狩場
え?
長と彼の仲間までその意味を分っていない状態だったか、ぼくは「村田」の名前を聞いてる瞬間首をひねった。
ハスタが言っていた「小銃」が「村田銃」だと?村田小銃は約100年前に開発された、古いボルトアクッション方式の小銃だ。
この銃は一発撃つ後には遊底を引っ張って、また押し込む動作が必要なんだ。中隊幹部が言った通り酒呑童子が持っている自動小銃とは比べないポンコツ銃だ。
そして、村田小銃は弾倉がないモデルで悪名高い物だ。つまり一発打ったら、また薬室に玉を一発ずつ装填するしかないんだ。
そんなポンコツであの「中隊の本隊」が陥落されただと?村田銃は銃だと言える事は出来るけど、中隊のあの人数を考えたらちょっと話がおかしい。
中隊は酒呑童子やつが流弾発射機を撃つ前まで頑強に抵抗した。だった、古い小銃で自分たちの大事な拠点を簡単に渡すなんで考えられない。
まるで、そんな疑問に答えるように中隊幹部は玉将と長たちをあざ笑った。
「ははは、何を考えているのか分かる。」
「おい、本当なのか?銃二本で敗けただと?あの中隊が?」
「バカだと思うだろう。しかし、あのやつらは本物の熊狩り屋だ。」
「熊狩り屋?」
「北海道で専門的に熊狩りをしたやつら。その以上は分からない。やつらは本物の狩人だ。マタギって聞いた事があるんだろう。」
そう言いながら、中隊やつはまた笑った。マタギは秋田県で有名な猟師集団の名前だ。まさか、マタギかよ!それはやばい!
「酒呑童子と同じ臭いだった。あの老人たちは。」
一体、二人の老人がどうやって中隊と戦ったのか想像すら出来ない。しかし、あの幹部はあの時の事を思い出してすごく脅えている。
「一体、あの老人がなんの小魚なマネをしたんだ?」
「ふふふ、19層はもうやつらがついた時から狩場になっている。」
「狩場?」
「そこに足を踏んだやつは老人たちの獲物になるだけ。老人たちは、ふふふ、人狩りの専門家だ。」
その答えは絶望的だった。熊狩りはどんな狩りより難しい狩りだ。実際に熊狩りをした猟師たちが19層という空間を狩場にしたら、どれだけ恐ろしい事になるのか?
ぼくは静かに19層の地図を見た。
そこには簡単に書いている。
植物園ージャングル。
ぼくはふっとハスタと目が合った。彼女も今聞いた話と自分が行った事がある19層の風景を思っているんだろう。上のテーマ公園ような雰囲気で推論すれば、植物園には植物が一杯あるかもしらない。
そこで銃を持っている狩人が目標を狙って隠ったらそれはやかましい。
いや、危険すぎる。
熊狩りと植物園。
二つ全然、縁がない言葉二つが結合して最悪な状況になるようだ。
長は首をひねって話続けた。
「相棒、これではマズイんだよ。19層からあの中隊も尻尾を巻いて撤退した状況らしいだ。」
「うむ。銃が二本か。相棒、けれど、おれたちもそろそろ食糧と水が危ないどころだよ。」
「水かよ。」
「最初に君のクラスメートに水を奪われたよな?それが結構厳しくなったよ。」
「ごめん。」
「相棒、もういいよ。ここじゃ、騙される方が悪いどころだから。」
「・・・・。」
長の相棒は意外にすっきりしたようだ。
「しかし、今の状況ではあの「キツネ」が欲しいな。君のクラスメートがあれば、19層攻略になんかいい手を考えるかもしらないし。」
「ああ、そうかも知らない。」
長は血まみれのコンクリート塊を持っているままなんか複雑な顔になった。
「どころで、このままじゃキツイよ。せっかく一緒に戦ったのになんの得もないから玉将の旦那も納得出来ないし。」
長の相棒は玉将の指揮者がいる方へ手振りをした。様子をみれば書店で始めた戦闘はほぼ玉将やつらと長の勝利に終わったようだ。しかし、ぼくは玉将やつらと長達の間になんか不穏な空気が浮かぶだと感じた。
長の話を総合すれば答えは簡単だ。
中隊の部隊が戦っている間、頭脳部はもう機械室を通って退却したようだ。玉将が中隊を狙ったのはただの恨みだけじゃない。
大分の物資は中隊の本隊が持っているんだろう。あ、長が「本隊」の位置に拘った理由はそのためか?
