一発逆転
どんな層で戦っても銃を持っている猟師二人は危ない。猟師たちの実力を見たら、やつらはどんな層でも自分達の縄張りに作る可能性が高い。
カジノ、アクアリウム、砂の記録室。どんなどころでも猟師の方がもっと上手に「狩り」をする狩場に変えるはずだ。ここでなんとかしなきゃきっと後で後悔するはずだ。
「この方向で来るさ。この層の全員が突撃した状況で戦力を後ろに回る余裕はないから。来るならこっちだ。」
中国人がぼくの話を分かるかどうか分からない。彼はただぼくが指さした方向を見ている。
今の状況は、ぼくと猟師たちがこの19層を将棋盤としてゴマを移動していると同じだ。
将棋と差異が一つあれば、敗けた方は殺されるだけかな。こんな考えまでするほどぼくも大物になったじゃない?ま、死んだらどうでもいい事だけど。
いつ来るのか。
攻撃より守備のほうが有利なのは確かだが、心理的にはどうかは分からない。ただ、待っているのは耐えられない。死を待っている死刑囚の気持がこういう物かも知らない。
猟師の二人にはこの19層を諦めて撤退する方法もある。突撃を鎮圧したあともっとゆっくりぼくらを狙う可能性も高いんだ。この戦場も変数が多いのでよく予想出来ない。
そして、何一つ万事がぼくが思った通りなれる訳がない。昨日の追撃戦の終りでペルとももりんを続きに失ってそれを痛感した。
偉そうに見えてもぼくはただ無力な素人だ。高校二年の時と同じだ。ただぼくが出来るだけのベストそ尽くすだけ。
ぼくが岩の後ろで「機会」を待っている間、玉将の突撃はどんどん虚しく終わっている。
大叫びももう聞こえないし、むしろ負傷されて悲惨な呻き声が風に乗って聞こえるだけだ。
「喂喂,那边儿!」
中国人は今度も上を指さした。
何か来る。
中国人が見た物も猟師のおとりなのか?
いや、今度は人の影がうすうす見える。
その動きは人形じゃない。
ぼくは中国人に別の方向を見ろって手ふりをした。機会はやっと来てくれた。
ぼくの頭にはゲームの「ボス戦テーマ」が勝手に響いている。19層のボスがやっと出た。猟師たちにはこの岩がすごく目障りな物だっただろう。
我慢するのんだ。
もっと、確実な位置まで引くのだ。
拳銃、矢、どんな武器でも一撃で倒さなきゃその後はぼくがやられる。彼がくれた「切り札」がぼくの手の中でカサカサしている。
猛獣が草食動物を襲うように猟師は気配を隠して動いている。中国人はしきりに猟師が接近する方法を横目でちらっと見た。
これじゃ!
ぼくは鉄板を叩いてでたらめな中国語を喋った!
「アイライヤ!ヤラウラグヤ!」
それと共にタイミングよくに全方で悲惨な悲鳴が上げてぼくも中国人もそっちを見つめた。
悲鳴があげた方向でも中国語が聞こえた。まさかぼくから通信をしていると錯覚したのか?
相手はプロの猟師だ。獲物の気配を異常を感じるのも彼には容易く事だろ。特に19層で人間狩りをした彼にはもっと。
まさに、全身の血が凍っているようだ。
猟師は来る。
それは動物的な「感」だ。
ぼくは高校二年の時からウサギや鹿などの草食動物見たいに生きていたから、逆に敵意をもっと明確に感じられる。
やつらの目にはぼくは不安要素だ。狩人として危険なやつをそのままほっておくのは、この後の状況でもあんまり得はない。
来る。
ぼくは掌にある物を握った。
ここでクイズ。
ぼくが握っている切り札はなんだ?
