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前には虎、後ろには狼

そして、機関銃の音がふっと止まった。ぼくが鏡で下の様子見ようとする時、今度は自動小銃の音が聞こえた。再装填する時間を稼ぐコンビプレーなのかよ!しかし、あっさりしたコンビプレイだと言えるにはちょっと無理がある。自動小銃の銃声と共に地雷屋の話声が聞こえた。


「このバカやろう!銃弾を無駄にするな!この役立たずもの!リロードまで俺が必要なのか!どけど

け!あのキツネ野郎だけは殺さないと我らが危ない!」


あは?機関銃を持っているやつは素人だな!ぼくが心配した専門的な「機関銃射手」ではない!ならばなんとか出来る!


地雷屋は今度も自慢しすぎたので、致命的な情報まぼくにで無意識に教えてくれた。機関銃を「握っ

て」いるやつが素人なら、なんか攻略する方法がある。問題は機関銃のモデルだ。


ここにはぼくの代わりに機関銃のモデルを確認させる人がいる。確かに中隊長はイラクとかで民間軍

事会社で傭兵として働いた経験があるだと聞いた。


「おい!中隊長!聞こえたのか!機関銃のモデルはなんだ!」

「音は「五十キャリバー」!カートリッジ・ベルトで装填する!」


中隊長は言わなかった事まで詳しく言ってくれた。「五十キャリバー」でベルト装填するモデルはぼくが知る限り一つしかいない。


M2-H2。


米国軍が使う物だ。やっぱりぼくが思っていたモデルだ。この機関銃は前に「重」って字が付ける機関銃でその威力はさっきぼくらが経験した通りだ。薄い壁なら簡単に貫通されて、鉄板もある程度は貫通できる。


「しかし、重くて移動しやすい物はない。」

「え?おい、何を言っているのよ?キャー!」


マリアが話を終わる前にまた恐ろしい射撃が始まった。今度の射撃は今までの射撃とはちょっと違った。


「点射だと?」


銃を撃つFPSゲームとかでもよく出てくる技だ。機関銃は連続射撃したら、命中率が非常に低くなる。そのためにわざと飛び飛びに銃を撃って命中率と照準問題を解決するんだ。


鏡で様子を見たら「曳光弾トレイサー」が壁に突っ込んだあと、そこにダダダ─と機関銃弾がそこをぶっ壊している。先の素人と違って、今度の射手は完全に熟練兵だった。


「地雷屋なのか!ちょうどいいどころだな!てめえ二人とも爆死させてあげるから。」

ぼくはポテトキャノンを出してマリアに渡した。

「え?これ何よ!」

「布切に水を濡らしてパイプの中を塞いでくれ!」


マリアはすぐぼくが言う通りにした。彼女はすぐ自分の生徒服のブラウスを脱ぐ気だった。


「え?マリア、なにをしている!」

「布切れがないよ!」


あ、そうだ。上で持ってきた布切れは全部風呂の戦いで使った。彼女は恥ずかしがる気配もなく上着を脱いでパイプに埋め込んだ。彼女の白いブラジャーが見えてぼくはどこに目を向けばいいのか分からない。


「あんた、見たいなら正々堂々にみな。ちらと見たらもっと気持悪いから!」

「だ、誰が。」

「やらしい!」


ぼくは彼女と口げんかをしながらポテトキャノンを装填した。


「え?それは。」

「機関銃があるトーチカにはグレネードランチャーに決っているじゃん。」

「なによそれ。」

「見れば分かるさ。おい!中隊長!東南の風はこの後だ!援護してくれ!何でもいいから!信号をしろ!」


今、機関銃はゴキブリを殺すようにももりんと中隊長がいる場所まで攻撃した。

これはキジ狩りと同じだ。機関銃で敵を固定して、多分自動小銃を持っているやつは別の場所に移動しただろう。つまり、役目チェンジーさ。


これじゃももりんが危ない。ぼくは最後にポテトキャノンの後ろにスプレーをかけてポテトキャノンを発射する準備を終わった。そして、鏡で見たら中隊長がなんとマネキンの間で出てこっちを見ている。