中隊は必要ない小隊を見捨てて重要な兵力と物資を出し抜いた。まるで、玉将のやつらは中隊の「清野戦術」に巻き込まれたようだ。
機械室で聞いた通りなら、やつらの精鋭である「先発隊」も水と食糧不足に困っている。当然、野戦部隊である他の小隊の状況は言う必要もない。
結局、玉将と長は敵を潰す事は成功したが、それはなんの意味もない戦闘って結論だ。
これじゃ、仲間割れが起ってもおかしくない。長とその相棒もそろそろそんな結果を考えているようだ。長はもう玉将の重要兵力を打つ準備をしてラクロスラケットを握った。
「本隊はどこだ。」
「分からない。」
「言え!」
長がせき立ても中隊の幹部は本隊の位置を言わなかった。
「ならば、あんたの左手を潰すだけだよ。」
長がもう一度コンクリート塊を持ち上げた時幹部はまた笑った。
「やはり、君たちの目的は低劣な物なのか。」
「ふん、てめえら中隊はもっといい目標でもあるのか?この建物のなかで?」
「理想。全人民の解放。」
「ふざけんなよ。あんたら中隊が理想とか偉い事を口にするなんで話にならねえ!」
長の相棒は鉄の刺を幹部の目の前で狙った。
「あんたら玉将も水や食糧はどうでもいいじゃないが?目的はアイディだろう。」
「それは・・・。」
「ならば、言えてくれる。300百万のアイディ。」
「300百万だど?」
雰囲気は一瞬かわった。食糧と水不足に悩んでいる玉将も長コンビも、300百万の数字に集中した。え? 300百万?
「300百万だと?」
「むしろ、300百以上の価値があるかもしらない.アイディの持ち主はとある企業の「御曹司」らしい。」
「なんだと!」
幹部は激痛でぶるぶる震えるながら玉将のやつらに「毒」を混ぜた。その毒はそもそもぼくが放した物だった。
300百万の持ち主って当たり前に太田の事だ!
「それ本当か!」
「部下の何人が確認した。ブログやツイッタ-でも結構有名らしい小僧だったと。」
そうだ!やつは自分の豪華な日常生活をツイッタ-で中継するようにアップロードした。
今日はどんな時計を買って、どんなレストランにどんな物を食べるって。いやでも、分かりたくないでも、やつがどう生きているのかぼくは知っていた。
ツイッタ-は当然に特定の人しか閉めている空間ではなく、全ての人に開いている空間だ。太田には自慢な日常がここではやつの足を引っ張った。
「もし、やつを人質にしたら?」
「ただの100万じゃなく、もっと以上も?」
長と玉将のやつらも幹部に近づいた。
「やつの位置は?」
「わからない。君よりさっきに19層の方へ逃げたかもしらない。」
幹部は案外で素直に太田の位置を教えてくれた。19層の情報と本隊の位置について黙している時とは全然違う。
そして、ぼくの耳にはその歌声とウンザリするほど聞いた「信号」聞こえた。まさか?
「やつの位置は?」
「しらん。部下たちが追っているのを見ただけ。確かな事はやつはここを通って下に向かった事だけ。」
幹部はわざと19層への道である、後ろを指さした。後ろには薄々な照明の向うに魔王城の入り口ように下へ続く道がある。
中隊に追われた太田は真っ先に中隊の防衛線を突破したようだ。中隊の本隊はあの機械室の迷路にあったし、他の連中は玉将やつらと激しい戦闘中だった。やつには下らない幸運が付いているかもしらない。やつはその空白を利用して19層に降りた。
太田はもう19層へ!
