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赤い糸の上で


「まあ、特典で女子狩りをするにはあんまりよくない物ですよ。これを見てもどんなアイディが女子なのかまったく分からないから。」


当たり前だろう。アイディで女子だと特定出来るアイディの名はあんまりないから!


「それはそれは。けっこう、苦労をさせたな。」

「まあ、いいですよ。やっとこんなに可愛いオモチャも二人を手にいれたから。」


地面を這うながら、ぼくはやつの話を聞くだけでも身震いがした。くそやろう!地雷屋は今、ナミとマリアの近くにいる!ちょっとだけどマリアの声が聞いた来がした。


「って。取引はなんですか?主催側さん、まさか世間話をするために私を呼んだんですか?」

「いやいや、本論だけを言う。そこに太田企業のオンゾウシがいる。」

「ほお、あの太田企業ですか?全国的な食品メーカの?」

「そう。やつを殺せ。」

「へえ、ずいぶん、らしくないんじゃないですか?わざわざターゲットを教えるなんで。」

「それが面白い部分だ。やつはアイディがない。あんたの探知機に表示されていない。太田やつの残

高と動産を半分分けで。これなら理由になるのか?」

「ははは、主催側さん、面白いよ!」

「こっちも事情があって、管理職ってまあそんなもんだろう。」


地雷屋はあははとぼくの冗談に笑った。

その瞬間どこから中隊の口笛信号が聞こえた。あの廃虚の激戦でも19層の戦闘の前でも中隊長の部下たちがそう信号したのをまた記憶している。それは「攻撃準備が終わった」と言う信号だった。


中隊長はぼくが無線機をソナーとしてやつを探しているだと気づいたのか?むしろ、中隊長の笑い声で地雷屋をさっきに発見したかも知らない。


ぼくはもっと心急くなった。地雷屋はナミとマリアと一緒にいて、中隊長が銃を撃ったらナミとマリアも銃に撃たれる可能性がある!


ぼくが慌ててまた地雷屋になんかを言おうとする時。


「はい、茶番は面白かったよ。ドペルゾルトナーさん。」



え?




「な、なんの話だ。」

「主催側は無限定で喋る方じゃないですよ。君も取引をした「強者」ならそれを気づいているだと思ったのに。残念ですね?」


ぼくはすぐ自分がどんなミスをしたのか気づいた。やつが言う通り主催側は限定時間があって自分たちが必要な話だけ言った。くそ!もっと時間が必要なのに!ぼくは拳を握るように無線機を握った。

そして。


ピイイ─!


ぼくが待っていたハウリングの音だ。


「え?なんで?え?」


地雷屋も思わなかった事に始めて慌てた。ハウリングは短いだったけど、やつの方向がどこなのか分かるには十分だった。


相変わらず水蒸気だらけだったか、ぼくは向うに銃を照準した。実はぼくは無線機を持っているやつの姿をばっきりと見ている。やつは太いパイプの向うでいる。パイプのせいでやつの全身は見えないが、この距離なら撃つことができる!


「やっぱり、産業用、丈夫で頼もしい。」


さっき、クレイモアが爆発した時、ぼくは不意に熱カメラの操作ボタンを押した。しかし、その押したボタンが実に絶妙だった。


産業用の熱カメラは「探知温度の範囲」を選択出来る。この熱カメラはもっと熱い製鉄所でも使えるモデルだ。


つまり、この熱カメラは水蒸気地獄でも人体の熱を周辺を区分して表示する事ができるんだ!ハウリングはやつの大体の位置を探すための切り札で、本当の切り札はこの熱カメラだった。


ぼくは水蒸気の向うでオレンジ色で光っているやつに銃を照準した。やつの周辺には誰もいない。ぼくは笑うながら引金を引いた。


あちゃ、この銃、ちょっとだけ曲ったいるのを忘れた!