え?どうして?機関銃の曳光弾が中隊長が立っている女性服の店を完全に崩す気勢なのに、中隊長はなんとそんな事構わずに銃を照準した。


機関銃弾が中隊長の隣のすべてを食い入った。こっちにはマネキンが粉粉に壊れて倒す。あっちにはおしゃれなカウンタが崩られて、木版が破れて針のよに粉粉に飛び散った。


その激しい激流の中で中隊長はなんと口笛を吹くながら、ぼくがいる場所に叫んだ。


「これでは俺を殺せない!俺は酒呑童子を殺すまでには死なない!」


戦いには気勢って物があるのか?機関銃はそんなに降り注いでいるのに、だった一発も中隊長には当たらなかった。中隊長が吹いている口笛は。


「攻撃する。分かったよ!」


ぼくの返事を聞いてまた中隊長が女子服の店に身を隠した。中隊長が機関銃弾の波の前で立っていた時間はわずか5秒ほどだったか、その5秒はここにいる全ての人には50分以上に感じられた。

そして、そのとっておきな時間が止まったような5秒で、ぼくは熱カメラで赤く見える地雷屋の姿を照準した。


「この野郎!この辺で死んでくれませんか!」


点火プラグをスイッチを押したら、とかんどとマリア上着と「秘蔵の武器」が空を走った。マリアの上着のポケットには取引で手に入れた「手榴弾」がある。


その手榴弾の安全ピンはほぼ抜けて、マリアが握っている紐に繋がっている。マリアの上着と一所に飛んでくる手榴弾。紐のせいで安全ピンがポカンーとはずれて空中で手榴弾のグリップが飛ばされるのがよく見える。


なんかこう見たら、宇宙ロケットが分離するようだ。


安全ピンを外してグリップまで飛ばされたら、手榴弾は五、六秒の内に爆発する。ぼくは心の中で一、二、三と時間を数えた。手榴弾がマリアの上着と向うのC面に飛ぶ時間も永遠に感じられる。


地雷屋はポテトキャノンの発射音は聞いたけど、一体何が起っているのかは分かっていない。この短い間なら機関銃から離れて避けるのは不可能だ。


A面からC面の距離はわずか30メートルほど。


三秒ほどの短い旅行をした手榴弾は機関銃があるどころに正確にタッチダウンした。そして。


「うああああああっ!しゅ!」


その後は聞こえなかった。


見えるのは機関銃の銃身が爆発と共に空に飛ばされる光景だった。銃身はチアリーダーの「バトン」のように空中でぐるぐる回ったあと、遥かな1層の地面にトン-と落ちた。


爆発でホコリと煙が機関銃があったカフェからむくむくと出て下の状況がよく見えない。しかし、ぼくは熱カメラで煙の向うを見た。


「くそ!また生きているのか!」


熱カメラで地雷屋と思われるやつが這っているのが見えた。ぼくは銃でやつを狙った。やつは血まみれになってカフェの地面を這っている!


村田銃でやつを照準した。この銃はちょっと左に曲っていてぼくはその点を考えて照準した。しかし。


「こっちだ!こっちが出口だ!あっ!こっちに女子がいる!」


よりによってこんな肝心な時に長のやつらが!ぼくは銃を回してそっちを照準した。

撃つか!銃弾はもう四発しかいない!まだ自動小銃を持っているやつもいるし、地雷屋だってまだ死んでいない!

ぼくが迷っている間、こんどはマリアがぼくの上着を示した。


「あんたも脱げ!」

「分かった!」


ぼくはティーシャツを抜いてマリアに渡した。ぼくが銃を照準している間、マリアとナミはポテトキャノンを用意をした。


マリアは賢い人だった。一度見ただけで、うまくポテトキャノンを装填した。彼女はこれがどんな状況なのか気づいたのだ。

銃弾を無駄に使ったら中隊長のようになる。


「準備できたよ!」

「なら、撃てい!」


点火スイッチをマリアに渡したあと、ぼくは銃で地雷屋の止めをしようとした。

後ろでは轟音が聞こえて長やつらの「槍先」が悲鳴を上げるのが聞こえた。ナミとマリアはポテトキャノンに破れたコップやコーヒ瓶を入れて、それが破片になってやつらを襲ったはずだ。マリアはそれを見てぼくを誉めた。


