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9月5日 ビル

 

 山下「もう、後にはひけねぇぞ?」

 俺 「たしかにな」


 俺たちは、山﨑から教えてもらった戸田がいるビルにきていた。アイツら、こんなところで何してるんだろうな?


 山下「怖えか?」

 俺 「いや、全く」


 山下は、全くビビっていない様子だ。


 山下「相変わらずだな」

 俺 「そりゃあ、どうも」


 俺たちは、ビルの入り口を見つけた。


 山下「ここか、いくぞ」

 俺 「ああ」


 気を締めて開けたドアだったが、そこには誰もいなかった。ダンダンダン。俺たちが後ろを振り返ると、後ろから、同年代の男がいた。「なんだ、てめぇら?」男は話をしてきた。


 山下「戸田に会いにきたんだよ」


 どうやら、男は戸田のことを知っている様子だ。男は、首をかしげなら、俺の方を見てきた。「お前、誰だ?」。男は、金色の髪の毛だった。


 山下「山下だ。そう言ってくれたら、わかる」


 どうやら、山下の表現が気に食わない様だ。舌打ちをして、今度は俺の方を見てきた。俺は、山下に続いて、名前を打ち明けた。


 俺 「俺は、遠藤だ。コイツのつれだ」


 男は、闘志を抑えて、下の方を見ていた。「俺についてこいよ」。俺たちは、一緒に男の後をついていくことにした。男は、階段の方に案内をする。少しガニ股になって、男は、階段を登っていく。こんなところに、本当に人がいるのだろうか?そんなことを考えていると、扉が見えてきた。男は勢いよく、扉を開いた。俺より前にいた山下は、反応したみたいだった。


 山下「久しぶりだな」

 戸田「ああ。今日は、どうした?」


 戸田っていうのは、とても身長がデカイのか。


 山下「てめぇが、俺を狙ってるから俺から来てやったんだよ」

 戸田「俺がお前を?なんでだよ」

 

 戸田は、少しケンカ腰の山下と対照的だった。


 俺 「俺がそう聞いたんだよ」


 山下の横から顔を出した。


 戸田「誰からだ?」

 俺 「山﨑だ」

 戸田「山﨑?知らねぇな」


 ピピピー。戸田のスマホが鳴り響いた。俺は、戸田と話すのをやめて、山下を見た。


 山下「どうなってんだ?」

 俺 「さぁな」


 まったく、どうなってるかわからない。山﨑がデマを流したのか?だったらなぜ?


 山下「わけがわかんねぇな」

 俺 「もしかして、、、、、」

 山下「まさか、そんなことしても意味がねぇんじゃないの?」

 

 戸田「どうした?」

 

 スマホから、戸田は何かを聞いているみたいだった。

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