イピカイエイ、マ─ザパーカー
地雷屋は今笑っている。ぼくは地雷屋の目ではワナに自分の足で入っているバカに見えるだろう。ぼくは最後に残っている梯子を一歩一歩用心深いに降りた。ここで爆弾が設置されてその地面にスパイクとかがあったら、ぼくは簡単に殺される。
「一旦、銃を落ちてくたさい!」
「そんなのあり得るか!銃を落ちたらぼくはどうなるんだ!」
「今、それを考える暇があるんですか?協商したいって言ったのはあなたですよ!」
ぼくはわざとため息を付くながら下に銃を下ろした。水が満ちている地面に銃が落さてざぶりと音がした。やつはライトを銃が落ちたどころに回って銃剣と銃口を確認した。
これが一番肝心などころだった。ぼくはわざと銃を片隅に下ろしてやつのライトがそっちを確認するのを待っていた。この時こそぼくが思った勝負の瞬間だった。ぼくは梯子でつれて熱カメラで下の通路に映った。
ぼくが思った通りやつは狭い通路の中でぼくらを待っていた。その姿が一瞬だけど今熱カメラでよく見えた。
爆弾はあの狭い通路の中にある!
最後の梯子に爆弾が設置していたら、わざわざナミとももりんを引きずり込む理由もない。
そして、やつが立っているどころはぼくが考えた通りに「水が流れて」いる。当然だ。梯子の下にもこんなに水が満ちているのに、滝からはずっと水が降り注いでいる!答えは簡単だ!あの通路に向こうに水が流れているんだ!
「おい!何をしている!」
地雷屋のライトが梯子にいるぼくを映す瞬間、ぼくは水が満ちている地面に足を踏み込んだ!そして、ぼくは自分の「小便」が入っているボトルをを熱カメラで見た。
「今、何をしている!」
「おい!パンツだけのぼくがそんなに恐ろしいのか!」
「なんだと!全部ぶっ飛ばすから!」
やつはぼくがパンツのままの姿を見てちょっとだけ油断している。おい、地雷屋先生、一歩遅かったよ。やるなら、やってみ。ぼくがもっと早いから。
ぼくの小便が入っているボトルは正確にやつの元へたどり着いた。そして、その小便ボトルにはもう二つの空きボトルが「チュウブ」としてガムテープで縛られて「クレイモア」を運んでいる。
地雷屋は小銃が落ちるどころを見ている間、ぼくは浮標クレイモアをやつらの足下に流した。滝にはいろんなゴミが混ぜて流れてやつはぼくの絶妙な手を全然気づかなかった。
「イピカイエイ、マ─ザパーカー。」
「な、なんだと?イぴなんだと?」
ぼくはガムテープで背中に付けた「クレイモア激発機」を押した。これは地雷屋が銀行のカウンタで爆発用の電線と共に落ちていたやつの忘れ物だった。
まさか、ぼくの方からクレイモアを激発できるとは思わなかっただろう。そして、地雷屋本人が油断して残したクレイモアの部品でな!ぼくの小便が正確にやつの位置と今クレイモアがどこにいるのか熱カメラに教えてくれた。
「これはなんだアアアア!」
地雷屋の声は自分の地雷が爆発されて爆音に消えてしまった。物凄い後暴風が襲ってきて、ぼくは銃が落ちた片隅で身をかがめた。水は巨人が足で蹴飛ばすように梯子の方に襲ってきた。ぼくも水をぶっかけられて恐ろしい音を我慢した。そして、すぐ爆発はとめてぼくは銃を握ったまま大声を出した!
「このクソ野郎!死ねエエ!」
手榴弾の爆発のなかでも生きてきたやつだ。ぼくは最初からやつがこんあ手でやられるとは思わなかった。19層で猟師たちに突撃したあの瞬間のように、自分の中でアドレナリンが噴出されて全然怖くない!このやろう!今度は毒の器のけじめをつくから!
