから手土産と言う方が正しいのかな?まぁこのお酒美味しいから何かあっても許してくれるでしょう!
【ねぇ?奏音?貴女は刀を注文する時になにか気をつけた事は何かあるのかしら?】
【僕?今まで生きてきた中で僕は一振だけしかないしそれも幼子の時に懐刀だからあれだけどまぁ僕が気をつけてるのはやっぱり自分にあった重さと長さだと思うな】
【やっぱりそう思うのね?ならせっかくだし着いたらよく刀匠の方とよく話し合った方がよろしいわね?】
【そうだね、僕だって刀の事を全て知ってる訳では無いからね。僕はどちらかと言うと剣を扱う事に長けているだけだからさ】
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【鍛冶屋】
どうやら宿の案内所で聞いた所によると鍛冶屋は結構近場で徒歩で30分程だったので歩いて鍛冶屋へ行く事にした。
鍛冶屋の外観は、1階建ての立派な日本家屋で本館が鍛冶屋のお店になっているから隣にある蔵が鍛冶を作る作業場?鍛冶場?になっているのかもしれない。
とりあえず、僕達は鍛冶屋の中に入ってみる事にした。店内に入ると様々なジャンルの武器や刀がショーケースなどで展示されて置いてある店内の奥のカウンターで顔の整った少女?美少女?とこちら美人な母親らしき人が並んで、ぽけーとしていた。
いや〜話しかけるか否か少しの間リーフレットと悩んだが逆に悩んでいる間に話しかけられてしまった。
2人とも優しくてこっちの話をすんなり受け入れてくれた。
でも、話を聞くと現在刀匠が外出中らしい。どうやら近場の武器オークションまで刀を買い付けに言ってるのだとか。
帰ってくるまでそこまでかからないとの事だったので僕達は2人と雑談をしてまつのとにした。
よくよくその刀匠さんの事を聞くとやっぱり2人は奥さんと娘さんだった。
名前は奥さんが〖幸さん〗娘さんが〖加奈さん〗らしい。
どうやら、3人はこの鍛冶屋の売り上げを生活費にしてるらしい。
たしか、ゲーム内で稼いだお金を日本円に換金できるから、商売する人も多いって梅乃ちゃんが言ってたな
話を聞くと家族みんなでお店をしてるのだとか、現実の方の鍛冶屋はあまり需要が無くてダメなんだとか?それでこのゲームをやってた娘さんの誘いでこのゲーム内で鍛冶屋をやってみたところ、そこそこ利益が出たそうな。
やっぱ家族でお店できるのは羨ましいな……僕も梅乃ちゃんと何かお店でもやったら少しは収入はいるかな?
その後も半時程雑談していると刀匠さんが帰ってきた。
サチさんと加奈さんが事情を説明してくれたので僕達は話し合う為に奥の客間に案内された。
刀匠さんの名前は〖一郎さん〗結構職人気質の人らしい。
【とりあえず、先に、僕達の自己紹介からさせていただきますね】
(え?この場合って名乗りと同じ方がいいのかな?まぁめんどくさいしそれでいいか?)
