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出発進行! 沼尻鉄道復活記  作者: 七日町糸
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第一章 冬の始まり

 空にはすでに月が出ている。吹いてくる風が冷たい。そんな中、わたしは校門を出た。

 あ、言い忘れてました。わたし、國分大和。 福島県猪苗代町に住む中学一年です!得意な教科は社会と技術、部活は吹奏楽部でフルート吹いてます。この言い方からもわかると思うけど、女子。顔立ちは普通・・・かな?(友達にはかわいいって言われるんだけどね。)髪の毛は肩までのショートカット。あと、鉄道が好きで、休みの日はカメラをもって列車を撮ってます。このくらいかな。

 まわりの家からはおいしそうなにおい、早く帰ってお母さんの作ってくれたご飯を食べよう。わたしはちょっと早歩きになる。そのたびにリュックサックの中のフルートが跳ねる。

 あ、家が見えてきた。

 わたしの家は昔ながらの一軒家で、玄関を開けると広ーい土間があって、そこが水場兼玄関。そして、おっきい薪ストーブがデーンと置いてある。

「ただいまー!」

 土間で靴を脱いで、一段高くなっている板の間に上がる。

 ここが家族みんなのだんらんスペース。囲炉裏があっていつもあったかい。その横にはコタツが置いてあって、いつもそこで食事をする。

「おかえりー、今日もおつかれさん。」

 お母さんがそう言いながらご飯をもってきてくれる。

「いただきまーす!」

 うん、今日もおいしい。お母さんのごはんサイコー!

「ごちそうさまでした。」

 食べ終わったし、わたしの部屋行きますか。

 わたしの部屋は2階にある。

 バリアフリーなんて無視したような急な階段を登ったところがわたしの部屋。屋根裏部屋みたいなものだから窓はない。そして、広い。

 壁ぎわに私の勉強机があって、その上にはノートパソコンがある。これはわたしのマイ・パソコン。

 他には、大きな本棚が5個あって、毎月買っている鉄道雑誌、新刊が出るたびに買っている鉄道小説が入ってる。あと、わたしの服が入ってる桐ダンス。上に乗ってる赤ベコがかわいい。

 部屋の隅っこにある階段を上ると、さらに屋根裏部屋があって、そこにはわたしのNゲージレイアウトが置かれている。

 家にはおじいちゃんとおばあちゃん、お父さんとお母さんが住んでいて、わたしは一人っ子。あ、忘れてたけど雑種犬のジョンとサラブレッドのユメカガミもいて、わたしの兄弟みたいなもの。わたしの家についてはこれで以上!。

 カッポ カッポ カッポ

あ、おじいちゃんが帰ってきた。

 お父さんとおじいちゃんは猪苗代の街中で電器屋をやってて、お父さんは車で通ってるんだけど、おじいちゃんは馬で通ってる。

(おじいちゃん車の免許持ってないの。乗馬ライセンス1級なら持ってるのにね・・・。)

「大和ー、厩舎行っておじいちゃんの手伝いしなさーい。」

「はーい。」

 厩舎に着くと、おじいちゃんはユメカガミを洗い場につないでるとこだった。

「おかえりー」

 わたしはそう言って、ユメカガミの装備を外した。そのままユメの黒い馬体の汗を拭く。それが終わると、そのまま馬房にひいていく。 

 飼い葉おけに干し草と小鍋一杯分の燕麦を入れて、馬房の柵にかける。ホースを伸ばして水桶にも水を入れる。ちなみにこの水はうちの敷地内にある湧き水から引いてるんだよ。(つまりうちの水道代はタダ。)

「おーい、大和、そろそろ母屋さいくべ。」

「はーい。」

 厩舎の外に出たわたしの肩に、ひらり、と白いものが舞い降りてきた。ひとつ、もうひとつ・・・。

「あ、雪だあ。」

 会津に、冬がやってきた。


真美「真美の~」

真美「鉄道ラジオ~!」

♪タッタタタ タッタタタ タッタタタタ (鉄道唱歌が流れる)

真美「初めまして。この物語の登場人物にしてこのラジオのメインパーソナリティーの白木城真美です。」

 ガチャッ!(スタジオのドアが開いた。)

大和「初めまして・・・・・・ぜぇぜぇ(息が上がってる)・・・・もう一人のメインパーソナリティー、國分大和です。」

真美「おかえり~大丈夫だった?」

大和「ちゃんとあれは二人に渡してきたよ。作者さん。」

作者「ありがとう!大和!」(大和に向かい手を合わせる)

真美「さて、この番組では、わたしと大和が自分の好きな鉄道についてじっくりと語り合います。本日は、『日本硫黄沼尻鉄道』です。」

作者「僕が最初に『軽便鉄道』という存在を知ったきっかけですね。」

大和「この鉄道は、終点の沼尻駅近くの鉱山でとれる硫黄を運ぶためにできたんだよね~。高原をトコトコと走る姿はかわいかったらしいよ。」

真美「でも、海外産の安い硫黄に押されて沼尻鉱山は閉山。沼尻鉄道は貴重な収入源を失っちゃうの。」

作者「終点の近くにあるスキー場と高原の風情を生かして観光鉄道へと脱皮を図るもむなしく、昭和四十三年十月には営業を停止。その翌年に廃止となってしまいました。」

大和「高原をゆっくり進む姿はかわいらしく、『高原列車は行くよ』という歌のモデルともいわれます。」

真美「♪汽車の窓から ハンケチ振れば~」

大和「ちょっと真美!どうしたの!?」

真美「話題に出てたから歌ってみた」

大和「『高原列車は行くよ』。まだ聞いたことないからユーチュー〇で聞いてみるよ!」

作者・真海「最後のやつ言ったらアカン!」

大和「じゃぁニ〇ニ〇動画?」

真美・作者「だから言うな!」

 真美、時計を見る。

真美「こんなことしてるうちに、もう終わりの時間です。では、今回はここまで!次回も」

大和・真美『お楽しみに~!!』

 と、いうわけで、七日町糸です。また投稿しました。

 またしてもものすごい駄文ですが、読んでくだされば幸いです。

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