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かぞく


二、三発の実弾が猟師の身につけた火のせいで勝手に激発された。ぼくはやむを得ずに勝手に激発される銃弾を避けて、地面に落ちた実弾を握って岩に走った!くっそ!猟師のベルトポケットには十分な銃弾があったのにあんなに全部激発されている!


死んだ猟師につけた火は彼の全身をマキ木ように食い入った。アイディも火に燃えてアッという間に黒いプラスチック廃棄物に変えてしまった。アイディはどうでもいいか、猟師が持っていた装備は惜しい!


「你敢背叛我!我相信你了!因为我觉得你就是才发现的可以相信的同伴!真没想到背叛我!」


中国人がぼくにダダダー機関銃を撃つように何かをいった。


あちゃ。これも忘れたな。


ぼくの前には「たいまつ」を持っている中国人が立っている。猟師が彼を撃つ前にぼくが猟師を攻撃したようだ。ぼくはゴッソリと銃剣がつけていた村田銃を彼に回した。


中国人は銃を見てぎっくりして一歩後に引いた。ぼくは彼の様子を見てあざ笑った。


「ふん、あんたら中隊に加担したやつを許すだと思ったのか!」


彼は日本語を全く知らないようだ。けれど、中国人は逃なくてそのまま悲しい目でぼくを見つめている。彼が感じている感情は悔しい気持か?いや、彼の目はそんなんじゃない。

言葉で説明できない悲しい目だ。


ぼくもちょっと気が咎めていてやつを見つめた。どっちにしてもぼくは彼をおとりして利用した。

中国人は悲しい目で燃えている19層の猟師とぼくを見つめた。一体、何を考えているのか?ぼくが自分を裏切ったのを恨んでいるのか?


その瞬間、彼は服に手を入れた。

武器か!


ぼくはビックリして装填しない小銃を中国人に照準した。彼はぼくが銃を照準する姿を見ても、両手をあげて何もないだと見せた。こいつ一体なにをしたいのか?


そして、中国人はゆっくりとシャツのポケットから何かを出してぼくにゆっくりと見せた。見せた物はぼくの予想外だった。


「か、家族。」


中国人は下手な日本語で手にある「写真」を指さした。


「か、家族。」

「家族?」

「家族。连长也不能杀掉那怪物、连一个人也不能杀了。可是,你杀掉了。」


彼は倒した猟師の屍体を見つめてぼくになんかを必死的に説明しようとする。何を言っているんだ?


「我看这情景,我觉得你终于得到最后的一席。所以我把运命拖给你。请,把这个照片儿和我的消息、转交给我的家族。」

「おい、あんた分からないよ。」


ぼくはそろそろ、もう一人の猟師が心配になった。残っている猟師もこの状況を把握したようだ。しかし、中国人はバカ見たいに自分の手を指さしてなんかを言っている。


「我的出血不寻常,所以你一定转交我的消息,かぞく。かぞく。」


家族?


彼はずっと下手な日本語で「家族」を言ったあと、持っている写真を指さした。ぼくはその姿を見てこの状況どこかで見た事があったと気づいた。


ハスタ!この中国人はぼくに!

名前をほかの「家族に」伝えてほしい。


あ、家族に伝えてくれ!


彼は涙を零して写真の子供を指さした。


「我的儿子。」

「あんたの息子か?」


ぼくも不意に涙が出た。中国人は無理やり笑いを見せながら必死で説明した。


「む、むすこ。I LOVE YOU.」

「息子に愛してるって伝えて欲しいの?」


一瞬、言葉が通った感じだった。


ぼくの立場からは中隊はまさに悪の軍団だった。今までこの中国人も負傷されて悪の組織の「組織員1」しか見えなかった。ペルの死も、ももりんと分かれたのも全部、中隊のせいだった。

