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日常で世界を変える(遠藤編)  作者: mei


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11月19日 隠蔽

 やはり、コイツらといると落ち着く。それが俺の感想だった。村田は消防士試験に見事合格し、現在はトレーニング真っ最中という感じだった。野球部ということもあり、体力には余裕があるだろうな。そんな村田と同じく公務員試験を受けたのが、谷口だった。谷口は、警察官を高校1年生の頃から目指しており、そのためだけに部活をしているような感じだった。二つの試験に無事合格を決めた谷口は、余裕をかもしながら、佐藤と話をしていた。そんな佐藤は、山下とともに受験組だったが指定校推薦をもらうことはなかったのだ。なぜ、指定校推薦を受けなかったのか?それはわからない。ただ野球部の噂だと、その推薦枠をエースの湯浅に渡したとか。野球では湯浅がエースだったが、勉強の方は佐藤の方が良くできた。佐藤は、どうしてもいきたい大学があるわけではないからこそさっさと推薦枠をとれればよかったのに。よくわからないな。勉強終わりの佐藤は、谷口の質問に対して爆笑していたのだった。いつもとちがうのは、山下がいないということ。山下、何をしてるんだ?


 村田「江、いつ学校に戻ってくるんだ?」

 俺 「んー。どうしようかな?」


 村田の問いに対してすぐに答えることはできなかった。


 谷口「ホントだよ、早く来いよ」

 村田「お前が来ないとサッカーできねぇんだよ」

 俺 「二人いたら、やれるだろ」


 思わず笑っている二人とは反対に、佐藤は何も言えずにいた。


 谷口「コイツとサッカーしてもPKしかできないんだよ」

 村田「俺が上手すぎるからな」 

 谷口「いやいや」


 コイツらは、ゲラゲラ笑っていた。


 俺 「山下は、どうしてるんだ?」

 佐藤「さぁな」


 真っ先に回答したのは、さっきまで話をしていなかった佐藤だった。どこか違和感は感じたが、それが何の違和感かはわからなかった。


 村田「まぁ、山下はお前よりもミステリアス感はあるからな」

 谷口「たしかに、それはわかるな」

 俺 「学校には来てないのか?」


 コイツらは、山下が学校に来てるのか知らないのか?


 村田「来てるよ」

 谷口「この前、廊下からアイツの姿見たし」

 俺 「そうなんだ。じゃあ、今度会ったら聞いてくれよ」

 佐藤「俺が聞くよ」


 佐藤は、何かを言いたい様子だった。


 俺 「どうした?」  

 佐藤「ん?」

 俺 「なんか言いたそうだけど?」

 谷口「コイツは、ずっとこんな感じだぜ?」

 

 何かを隠すように谷口は佐藤を庇ってるように見えた。

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