ヒントは何個あるよ。
1.ここは「燃える物」がたくさんある植物園。
2.中国人がアイテムとして持っていた物。
3.新人狩り、「秀平」が残したアイテム。
ぼくは準備した「切り札」に「火」を付けた。中国人がぼくにくれたアイテムは、保険会社の「営業用のマッチ」だった。
周辺で掻き寄せた、乾いたつたや枝に秀平のアイテムである「ライター油」で猛烈に燃え上がった。火はライタ-油をぶっかけた周辺の木と枝にも燃え移って、煙と火のカーテンにぼくたちは隠くれた。
「くっそ!この生意気なガキが!」
どこかでじゃんと起った老人の話声が聞こえた。
暗視ゴーグルって強い光りが弱点だ。
しかし、光りじゃなくてもこんなに濃い煙では無用だろう!ぼくは服と木の枝で作った「簡易たいまつ」を中国人に渡せて、やつを背を叩いた。
「走れ!Threeで出る!ワン!ツ!スリ!」
中国人はたいまつをもってこの岩を走り出した。たいまつから煙がひどく立ち上って中国人はしきりに咳いて走り出した。
ぼくは動かない。
ぼくは岩に背をよって上を見ている。
中国人を先に行かせたのは単なるおとり策だ。猟師の暗視ゴーグルが一瞬無駄になったとしても、この岩を出たら簡単に識別される。
わざと「たいまつ」を渡したのも、猟師の注意を呼ぶ目的だった。すごく目立つ光景なのに、中国人はそれを疑心さえしてなかった。
中隊、てめえらのせいで、ぼくは自分の手でペルを殺した。例え捨てられた兵士だとしても、まさか本当にてめえに友情なんかを感じると思ったか? 中隊に加担したやつら全部ここで死んでもぼくにとってはどうでもいい!
猟師さん、あっちにてめえらの獲物が行く。
早く狙え!殺すのだ!
ぼくは冷たい目で元中隊の幹部が走るのを見つめた。よほど、目立つ標的だった。
ぼくはティーシャツを岩にある水に濡らして鼻と口を被った。熱気と煙で息が苦しくて煙が見に染みて苦しいが、なんとか耐えらなきゃ機会はこない!ぼくは必死で咳を我慢しながら上を見た。
猟師の姿はまた見えない。しかし、ぼくは猟師がその上で待っているのを確信した。やつはいる!
そして、一つ幸運がぼくに近づいた。全く偶然だった。
ここの天井にもうすうす戦況を見せる用度の照明があった。その照明のすぐ下、なんか変な金属が微かな照明で光っている。すぐ直前でも発見しなかった物だ。
あれは銃口だ!
木の葉に隠れて銃口だけを取り出して、あの不運な中国人を狙っている。銃口を確認した以上、そこに猟師の一人がいる事は確実だ。
以外に手にいれた幸運にぼくの手はブルブル震えている。
距離は約10メートル!
猟師は確実にぼくと中国人を始末するために接近した。突撃を止めたあと、自慢した理由もある!猟師は「何をしてもどうせ獲物だ。」とか考えているはずだ。
ガチャ-。
猟師は余裕満々に銃の遊底を引いた。やつが遊底を動くのを見て、ぼくは準備した切り札中の切り札を出た。10メートル遠くで猟師がむにゃむにゃ行っている話声が聞こえた。
「走れ、もっと走れ。くたびれに倒すのじゃ。」
このサディストが!
ぼくはとっくの前に周辺のY型の木の枝に自転車チューブをかけている。まるで大きなパチンコ投げ装置だ。そして、猟師が引金を引く同時にぼくも自転車チューブを放した。
矢じゃない。
ぼくが放したのは穴が開いている「水ボトル」だった。そのボトルには小便と混ぜたライター油でその穴にはとっくに火がつけている。
「どうだ!こんやろ!夏の花火大会だ!」
小便と混ぜたライタ-油が猟師が隠れているどころにまさに「火の雨」を散らした。
ライター油を使った切り札は見事に効いた。水ボトルは天井にぶつかれてカン-と軽い音を作れて下に落ちた。ボトルが落ちたどころも火がつけて燃えて来た。名も知らない木や熱帯植物が油によって猛烈に燃えている。
そして、その火の地獄からドン-と何かが落ちた!