しかし、凶悪な悪の軍団の構成員にも家族はいる。


写真の中には息子もいて、親もいて、全家族が明るく笑っている。金持ちには見えない。けれど、この中国人の家族はみんな笑っている。


この建物が善良だった彼を変わらせたのか?わかんない。中国人は顔を包んで嗚咽するだけだ。

「家族、あんたが死んだら伝えてくれる。勝手に死ぬなよ。」


この中国人、変な仲間になるのか?まあ、話は通じてないか、よくやったら利用できるかも。


「あ、ありがとう。」


彼はぼくの話を聞いて明るく笑うながら首を振った。そして、彼は首にかけていた、アイディをぼくの前に落した。


「え?どういう事だ。何をしている?」

「地址也在这儿。」


その瞬間ぼくは中国人の行動を見てちょっと混乱になった。そして、中国人はたいまつを持ち上げて、植物園の中央に走ってしまった。


この建物で「アイディ」をくれる行為の意味は一つしかない。


アイディは他の人が持っていたら「精算」できるから、殺してもなんの問題はない。つまり、アイディを渡す意味は自分の命を君に託すって意味だ。

ぼくは彼のアイディを見て急に叫んだ。


「おい!ちょっと待って!何をしている!」

「你已经答复了!你要信守诺言!」


彼はまた自ら「おとり」になった。中隊なら猟師が二人組だとは分かっているはずだ。彼はぼくがその一人を倒したのを見て、ぼくに家族への「よろしく」託して自らおとりになった。


彼が残した写真は周辺の木の枝に刺されている。アイディと写真。ぼくはそのアイディと写真を震える手で広いあげた。


アイディの証明用の写真も彼の息子と一緒に映っている。ぼくはその写真を見て涙が出てどうすればいいのか分からなくなった。


血が一杯付けているアイディ。


この血は負傷した彼の手から流れたようだ。血はまた熱くて固まっていない。その出血量をみて、なぜ彼がそんな判断をしたのか分かった。


あの中国人はぼくが猟師の一人を倒した事を見て、ぼくに彼の「名前」を託したんだ。

さっきはぼくに騙されておとりになったが今度は自分が選択した。


一体どう読めばいいのか分からないアイディの名。


「こんなの卑怯じゃん。こんなの。こんなの。」


ずっと憎んむ事が出きるのならこんなに悔しくはないだろう。中隊はその中隊長はもちろん、その構成員も全部悪の組織だったはずだ!そんな中隊を全部殺したかった!


ぼくは中国人に意外な一撃を受けてどうすればいいのか分からなくなった。

話もろくに通じてないのに、親として自分の息子に伝えろうと話が、彼の悲しい目と合わせてぼくを刺すようだ。


善悪は誰が決めた物なのか?


あの中国人は善か悪か?


涙が中国人の血まみれなアイディの上に落ちた。鮮血と涙が混ぜて透明な紅色になった。


「喂!同伴的!就这边儿!我看到了!」


今、中国人はたいまつを持ち上がって、天井のどこかを示した。ぼくはふっと目が覚めて、中国人が示した場所を見つめた。複雑な植物園でもたいまつはよく見えた。彼はなんか喜んでいる。

その瞬間タアンーと銃声が響いた。


「おい!」


名前も知らない。


ぼくがやらせた事じゃないのに勝手に。勝手にぼくに願いを託したあの中国人は、ゆっくりと後ろに倒れた。彼は口から血を飛び散る間にもぼくがいるどころを見つめて、中国語でなんかをいっている。


彼が言いたい事はどんな事なんだよ!

あのどころに猟師がある?或いは家族によろしくと言付ける?