しかし、ぼくがそんなに興奮する必要もなかった。地雷屋が隠っていた通路の中はクレイモアの鉄球と後暴風に完全に壊れている。
その爆心地にいた地雷屋も肉粉砕機に入れた肉ようにバラバラになっている。地雷屋の生首と上半身だけが通路の壊れたパイプにショーウィンドーのマネキンのようにかけているだけだ。
即死。
風呂からの地役を支配した暴君の最後にはぴったりな結末だった。ぼくは地雷屋の顔を見たのは始めてだけど、やつの顔を見てちょっとだけ驚いた。
ぼくが考えた地雷屋の顔は中隊長ように貫禄がある傭兵だと思った。しかし、ここに悲惨な姿で死んでいる人の顔はどこでも見る事が出来るサラリーマンの顔だった。服もブリーフケースとよく似合うスーツで、ネクタイもよく似合う色だった。
昼飯をなにを食うか迷っているサラリーマン。時にはボーナスを一杯貰って喜んでいるおじさん。事務室の女子職員にはあんまり人気はないのでちょっとスケベな課長。営業先ではけっこう話ができる相手。
ここに死んだ人の顔は人をたくさん殺した殺人鬼で爆弾魔の顔とは見えない。
「てめえもただの普通な人間だったのか?」
ぼくはあきれて銃口を下ろした。瞬間、こいつが別の人の死体で偽装したのか疑ったが、熱カメラにはなんにも見えない。ここで熱がある物はぼくしかない。
「まさか、これで?」
ぼくは地雷屋が持っていた武器を見て、本当にあきれた。屍体とちょっと離れた場所に落ちている手には「石斧」が握られている。石斧だと?地雷と遠隔爆弾で20人以上を殺した爆弾魔が最後では石斧を握ってぼくを襲撃しようとしたなんで。
クレイモアのトリックは使用する必要もなかった。すべては地雷屋のブラフだった。やつはぼくを引き出して後ろで襲撃するつもりだったんだろう。
本当につまらない笑い話じゃないのかよ。機関銃で自動小銃で持っていた爆弾魔が石斧を持って原始人見たいに戦うなんで。
やつはきっと自分以外の人は何でもないクズで自分だけが賢い策士だと考えていたんだろう。ぼくは持っているのに銃を封鎖したら自分が楽勝だと。
まあ、人間、自分が見えたい物しか見る動物だから、ぼくを簡単に騙して殺す事ができるだと判断したようだ。
ぼくはなんか死んだ地雷屋の死体を見て笑った。なんで判断ミスだ。自分以外は獣以下だと考えたのかよ。ぼくは考えるほどあきれた笑いがぼくの口から弾けるように出た。
「おい!大丈夫なの!」
「おじさん!」
ぼくの笑い声を聞いて、上でももりんとナミが心配そうな声で話をかけた。ぼくは銃を握ったままやつのライトを拾い上げて梯子まで戻った。
「大丈夫!」
「し、死んだと思ったよ!バカ!」
「さっきちょっと格好つけるながら言ったじゃん。ここで死ぬ予定はないだと。」
ぼくは梯子の上に上って彼女にちょっと格好を付けた。
「バ、バカ。そ、それより、地雷屋はどうなった?」
「死んだ。自分の地雷に。」
ぼくは簡単にそう答えて、ももりんを背負うとした。
「な、なにをする?」
「ももりん。早く時間がない。」
「いやよ。パンツのままの男の背に背負うなんで。やらしい。」
「恥ずかしがるどころじゃない。敵はもう一人残っている。」
ももりんの顔はもっと強張った。
「私はここで待ってるわ。あの人はあんたが上からずっと言っていた殺したい一人だろう?」
「そう。是非殺したいやつだ。」
「なら、私はあの人を追い掛ける時も、戦う時もあんたの足を引っ張るだけよ。ここで待ってる方がいいよ。」
「ふさけるな。もうすぐ酒呑童子が来る。ここに君を置いてどうするんだよ!」
「しかし、優先順位って物があるよ。あんたが早くあの人を捕まえて殺したらナミとみんなが助かるだから!」
「そんなの!」
ぼくは彼女の話をもう聞いていない。ぼくは足をやられた彼女を無理やり背負った。
「な、何をする気よ!」
「二度は!二度はごめんだよ!」