「このくそったれが!おいい!火が!火がああ!」
猟師は意外な攻撃で驚愕して、豚みたいにがみがみと叫びを出した。
「おいい!助けてくれ!助けて!」
ぼくは顔にティシャツをかぶったままそっちに走り出した。この機会を失ったら絶対に二度は来ない!木から自転車チューブを放して矢をかけた。10メートルだ!やつは身に燃え移した火でこっちを見ていない!
9メートル!ぼくは矢を放した。
「ぐあああっ!このネズミがああ!」
放した矢は正確に猟師に当たったかそれは「致命打」ではなかった。むしろ、火に酷い目になった猟師にぼく自身の位置をやつに知らせたんだ!
くっそ!ぼくは最後に残した矢を自転車チューブに用意したが、極度に興奮したせいであわてて矢を地に落ちてしまった!
くっそ!ぼくに向けて銃口が回すのがばっきりと見える。猟師は全身が文字通りに燃えているのに、ぼくを正確に照準した。
ぼくは自転車チューブを捨てて、隠していた拳銃をだした。小銃がどんなに恐ろしいなのかは、数多い負傷者で骨に染みるほど分かっている。掠っても危険だ。ここで拳銃を使うのはちょっと惜しいが、今はそんな事に拘る暇はない。
「うあああ!銃はこっちもある!」
話にならない話をしたあと、拳銃の引金を引いた。
あら?
どうして?
え?ええ?
銃声は響いたかそれはぼくの拳銃ではなかった。猟師が撃った銃弾がぼくの側を通過して、後ろにある岩に当たってピンーと弾いた。
え?
今、ぼくの脳みそに残っているのはチリン、ガチャーとタアンーと言うタイミングだった。
猟師は村田銃を使う。猟師は銃弾をベルトにあるポケットから出して、ボルトを引いた。チリンと薬莢が飛ぶ音が聞
猟師は食指と中指に挟んだ銃弾を薬室に埋め込んだ!
この短い間、ぼくは猟師の行動を目に焼いた!また、ガチャ-が聞こえたら殺される。
ぼくの手も急いで拳銃の装填をした。ぼくの場合はもっと簡単だ。スライドを引いて元に戻れば、射撃準備は終わり。
その間にもぼくの足は本能的にやつに近づいている!小銃と違って、拳銃も近くにある方が有利だ。
また、ウェスタン映画のように猟師とぼくは各自引金を引いた。
「死ね!」
その瞬間、猟師に身でパッと火が燃え上がって、猟師の目を覆った。銃声はまた「一度」だけ響いた。猟師の銃は今度は天井を向かっていて、銃弾は天井のどこかを当たったようだ。また、ぼくの手にある拳銃は作動しなかった。
ガチャーとタン。
距離はもう5メートル。また拳銃を操作する暇はない。まさかこんな物を握って突撃するとは全く思わなかった!ぼくは最後の武器、キャンピング用斧を持って猟師を襲った!
猟師も銃を使うのか無理だと気づいて、銃に付けている銃剣をこっちに向かった。
「偉そうに殺し続けたな!食らえ!」
火で燃えている老人の銃剣なんか相手になる訳がない。ぼくは銃剣を斧で打ち飛ばしてそのまま一気に斧を猟師の首を切った。いや、切るより斧でぶっ殴るだと表現したほうがが正しい。
猟師の首は木が倒れるように左肩のほうに切られた。ぼくは切られた首にまた一撃を打って首は完全に切られた。
「小銃!」
ぼくは自分の狂暴さに驚いたが、それより猟師が持っていた村田銃を拾い上げた!
小銃!
ぼくの予想通りにやつは望遠照準器ースコープが付いている銃を持っていた。
小銃はぼくが飛んできた「火炎ビン」のせいでちょっとやかれたか、別に問題はなさそうだ。
この広い戦場でこんな狙撃銃があったら限りなく有利になる!あちゃ!喜ぶのは後でしてもいい!銃
弾!銃弾だ!猟師は首が切られたか、この、身は猛烈に燃えている。
このままじゃ銃弾も焼かれる!ぼくは急に死んだ猟師の身を探したか、銃弾を火がつけたポケットから出した時、火で熱くなった銃弾が勝手に激発された。




