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激戦

「どーちゃん!もう何にもない!」

「わかった!そうなら!ぼくにも考えがある!」


元々この「砲」はパチンコ玉を投げるスリングショットだった。ぼくも一気に起きてパチンコ玉をチューブにかけた。


「え!これは!」


砲撃が終わったら、小銃を撃つ戦術と同じだ!どうだ!ぼく自分が驚くほど正確にパチンコ玉を敵に命中した。

中隊の兵士は手で顔を覆って倒れた。しかし、やつらには有能な指揮官がいて、一番恐ろしい事を命じた。


「やつらは投げる物がもうないんだ!攻めろ!もう勝利は近い!」


くそ!間違った。パチンコ玉を投げたが、やつにわれらの状態を知らせると同じ状況になった。まさか、あの命令をさせたやつが例の「中隊長」なのか?


ぼくはパチンコ玉で出来る限り敵の狙った。しかし、やつらは急に戦列を回復して物凄い気勢で前進した。やつらは「盾」をもっている!こっちにもっと重い物があったら盾なんか意味もないけど、パチンコ玉では盾をつぶすには十分ではない!やつらは木の扉を巨大な盾として前進している!これでは!

パチンコ玉は扉で飛び出ている!


「ペル!交代だ!君がこれを投げろ!ただの牽制でもいい!」


ぺルはチューブを受け取ってボンヤリと立っている。


「ぺル!死にたくないならしっかりしろ!」


ぼくはやつの尻を蹴ったあと槍をもって入り口を塞いだ。

ぼくの判断は正しい。本隊の命令が落ちた後、やつらの「先発隊」が入り口で現れた!あの憎むしい扉も一緒だ!


ぼくは闇の中でやつらが入り口で入る瞬間を狙った!きっと、やつらは女のためにそうするはずだ!そして、予測通りにやつが「盾」から出てきた。このやろう!


「げぇっ!」


槍はやつの喉を一気に貫通した。一瞬の隙間だか、それで十分だった。ぼくが持っている武器が何より槍でよかった。刀や斧ならうまく振るのが結構難しい。斧も言う出もない刀をよく使うためには何年がかかるわからない。


しかし、槍は違う。動作は刺す一つだけでリーチもあって初心者、特にぼく見たい素人にも有用な武器だ。ぼくはそのリーチを利用して中隊兵の隙間を狙った。


盾も無敵ではない。木の扉では数人の全身をかばうには無理で扉はそんなに大きくなかった。中隊兵の足の甲が見に見つけたあと、ぼくは足の甲を刺してそのまま押し付けた。これも時代劇ドラマでよく出てくる場面だろう?


足を攻撃されたやつは仲間を肩を引っ張って倒れてしまった。あいつにはもっと不運だったのは引っ張ったやつが盾を持っているやつらだったという事だ。


裏返した亀。


ぼくはやつの胸を刺した。やつらは石斧を投げたが、それよりぼくの槍が早かった。腹に柳刃が刺されて口からは血の煙を上げた。


「盾組」は全て三人、ぼくはその三人の急所を狙って槍を刺した。やつらの小隊長らしいやつはコーラ缶で作った「鎧」を装備していたが、柳刃の先は容赦なくそれを貫通した。やつは何かを言えるように手をじたばたか、ぼくはやつの喉をそのまま刺してた。


三人を続きに始末する時間はだった20秒もかからなかった。まるで、部屋に入った蝿を蠅叩きで圧殺する感じだった。ぼくよりぼくの「道連れ」の方がこの状況を見てもっと驚いたようだ。


「みんな、しっかりしろ!これは戦場だ!あんたら死にたくないのなら戦え!」


ぼくが冷静だと?冷血なやつに見えるだと?ここのどこで人情や暖かい人間関係がある?ここは戦場だ!


「秀平さん!あっちからは盾の側面が見える!頼むよ!ぺル!パチンコ玉を撃ってよ!当たらなくてもいいから!」


ぺルと秀平さん完全に恐怖に取り付かれてぶるぶるふるえている。むしろ、レディーたちの方がもっと根性がある。


ももりんは細い手でチューブを受け取ってパチンコ玉を投げた。その側にはハスタが弓を引っ張って矢を放した。二人の攻撃は有効打は少なかったか、牽制でも十分意味がある。


中隊のやつらは女の子たちの「射撃」を避けてぼくが守っている「門」にやって来た!入り口には照明があってやつらの姿がよく見えるどころだった。逆に外からみたらこっちに何があるかよく見えない! 