「何が二度よ!」
「君はハスタがどう殺されたのか分かる!分かっているのかよ!ぼくが彼女をあんな場所に残して19層の戦闘に行っただから!一人で殺されたよ!せめて、彼女と一緒に戦って彼女が死んだら我慢できる!けどよ!ももりん!彼女は一人で・・・・。」
「あ、あんた。」
「二度は死んでいる「道連れ」を見るのはごめんだ。長も森も全てがそう死んで。せめて。せめて、
ぼくが出来るのならぼくが守りたい。ぼくが背負う事ができるのなら、何でも。何でも。」
後ろのももりんはなんにも言わなかった。ぼくはももりんを背負ったまま梯子を降りた。
「重くないの?」
「全然。」
少女の重さに銃まで。ぼくが背負うには重い重さだった。けれど、「人間の重さ」と比べれば、こんなもんなんにもない。むしろ、戦術ベルトに入っているアイディの方がぼくにもっと重く感じられた。
「これ返してあげるから。」
ももりんが肩越しに一発残った銃弾を渡した。ぼくの計画はこれだった。万が一ぼくが地雷屋にやられたら、銃にはアイディの紐が縛られていてそれをナミが握っている。ナミとももりんが銃を引き上げてぼくが渡した銃弾を装填して地雷屋を殺す。
それなら万が一銃を地雷屋に奪われても安全だ。二重の安全装置だった。
ぼくはももりんから最後の一発を返して貰って銃に装填した。
村田銃と銃剣、銃弾一発。
これがぼくらにとっては残っている最後の武器だ。太田の体格を考えたらナミが鉄パイプとかを持って戦っても役には立たない。ぼくだ。ぼくしかない。この少女たちを無事に最後の場所で連れて行く事が出来るのは。
ペル、千鶴、長、森、中隊長、ハスタまで。
またぼくの目の前にもうなくなった人の姿が見える。彼らはぼくに肩に手を掛けて軽くぼくを前に押した。
頑張れ。
諦めるな!
もう一歩だよ、頑張ってね。
あの声はぼくを前に、前に歩けるようにしている。息はもう切れる寸前だったか、ぼくの心はもう希望に満ちている。
ももりんとナミだけはもう安全だ。
太田が最後の花畑で先にたとりづいただとしても、地雷屋が死んで彼女たちは「三人」の安全圏になった。
そう。地雷屋の最後を考えたら、この下に残っている人は太田とぼくらしかいない。地雷屋があんな無理な策を実行したのも、ぼくらを殺したら生き残る可能性があったからだ。ぼくはもうすっかりした気持だった。彼女たちが安全ならぼくはぼくはどうでもいい。
三人。
その三人の中でぼくの席がなくてもいい。ただ太田を殺したら、どうでもいい。ゼロ層からずっと思った通りにぼくは太田を殺すために最後の一歩、一歩踏み切った。
おい、ぼくの両足よ。聞こえるだろう。
もうすぐだ。
ちょっとだけでもいい!
耐えるんだ!
ぼくの心臓よ!
破裂するのはもう早いんだよ!持たせるのだ!太田を殺してこの少女たちが安全になったあとまでは!
もうすぐだ!もう一歩だ!この建物から出るんだ!
汗が流れて、呼吸はもろくに出来ないほど息がついた。ぼくの後ろを追い掛けているナミももう話す事もろくに出来ない状態だった。ももりんはぼくの背中でずっと泣いている。
あっと言う間に周辺の風景が変えた。梯子があったどころはパイプと機械設備で潜水艦のようだったか、ぼくが今走っているどころは、ぼくが予想した通りにここは食品の売り場だった。
デパートの構造って大体そういうもんだ。地下1階は新鮮食品とかを売る食品館があって、客が重い食品を容易く車に運ぶって心をくばった事さ。
しかし、この食品館は新鮮食品のどころが食べるものは一つもない。ゾンビ映画で見る事が出来る完全に破壊された「モール」のその物だった。
並んでいた売台は完全に倒れてショッピンカートと迷路になっている。どころどころにはもう略奪があったそうな痕跡とひっついた血痕が残っている。ここで大きいな戦争があった痕跡だった。