熱カメラで見たら銃の前には赤い煙が爆発する。その煙から出た銃弾は熱カメラには映っていないが、パイプにぶつかれてばっとオレンジ色のスパークを残してパイプの向うに消えた。


「な・・なんだ!このやろう!」


始めてやつのため口を聞いた。熱カメラでは複雑なパイプのむこうに地雷屋の体が倒れる姿が見えた。パイプに当たっただけど、なんと銃弾は地雷屋の足に当たったようだ!ラッキーパンチって事さ。


「森田!なんの事だ!」

「長!地雷屋を撃った!こっちだ!」


「こっち」だとしても、やつが倒れたどころパイプの連子の向うだ。ぼくはパイプの隙間に熱カメラを移して銃をまた照準した。しかし、複雑なパイプのせいで倒れたやつをまた直接に照準は出来ない!

地雷屋は地面を這ってどこかで消えてしまって、やつの話だけが聞こえた。


「このくそともが!所詮クズはクズだといったのに!」


本当に悪口をしたいのはこっちだ!やつをほぼ捕まえたのに目の前で消えてしまった!このままじゃマリアとナミが危ない!

ぼくはあわてて無線機の周波数をすぐ118.00に合わせた。


「おい!ナミ、マリア!返事しろ!」


無線機のキーを押して話した瞬間。


ピイイー!


また、ハウリングだと!ハウリングはぼくのすぐ側だった。

地雷屋を追うか、ナミとマリアに行くか。


今度の選択はあまりにも簡単だ。地雷屋はどこに逃げても銃に撃たれたら出血で死ぬ。ここはナミとマリアにいくべきだ!どうせ、彼女らの安全を確保出来ないのなら、やつを殺しても意味がない!ここでいる敵は地雷屋だけじゃない!


ぼくは迷わずにコーナを回った。そして、すぐナミとマリアが見えた。


「おじさん!おじ!あ!来た!来たよ!おねえさん!おじさんだよ!」


ナミはハウリングが聞こえる無線機にずっとぼくを呼んで、ぼくを見て涙を零した。二人とも無線気のキーを押したままだからピイイーと耳立つな音が聞こえた。


「ナミ、大丈夫、こっちにおいで。」

「だ、だって。」


ナミとマリアは凍ったようにお互いをたきしめて立っている。え?どういう事だ?


「大丈夫。地雷屋はぼくが銃で撃ってどっかに逃げたよ。おい、マリア。てめえまでなにをしている?早く、森、いや秀さんと合えたいんじゃないのかよ?]


彼女たちは返事しなくてその変わりに自分の足下を一緒に見つめた。ぼくの背中に氷水がながれるようだ。


まさか!


よく見たら彼女らの足下になんかが見えた。それはなんかのピンだった。まさか!ナミとマリアはまた崩れるようにお互いたきしめているだけだ。


「おじさん。」

「おじさんじゃないって言ったんだろう!」


あちゃ!ぼくも思わずに大声が出た。くそ!森田ゆう、おめえまで慌ててどうする気がよ!落ち着くんだ!もっと落ち着かないともっと危ない!


「ナ、ナミ、ごめん。ちょっと、ちょっと慌てただけだ。」

「お、おじさん。私たちこのまま死ぬんですか?」

「バカな事言うな。絶対死なないから安心しろ。絶対に動くなよ。ぼくがなんとかするから。」


安心?ぼくだって慌てているのに彼女たちも安心なんか出来るわけがない。ぼくはこれ見よがしに地雷屋が落ちた「安全ピン」を拾い上げてそれを見つめた。


今、ナミとマリアは地雷を踏んでいる。


地雷屋は彼女たちをどこかで縛ったりしないで、地雷で彼女らをここで「監禁」された。確かにこれなら絶対に地雷屋の手から脱出なんか出来ない。


「お、おい、解体出来るの?や、やつはそれが出来るって言ったよ。」

「マリア、一旦みよう。」


ぼくは無線機を戦術ベルトに戻して、彼女らの足下をよく観察した。マリアは今スカートでからこんな状況でもちょっと恥ずかしがってる。


「心配しなくてもいい。自慢じゃないけど、ファミレスでセクハラ教育をじゃんと受けたから。」

「そ、それって冗談?だ、だっさい。」

「だっさいでも仕方ないよ。ナミによるとぼくはおじさんだから。おっさんがだっせえのに文句あるのかよ。」


マリアはあきれてプッと笑った。ぼくは下に居て彼女たちの足下を見た。


この機械室の地面は下水道の蓋ような穴が開いている鉄板だった。マリアとその鉄板の穴の間には少し隙間があって、そこで地雷の先端部が見えた。先端部の「足」がカメラの三角を逆にしたようでマリアとナミの靴についている。