「キャ!あんた最高!本当に頭いいね!」


後ろを振り向いたら、長の先鋒が倒れているのが見えた。


「気をつけろ!やつらには大砲がある!」

「二人がやられた!盾になる物を持ってけ!」


そして、後ろから聞こえた、自動小銃の派手な音が全てを食い入った。


「き、機関銃だ!外には機関銃がある!」


向うから長の部下たちの慌てた話声が聞こえた。やつらがいる位置ではここの状況が見えないだろう?ほら、いいじゃない?ぼくはどんどん詐欺師になっているかも。


まもなく銃声が終わった時、ぼくはサブバックからカーバイド爆弾を出すながら迷路の方へ叫んだ。


「銃を無駄に撃つなよ!ここの出口はぼくと女子たちに任せろ!爆弾があるから!」


やつらはもう風呂と迷路で地雷屋の爆弾に散々やられたはずだ。ぼくだって爆弾って言葉だけを聞いてもトラウマができそうだ。ぼくはそのカーバイド爆弾瓶の口に点火プラグを挟んでガムテープを回した。カーバイドが入れているボトルは点火しなくても、もうすぐ爆発するようにふくらんでいる。


ぼくはそれを迷路の出口に投げてすぐ爆発させた。出口にある死体に釘やガラスの破片に切れて肉片と血が手口のどころどころに飛び散った。それを見てナミはついに吐いてしまって、ぼくもお腹が悪くなるほどの光景だ。人を殺す事と死体をバラバラ解体するのは全然別の話だ。


しかし、この程度じゃなかったら長の部下たちに「爆弾への恐怖」を刺激できない。


「ちっ!こんどはじゃんとやるから、銃はやめてよ!」


まるで、向うで自動小銃を持っているやつらはぼくと組んだように射撃をした。


「おおおい!話聞いているのかよ!こっちはぼくに任せろって言ったじゃん!」


ナミはゲロゲロ吐くながらぼくを見て笑った。ぼくの猿芝居が彼女にはけっこう気に入ったそうだ。ぼく、自分も笑いが出る状況だ。


「くそ!女子たちのやつが機関銃を手に入れた!」

「カイロス様!どうしますか!機関銃ですよ!」


このやろう。機関銃じゃなくて自動小銃だ。銃声で区分出来ないのかよ?しかし、区分できるだとしても、やつらにはそんなに意味はない。やつらには弓や刃物とかの「冷兵器」しかない。

ようこそ、カイロスのみなさん。熱兵器の時代へ。


「森田!いまニヤリと笑う場合じゃないよ!」

「ふふふ、ハスタ、一々うるさいんだよ、君は。心配するな!さっきの手榴弾でやつは探知機を失ったよ。」

「私、ハスタじゃない!あ、それより探知機を失ったとは何の事?」

「その通りだ。自動小銃を持っているやつはでたらめに銃を撃っている。地雷屋と違って位置なんかなんにも知らない。」


マリアとナミの顔もちょっとだけ明るくなった。


「そして、ぼくには熱カメラでやつの位置をしる事ができる。」

「な、なら。」

「中隊長と力を合わせたらあの橋を渡る事が出来る。」


マリアの目が赤い橋に回った。欄干もない赤い橋。そこで一歩間違ったら1層まですぐバンジージャンプするんだ。ナミとマリアの不安がもっと大きくなったらそれはそれで困る。


ぼくは今更あの森に感心した。例え、19層の猟師がない戦場だとしても、彼女たちをよくもエレベータがあるどころまで導いたな。森は最後までこの人たちのために犠牲した。


「森、やっぱりてめえは許さない。最後まで無駄に格好付けて・・・・。」


ぼくは余ったカーバイド爆弾を迷路の出口に勝手に投げた。点火プラグはもう回収して、それはランダムで爆発する爆弾だ。水ビンの薄いプラスチックではカーバイドガスの膨張を持たないだろう。


「もう爆弾だ!爆弾が爆発する!」


ぼくはカーバイド爆弾を投げたあと、テーブルの木版をマリアに渡して彼女に言った。木版はちらと見たら人と似ていた物だった。

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