11月16日 角
そろそろ学校に行っていないのも目をつけられそうだな。俺は、それが心配だった。確実に先生は、卒業がかかってるから、声をかけてくる気がしていた。
ー11月12日ー
ゆっくり歩いていくが、これで正しかったのかは今でもわからない。不思議な気持ちだ。ただ、少し離れたところには、板山がおりいつ銃で撃たれてもおかしくない。山﨑は、俺の電話で異変に気がついたのだ、うか?外だというのに、暗くなってきておりさっきより静かになっているように感じる。俺の頭には、さっきまで向けられていた銃口の冷たい影がしっかりと残っているようだった。今でこそ、板山は離れたところにいるがいつ撃たれてもおかしくない。俺は、そんな気持ちになっていた。
板山は、少し離れたところから、一定の速度でついてくる。俺と板山の距離はつかず離れずといった感じだ。俺は、山﨑とここに来た理由を一つずつ足元に落とすように考え、ゆっくりと前へ進んでいく。ここら辺は、車の往来がない。だから、何か起きてもわからないんだろうな。この静けさが俺は、嫌で仕方がなかった。あの角を曲がれば、山﨑と待ち合わせしたところが見えてくるんだけどな。おい!!板山の声に振り向いた。徐々に、俺の方に近づいてくる。
俺 「どうした?」
板山「お前、山﨑に会ったらまずはここから離れるように言え」
俺 「わかった」
板山「アイツがここから去ったら、話の続きをしよう」
何を考えているんだ、コイツは。
俺 「お前は、どうするんだ?」
板山「俺は、この辺りでお前らの様子を見ておく」
俺 「わかった」
板山「もし、バレたらお前らの命はないと思え」
まじかよ。コイツの顔を見ているとホントにやりかねないな。
俺 「山﨑が去ったら、お前が来るのを待てばいいのか?」
板山「ああ。俺は、山﨑の様子を見てから動く」
俺 「随分、慎重なんだな」
板山「アイツには、昔いろいろとやられたからな」
コイツは、何をやられたのだろうか?そこの方が気になって集中ができなかった。
俺 「じゃあ、行っていいか?」
板山「ああ」
俺は、呼吸のリズムを整え、再び歩きだした。この角を曲がれば、待ち合わせの場所だ。まだ、来ていないのか?山﨑の姿は見えなかった。どこにいるのだろうか?もしかしたら、来ないなんていうパターンもあるのだろうか?そのパターンは、まったく想像してないから困るな。