これってどうして解体出来るのかよ。ぼくは軍の経験もないし、地雷を解体した経験なんかあるわけがない!もちろん、YOUTUBEでは地雷を解体する動画は一杯あるけど、先端部を見ただけで、これがどんな地雷なのか素人のぼくは分からない!


そもそも地雷解体って専門的な知識と経験が必要な事だ。そして、彼女たちが踏んでいる種類はぼくだって危険になるかもしらない。


「二人ともよく聞け、ぼくが知る限り踏んで爆発しない地雷って一つしかいない。」

「な、なんですか?」

「そ、そう何だよ?」


ナミとマリアが不安な目でぼくを見つめた。ぼくはどう話をするかよく分からない。

現在戦の地雷って踏んだらすぐ爆発する。映画の見たいに踏んだあと親切に解体する時間をくれる地雷なんで今はない。踏んだら即時に爆発して結果を見るほうがいいからだ。

しかし、現代の地雷にも変種はある。


それが「跳躍地雷」って物だ。


この地雷は踏んだあとスプリングや爆薬で1メートルほど「跳躍」して周辺に鉄球を飛び散る。クレイモアと似ているが、その悪辣さは対人地雷の中でも悪名高い。

つまり、彼女たちが足を抜いたらこの周辺にいる人は全部殺される


「お、おじさん。」

「あ、あ。ちょ、ちょっと時間をくれ。これって」


ぼくは安全ピンを持って彼女らを見上げた。


「おい、率直に言ってくれよ。私たちどうする?この地雷はなんなのよ?」

「跳躍式で足を抜いたら、下にある地雷が飛んで全ての人が殺される。」

「な、なら、どうする。」

「ぼくには解体出来ない。」

「な、何でもいいよ!な、何とかしろよ!」


ぼくは首を横に振るだけだった。ナミとマリアは涙まみれになってぼくを見下ろしたか、ぼくもなんの方法はない。


そして、マリアがぼくの肩に手を上げてぼくを真面目に見つめた。


「なら、こうしよう。ナミだけを秀さんに連れてって。」

「おい、マリア。てめえ何をする気だ!」

「どうせ、死ぬのなら。」


マリアはなんと自分のアイディをスカートのポケットから出してぼくの首にかけてくれた。


「どうする気だと言ったよ!」

「どうせ、死ぬのならもっと格好よく死にたいよ。」

「マリア!」

「ナミを守ってください。お願いします。」


マリアはぼくに頭を下げたあとナミの背中を押した。ナミはしおしおとぼくの側で倒れた。ぼくが思った通りあの地雷は跳躍地雷だった。


「お姉さん!え!」

「行け!ナミ!あのおじさんが秀さんに送ってやるから。おじさん!何をしている!君が言ったんじゃない?周辺の全てが危ないって!」


この生意気な女子高生がこうするとは思わなかった。


「早く!この声を聞いて誰が来たらどうする!早くここを離れて!」


マリアも完全に崩れる直前だった。彼女はそうながら笑ってぼくらに早くこの場から離れると手まねをしていた。


人間の価値って本当にアイディだけでは表示できるのかよ。


見た目ではためな人だったマリアがナミのために犠牲をしようとする。ぼくだってそんな考えすらできかなったのに、あの女子高生はハスタのように。ぼくはふっと恥ずかしくなった。なぜ、ぼくが彼女の変わりに地雷の上に立たないのか?

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