激戦だ。


ぼくは槍の長さを利用して入り口で入る敵を引き続いて刺した。闇の中で隠しているぼくは、やつらにはよく見えなかった。刺してまた刺す!どんどん手の感覚がなくなる。


一体、どこまでこんな状況が続けるが分からない。その上、盾をもっている組もそろそろ槍の存在を気づいて攻撃方法を変わった。三枚の盾がローマ軍団兵やスパルタ兵士のように揃って隙間を補完した。


隙間を狙っても無駄だ。もちろん、こうなるとやつらもぼくの槍を怯えている証拠だ。木の扉を挟んでやつらとぼくは神経戦をやっていた。


「ハスタ!やつらの側面を狙え!」

「分かったよ!」


今度は真面な牽制が入った。ぼくが考えた通りに盾の側面は無防備で、矢が飛んできたらすぐ反応があった。三枚の盾の中で狭間が見えた瞬間、ぼくの槍は盾組の一人を刺した。


やつらの布陣はまた破られて盾の向うから悲鳴が響いた。しかし、この攻撃すぐあとぼくも悲鳴を響いたかった。


包丁を縛っているアイディの紐が「盾」に引っ掛かって切られてしまった。その結果、柳刃が槍先から離れる直前だ!修理する時間もない!やつらは長いリーチの槍を怯えているのに、その槍に刃がない「ただの棒」だとしたら話にならねえ!

しかしラストの攻撃は・・・・。


「中に槍がある!チアン!」


また中国語に熟れていないやつがそう叫んだ。その「チアン」っていう中国語はもっと意外な事に繋がった。


チアン。

槍。


上げ潮ようにくる中隊やつらの動きが一瞬止まった。


「枪?什么枪?你们直接看到了吗?」

「どんな槍か分からない!ブズダオサンマチアン!」


え?やちらの対話をきいてどんな状況が分かった。これもYOUTUBEでMG-42の機関銃射撃の動画から知った豆知識だった!その動画のタイトルは中国人が書いたのでこう書いていた!


MG-42「机枪」实弹射击。


ぼくは中国語はよく知らないけど「チアン」って言葉だけは分かる!

中国では銃を槍って言うんだ!


つまり、コミュニケーションの混乱で連中の一人は中隊本隊に銃があうだと報告したんだ!

いい機会だ。

ぼくはがばと起きて拳銃を出した。そして銃の弾倉をわざわざ抜けたあと大げさにまた装填した!


「これは銃だ!本物だあ!」


カチャーと響く声もそうだし、ぼくはわざわざ銃口が見えるように窓で銃を見せた。


「こうなったら実弾が惜しいけど仕方ない!死にたいなら来い!見えるだろう!これオモチャではない!弾薬は少ないだか頭に風穴が欲しいやつはこい!」


完全に「ほら」だか本物の銃が出てやつらも非常に慌てた。やつらはさっき酒呑童子に散々銃と爆弾でやられた後だ。

中隊が「鶏肋」を諦める瞬間だった。


「銃の種類は!」

「はいっ中隊長どの!拳銃で本物らしいよ!」

「そうか。有意思。「他们」到底捣什么狗屁的鬼。枪?」

「连长,再次推一推怎么样?我们还有两三个新人队。」

「罢了。我们是不是还有更重要的任务?我要说一说哪个娃娃。」


話が終わったあと、向うから一人の姿が前に出た。あれが中隊長?薄い照明の下に一人背が高い人が手をゆっくりたたいて歩き出した。


「崭新的战法和准时的判断。我佩服佩服。您贵性!」

「中隊長どのはあなたの戦法と正しい判断で関心したといらっしゃるんだ!あなたの名前は何だ!」


さっき、中隊長のやつは日本語ができるんじゃなかったのが?やつはわざわざ通訳を通って話した。あ、それが?