やつが生きている事実がぼくには幸運だった。今度は逃がさないぞ。
しかし、中隊の幹部が19層を指さしたのはただ、本当の「善意」とかじゃない。
「やはり、玉将てめえらの目的は低劣すぎる。だった、アイディに目が眩んでね。」
そのあと、幹部はなんか分からない中国の歌を口ずさんだ。この建物でも独特なめり張りの歌は遠くによく聞こえる。
長と玉将のやつらはなぜ中隊の幹部が歌を歌うのか分からないようだ。そして「通信」を終わったあと、幹部は大声で叫んだ。
「てめえらに偉大な計画を言えると思ったのか。偉大なる中隊に栄光あれ!リエンチョウ同志!ぜひ酒呑童子を越えて人民の希望になれてくたさい!」
それはなんらかの信号だった。どこからまた声が出てきた。
「私たちを襲った中隊の本隊だよ。」
ハスタの言う通りだ。ももりんと分かれたあと、中隊の追い手はすぐ後ろでぼくたちを追い掛けていた。
「あいつらは?」
「チュ、中隊だ!」
玉将やつらも変などころで出てきた中隊にびっくりした。中隊やつらは自分達の幹部を確認して中国語でなんかを叫んだ。
そして、ぼくが見た状況は信じられないほど残忍すぎる物だった。
「さっきの「栄光あれ」はやつらが希望のない時の信号だよ。」
「なら、やつは?」
捕まえた幹部は仲間が玉将のやつらの位置を発見する前まで時間かせぎをしていたようだ。そして、その目的を達成したあと、幹部は地面に頭を叩いて自殺した。
「玉将やつらの数は少ない!一気に押し付けろ!」
「玉将やつらは全部23人だ!銃はない!」
あの歌声は人数も数える事ができるのか?だった今ここにたどり着いたやつらが、ぼくたちより玉将のやつらの情報をもっとよく知っている。
あ、それに感心する場合じゃない!また戦闘が始まったらぼくたちにはここを無事に出る機会がある!仲間割れ直前の長たちにもこの状況はいい。
ぼくはハスタと下の階段に動いた。たとえ中隊やつらでも長が合流した玉将には相手にならない。
長が遠距離射撃を攻め立てる間、玉将の歩兵が中隊の追い手を機械室へ押し入れた。どんどんと大声が聞こえて人の叫びを聞こえる。ハスタとぼくにとってはこの状況は理想的だった。
ハスタは時々天井を見てぼくを導いた。
「何をする?」
「あ、天井には座標があるよ。前にここを通った時、発見したよ。」
彼女は天井で薄く光ってる「座標」を指さした。それがあったのか?彼女は暗い室内でもよく道を探した。その手係りが天井にあるとは。
天井には一定の間隔をおいて光る照明が光っている。よく見なかったら気づかないほど薄い光りなので、大体の参加者もそれが座標かただの照明か分からないはずだ。
よく見たら座標は碁盤見たいに見える。ぼくたち人間競走馬か囲碁のごいしとしで碁盤上においているのか?彼女は座標を確認してこのスカイラウンジの暗いどころを選んでぼくを案内した。
なぜその座標があるのか?今はそんな疑問よりここを離れるのが一番大変だ。下で降りる階段にたどり着いてぼくらは一息をつけた。ぼくたちが必死に道を探してる間にも戦闘はまた終わっていない。人が悲鳴を上げて、血が飛び散るのが遠くでもよくみえる。
人の人生ってこんなに虚しい事だったのか?
激しい戦闘を見てふとそんな考えが浮かんだ。玉将やつらは有利な位置に激しい攻撃をしていた。何人はこの意味のない戦闘で殺されるだろう。




