11月20日 この先
この先のことなんて、やっぱり考えられないなぁ。いろいろ言われるけど、やりたいこともないしどうなりたいかなんて想像もつかない。だったら、やりたいことが見つかるまで待てばいいんじゃないか?俺は、そんな考えに至っていた。俺は、俺の道を行く。それが一番いいんじゃないか?今日も先生が家に来ていたみたいで、既に連絡が入っていた。
お母さん「そろそろ学校行きなさいよ」
俺 「んー」
お母さん「どうしたの?」
別にどうかしたわけじゃない。ただ、学校に行きたくないと思うだけだ。
俺 「別にどうもしてないよ」
お母さん「だったら、ちゃんと行きなさいよ」
俺 「気が向いたらな」
いつもそうだが、お母さんは俺に強く言うことはなかった。それは、俺が反発することがわかっているからだろうな。
俺 「そう言えば、先生っていつ来たの?」
お母さん「たしか、17時ぐらいじゃないかな」
俺 「そっかぁ」
17時に先生が来たってことは、明日は時間を変えてきそうだな。俺は、そんな予感がしていた。
お母さん「どうしたの?」
俺 「いや、何時に来たのかなって気になっただけだよ」
俺にとって何時に来たのかは、明日の帰宅時間に影響する。それくらい大事なことだった。
お母さん「そう言えば、先生が大学どうするのって聞いてたわよ」
俺 「大学ねぇ、、、、、、、、、」
俺にとって大学の進路は考えられなかった。
お母さん「もし行く気ないんだったら、どうするか決めたの?」
俺 「いや、全く決めてない」
お母さん「だったら、東京行ったら?」
俺 「東京?」
どういうことだ?お母さんが何を言っているのかわからなかった。
お母さん「うん。東京に私の知り合いがいるから」
俺 「行って、何すんの?」
お母さん「それは、自分で決めなさいよ」
なんだ、それ。お母さんは、何がしたいのだろうか?
俺 「知り合いは、何してるの?」
お母さん「知り合いは、店をしてるよ」
俺 「何の?」
お母さん「雑貨屋さん」
雑貨屋さんかぁ。東京の雑貨屋さんは、こっちとは全然違うんだろうな。もし、一緒だとなんか萎えてしまいそうだ。
俺 「お母さんは、行ったことあるの?」
お母さん「いや、ないね」
俺 「じゃあ、行ったらいけないやつじゃないか」
すると笑みを見せながら、スマホの画面を見せてきた。