【おう】
【じゃあ先に僕から……長門護親王の末裔にございます姓は長門、名は奏音と申します。】
【次は私ね……リーフレットよ、よよよろしくお願いします。】
【おいおい、そんなに緊張しなくてもいいぞ、俺は一郎この鍛冶屋の店主だ】
【じゃあ自己紹介も終わってすぐで悪いのですが、こちら手土産と紹介状です梅酒は僕のイチオシでとても軽やかな口当たりで飲みやすいので、どうぞサチさんとお呑みください。】
【あぁ悪いな、後で嫁と頂くよ。】
【あぁ紹介状は山さんが書いてくれた物です】
【あぁ山か、なら心配要らないな…………今紹介状を読んだが刀を打ってもらいたいのはリーフレットの嬢ちゃんでいいのか?奏音の嬢ちゃんは打たなくてもいいのか?】
【はい、僕は現状困ってませんし……強いて言えば棒手裏剣が欲しいとこですかね】
【わかった、それなら店に置いてあるから後で見とくといい。】
【あ、あるんですね。わかりました後で見させてもらいます】
【2人ともそんな堅くならなくてもいいんだぜ?まぁ別に緊張するならそれでもいいけどよ】
【なら、僕は楽にさせてもらいますね】
【私はこれが素なので気になさらなくっても大丈夫です】
【じゃあ、打つ刀の話に移るか】
【そうしようか、じゃあこれを】
僕は、懐から1枚の紙を一郎さんに渡した。紙に書いてある内容は注文内容を纏めた一覧表と、リーフレットの素性を軽く説明しといた。
一郎さんも自分の知らない訳ありな人にそのまま刀を打つのは嫌だろう。
【僕は、とりあえず展示してある刀を見てきたいので失礼します。】
【おう、わかった。後は俺に任せとけ。】
【よろしくお願いします】
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【一郎さん視点】
おい、山の奴だいぶヤバめな仕事よこしたな!まぁこの仕事をできるのは俺ぐらいだが……それにしても王女様の刀打つのは大仕事だぞまぁ光栄ではあるが……
【リーフレットの嬢ちゃんそれでさっき奏音の嬢ちゃんが渡してくれた紙の内容を見た感じ5振り打つらしいけどお金はあるのか?】
【お金ならあるわ、なんなら前払いでもいいわよ】
【……俺は気に入った奴の仕事しか受けねぇんだ。訳ありとかは関係ねぇでもその訳ありの内容を語ってくれないことには俺も安心して刀を売ってやれねぇ。何故なら刀はおもちゃじゃねぇからだ……命のやり取りをする為のもんだからだ】
【私は、この国の第1王女よ……刀を打つ理由は色々あるわ、でも一番の理由は、強くなりたい……国民を守れる程にその為には命を賭ける覚悟は決まっているわ】
【よし!わかった!俺が最高の刀を打ってやろう……それなら俺はお前さんをリーフレットと呼ぶ、リーフレットは俺を一郎と呼べ】
【わかったわ、一郎改めてよろしくね】
【おう!】
奏音が渡した紙に書かれていた注文の内容としては、5振りを打って貰いたいという事とリーフレットの体格や身長に合う長さで作って欲しいという事が書かれていた。
【わかった、打つ内容の内訳としては太刀の大小と打刀の大小そして懐刀でいいか?】
【それでお願いします。】
【細かな内容はここから詰めていくか。】
それから、2人は日が暮れるまで話しを詰めていた。
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【長門side】
どうやら、2人は馬があったようでずっと話していた安心安心……
2人が話してるその間、僕は店内でとある刀とずっとにらめっこしていた。
いや、今回はリーフレットの刀の注文に来たんだ!…………でも、この刀絶対欲しい!
【加奈ちゃんこの刀見してもらうことってできますか?】
【奏音ちゃんこの刀気に入ったの?見せれるよ今お母さん呼んでくるから待ってて】
【あら、奏音ちゃんこの刀気に入ったの?】
【はい!昔師匠に見してもらった刀にそっくりだったので】
【そうなの?ふふ奏音ちゃんのセンスがいいのもお師匠さん譲りなのかしらね】
【そうかもしれませんね、まぁどちらかと言うとおじいちゃん譲りですね】
【へぇーそうなのね、じゃあ見てもらうのはカウンターだからカウンターに移動しましょう】
【わかりました〜】
【うぁ!カッコイイ!これ買います!】
【毎度あり〜w!奏音ちゃんは一目惚れするタイプなのね〜】
【まぁ、そうなのかも〜加奈ちゃんはどうなの?】
【私は、うーんまだ一目惚れしたことないから分からないや】
【本当?】
【本当よ!】
【じゃあ奏音ちゃん〜お会計〜】
【あ、完全に忘れてました。あと棒手裏を10本程下さい。】
【棒手裏剣を奏音ちゃん使うの?】
【使うよ〜加奈ちゃん、やっぱり手軽に投げられる飛び道具は持って置いて損はないからね】
【そうなんだ、手裏剣って忍者が使うイメージだったけどお侍さんも使うんだね?】
【そうだね、でも当時は結構色々な人が持ってたと思うけどね〜】
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結局、他にも二振りほど買ってしまいました。
なので、この刀は後々お披露目したいな〜と思います。
読んでくださってありがとうございます!
出来れば評価と感想をおしえてもらえると次の話をかく励みと改善点になるので、よろしくぅ!