権威。


中隊の中では中国語を話すやつとないやつを区分されている。その「頭」である中隊長が日本語で喋ったら権威が落ちる事になるんだろう。ぼくはやつの面子のため素直にぼくのアイディの名を教えてくれた。


「ぼくの名はドペルゾルトナ!」

「ははははははは!」


やつはぼくのアイディの名を聞いて笑い続けた。


「两倍兵?难怪你斗得那么好了。那,你怎么得到手枪了呢?你是什么东西?」


何もかも分からないが、中隊長の話からまた「チアン」が聞こえた。よく分からないけど、ぼくがどうやって銃を持っているのが問っているんだろう。ぼくは通訳を待たずに直接言った。

えびすは中隊長なら「とくとうせき」についてなんか分かるかも知れないだと言った。いい機会じゃねが?


「ぼくは特等席の人だ!死にたくないなら中隊長あんたも引き去る方がいい!」

「特等席?」

「そうだ!あんたなら分かるだろう!」


中隊長はまた掌を叩いて笑った。


「不必接触酒吞的饲料。走吧。」

「饲料吗?」

「是。这娃子就是「他们」选拨的献品。」


一体、何をペラペラ喋っている!中隊長はこっちを見つめて日本語で話した。


「特等席?それは自慢じゃね。てめえは自分がどう生きて来たのが考えた方がいい。」

「え?それ何の意味だ!」

「意味なんかてめえ自分が探せ。ここはいろんな「意味」を発見するにはちょうどいいどころだからな。」


中隊長は顔をあげてぼくを見つめた。ソ連軍将校の正帽を被っている人は金ぴかの前歯を光ってニヤニヤ笑った。


「後では鶏肋でも骨までカリカリと食べるから覚悟しておけ。」



ぼくはやつが残った言葉でビックリした。やつは状況を正確に見落としていて、その上にぼくが「鶏肋」状況を狙ったのも分かっている。ならば、それを知っているくせになぜ総攻撃をかけてのが。女の子だめに?いや、やつはそんなに単純な者ではない。


ぼくは後ろに背を向けたやつに叫んだ。


「あんたも覚悟して!針ネズミに触ったらただでは措かない事だと!」

「不错!这娃子很有意思。ははははははははははは!」


中隊長は笑い声と一緒に消えてしまった。やつが引き去った頃、大分の中隊連中も自分の中隊長を追い掛けた。


ハスタは緊張が解けて立っていた位置でそのまま座り込んだ。ももりんもチューブをもったままブルブル震えている。ももりんの手は血まみれで彼女が必死的に戦った証拠だった。


ぼくも落ちた柳刃を見てため息をした。中隊やつらがもっと強く攻めたら敗ける寸前だった。運がよかったのか、ないのが分からない。ハスタは折れた弓を見せながらぼくに問った。


「どーちゃん、これで終り?」

「多分。」

「安心させたあと、攻撃する方法もあるよ。」

「いや。そうだったら総攻撃をまたかかったはずよ。中隊長ってやつはこれが鶏肋状況だと見落としただから。」


やつが最後で残した言葉の意味はそれだった。しかし、ぼくはそれが全てじゃなくてやつらの退却はやはり「特等席」と関係あるだと思っている。やつが副官と話し合った内容が気になる。


「どぺるさん。水。」

「ありがとう。ももりん。」


ももりんは一番先にぼくに水を渡した。この中で一番苦労したと認めてくれるのが?ぼくは一口飲んでももりんに返した。


「あんたもがんばったな。」

「へへ。」


ぼくは彼女の頭を撫でたあと立ち上がった。ハスタも水を飲んだあと、ぼくに慌てて話をかけた。


「え?なにを?まさか?」

「心配するなよ。ただ、アイテム回収だよ。食べ物があるかも知らないし。」


ぼくは積っている中隊の屍体を示した。中隊やつらはほとんどの屍体を回収したがここにいる屍体は諦めた。


「ぺル。あんたはこれを修理して。」

「はっ、はい!」

「大声はやめろ。ここにはまた他のやつがいるかも知らないから。」

「はい。」


ぼくは壊れた槍を渡して、ペルは自分のアイディの紐で棒に包丁を絞めた。


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