分からない。


けれど、中国人が猟師の位置を知らせたのは確かな事だ。ぼくはたいまつが落ちているどころをじっと見つめた。


彼は犠牲した。もちろん、負傷されて希望がない事もその決定に影響をくれたも知らないが、その選択は彼がぼくの仲間だとしてもなかなか出来ない選択だ。


「くっそ、無駄にはしないから!あんたの願いちゃんと渡った!ぼくが!必ず!」


ぼくはガチャーと村田銃の遊底を引いた。実弾はだった九発しかない。ぼくはその一発を薬室に入れた。


村田銃は中隊幹部の情報とおりに単発式で初期の物だった。弾倉はない代わりに故障する部品が少ないので操作も素人であるぼくには簡単に操作できる物だ。


銃弾を入れてガチャ-と遊底を元に戻ったら装填は終わり。


銃弾が少ないのが気にかかる。もっとあればいいのに大分の弾薬は猟師老人と一緒に燃えて勝手に激発された。


今もタアンーと猟師の屍体から銃弾が激発した。銃声が響いているのを聞いて猟師の仲間は様子を見ているようだ。もしや、ここの状況を知ったら一気にぼくも階劇しただろう。


一人になった猟師はあの銃声が火で激発した事じゃなく、きっと素人が勝手に撃つ事だと勘違いをしている。ぼくはその疑心の火に油をかけた。


「おえめえら!さっさと動け!ぼくは銃を持っている!話を聞いてないやつは殺してやる!」


タイミングよくに銃弾が激発された。玉将のやつらと中隊の突撃はもう無為に終わったか、仲間を失った猟師には突撃の恐怖は以前とは違うはずだ。


一人だ。


そんな孤独さと喪失感はぼくは誰よりよく分かっている。ずっと一人だったから。

今、ぼくは小銃を手に入れたが、地形が相変わらず不利だ。あいにくにぼくに残っているのはだった


九発の銃弾しかいない。


また猟師をあの場所から引き下がる方法は一つしかない。ぼくはマッチと油の缶をゆらした。残った油はまた火を付けるには十分だ。この缶で穴をあげたら、さっきように花火ショーが出来る。

ぼくがさっきの岩に背を寄ってカンに穴を穿つ瞬間だった。


急に天井から「スコール」見たいに、大量の水が飛び散った。水量はその水圧で一気に、猟師の屍体に付いている火を消すほどだった。ぼくも落ちている水の爆弾で首さえ上がる事が出来なかった。


え?水だと?


みんな水であんなに上の階で苦労をしたのに。水のせいで殺人まで何気なく発生したのに?

え?そんなに飲みたかった水が勝手にボンヤリしているぼくの口に入る。

甘くて涼やかな水だ。


ちょっと消毒薬の臭いがしたか、飲んでもいい水だ。水ってこんない涼しいだったのか?水ってこんなにうまかったのか?


遠くに中隊の兵士も、玉将のやつらも全部、手を上げて空に祈るように水を飲んだ。

ぼくも大量の水で全身を叩いて、呆気に取られた。そして、ぼくの手にある物を見て突然頭が来た。


この水は自然ではない。これは元々「スプリングクーラ」施設から噴射した水だ。


つまり、「主催側」には人が水不足で死んだり殺されたりするのは何にもない事だ。むしろ、そんな状況を望んでいる。


そんな証拠で考えたら主催側には植物園が全焼するのかもっと心配だ!これ以上、ぼくが火をつけたら「殺し合い」ゲームもなにも出来ないから。


主催側は見たいのだ。焼け死じゃなく、競走馬が殺し合う場面を。

生々しく殺す光景を。


人ってこんなに狂ったものなのか?人は?


ぼくは水の中で考えている間、激しい水の洗礼はすぐ終わった。もう、木に燃え移った火は消えて、

猟師の屍体の火も消えた。


周辺はスコールが降りた後のジャングルように静かになった。水玉が木の葉でぽつりぽつり落ちでこつこつ声が聞こえた。以前より完璧な静寂だった。


一体どうなったのか。だった、数秒のスコールで19階の状況は完全に変わったようだ。ぼくはスコープに目をつけて周辺の状況を見ようとした。


「くっそ。落ちた時、壊れたのか?」


運がよくなかった。銃は異常はないようだか、スコープの方はレンズが完全に壊れて何にも見えない。これはマズイ。最悪の場合では、敵はぼくを見えるがぼくは敵を発見しない状況になる。


そうでなくてもぼくは銃を撃った経験すらない。切り札のマッチとライタ-油も主催側の反応をみたら使えない。くっそ。玉将と中隊を突撃させる事も出来ない。ぼくは自分の力で19階の亡霊と戦わなきゃならない。


銃。


あ、そう言えばそうだ。ちょっと忘れたが、拳銃はどうなったんだ?最初で激発されなかったのは理解できる。しかし、何故二度も装填したのに発射されなかったのか?

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