19層
「ここよ。ここならしばらくは安全だよ。中隊もここは気づいていない。休憩室には比べないどころだけど。」
ハスタは一行をハウス・テン・ボス風の町から一階を降りて変などころへぼくらを導いた。
ここも上のようにテーマパークようなどころだった。ただ、上と違うのはここは全体的に「幕末」の
雰囲気だ。外は長屋が並んでいるし、そこには京都の清水寺の写真がある。
ぼくらがいるどころも「池田屋」だ。中には池田屋事件を説明するプレイトと、池田屋の一階を再現
している。
一体、なんだよこの空間って。何でこんなに無駄にお金を撒いたんだ?
これがある建物の中だとしても、こんなアトラックショんは絶対おかしいよ。もしかしたら、ハスタはこの空間についてなんか知っているかもしらない。
「本論から話す。情報を出せ。」
「約束が先よ。」
「それは無理。なら、ぼくはここで外す。」
ハスタはため息をした後ぼくを見つめた。
「分かったわ。何が知りたいの?」
「太田やつはどこにいる?」
「太田?」
あちゃ。ぼくはやつのアイディの名を忘れた。何だったけ?ここはアイディしか分からないんだろう。
あ!メロス!
友情と人間愛の象徴。
あれは絶対に太田と似合わないアイディの名じゃないが?自分のために自分の生命をかけて人質になった親友を持っている人。しかし、それが太田には皮肉に似合う名前だった。
やつのために犠牲した「セリヌンティウス」が高校の時から何人もあったから。
やつが警察に召喚されるそうな暴力事件が二度あった。それで必要な者が、変わりに警察に取り調べを受ける「影武者」だった。
それをやつは「セリヌンティウス」だと呼んだ。太田変わりに警察に出頭して、物語と違って「メロス」は戻らない状況で「セリヌンティウス」は処罰されて物語は終わる。
「あんた、何をボンヤリしているの?」
ぼくがちょっとだけボンヤリしている間、彼女が「カロリメイトー」を渡して声をかけた。
「あ、なにもない。ってこれはなに?」
「七人の侍の「米」って言うかとにかく食べてね。」
この女もぼくの心の声を聞いたのが?偶然に彼女の口にしたのはぼくが思った事だった。ぼくはカロリバランスを受け取ってあと男子中学生にくれた。
「ぼくはいい。あんたが食べろ。」
「え?しかし。」
「ぼくはただの臨時の「道連れ」だからあんたがこの「パーティ」には一番重要だ。」
ぼくは臨時を強調した。そうだ、この以上この組と関係したくない。
「そして、ハスタ。メロスだ。」
「え?ああ、あんたが殺したい、いや殺しなきゃならないやつ?」
ぼくは首を振った。
「聞いたことある名前だよ。」
「え?どこから?」
「二人組でリリィって言う女と一緒だったと聞いたわ。」
ハスタはなんと酒呑童子に殺されたあの新人狩りのリリィのあだ名を言った。ぼくは慌てた色を隠して彼女を見つめた。
「どこだ。」
「今はわからない。3日前、中隊のやつらが「玉将」連中と戦って19層までは占領しているから。あ、これからは私の提案だよ。」
「え?何で急に提案?」
「19層はあんたと、私たちの共通の目的だよ。19層を突破しなきゃ下に降りる何であり得ない。そこは一筋道だから。」
ぼくは瞬間彼女はなにを言っているのが分からなくなった。
あ、そうだ。恵比寿がくれた地図があった!ぼくはサブバックからその地図を出した。
ぼくの動きを見て少年と少女がビックリしてハスタの後ろに隠した。
おい、少女のほうはそうけど、少年、あんたはそれはちょっとねえだろう。多分、ぼくが奇襲するだと誤解したそうだ。
「おい、何をびびっている。あんたは男子だろう。」
ぼくもとんでもない臆病のくせに中学生を揶揄った。バイト先の鈴木さんに悪いくせが付いたかも。
ぼくは地図を開いてハスタ組の人に見せた。
「これは中隊の地図!」
老人は地図の片隅で中隊の標識でも発見したようにぼくに石投げた。ぼくは容易くそれを回避して、老人に銃口を向けた。
「これも戦利品だよ。」
老人は石斧を持ってぼくを疑心だらけの目で睨んでいる。
「嘘だ。あの階級章もそうだし、ハスタさんこいつ中隊のスパイかもしらない。」
「しかし彼が本当に中隊だったら、もう私たちは死んだり、捕まえたりしたんですよ。」
「ふん。中隊のやつに聞いた事がある。ある新人狩りのやつは「耕作」というアイディ稼ぎをしているだと。」
「こうさく?」
「農作物を耕作するように有力な新人にアイディ稼ぎをさせたあと、最後では裏切ってしてその稼いだアイディを奪う事だ。」
耕作?なんという恐ろしい方法だ。人ってこんな悪い事にはこんなに賢い方法を創案する動物だったのか?
確にそんな方法なら有力な競走馬があれば、容易くアイディを奪う事ができる。ぼくは老人の話に鼻をくすんと鳴した。
「有力な新人?おっさん見ろ。ここにいるあんたの「パーティ」のどこのだれが有力に見える?石の斧と下らない弓?ぼくは銃を持っているのに誰が誰を「耕作」するんだよ。」
ぼくの話で老人は口を閉ざした。
「ハスタ。話を続けろ。19層ってどこだよ?」
彼女は返事の代わりに地図に感心している。
「この地図はすげえ。やつらが占領している場所がこんなに。あんたこれをどこから手にいれたの?」
恐らく、恵比寿は先発隊だったので、この地図を中隊の誰から貰っただろう。ぼくは今更死んだ恵比寿に感謝した。
「余計な事はいいだろう。それより19層の情報が欲しい。」
「分かったわ。この地図の通りに19層までは中隊の占領している。それを通過するなら必要なものがあるよ。」
「あ。」
ぼくはこの瞬間、太田がリリィと言った事を思い出した。
お金、或いは女の奴隷。
あ、そういう事だったのか!太田やつはあけみを中隊に捧げて、安全に19層を通過する方法を選んだのだ。そのために新人狩りだった!
ここにいる女は二人。
そうだ。ラクロスやつらも、女の子を捧げて中隊と協商しようしたかも!
ラクロスやつらの態度でかんがえてば、もし中隊を敵に回したら19層を通過できないそうだ。ぼくは運がどんだけよかったのかよ。些細なことが歯車ように動いて、ぼくは今まで生き残った。
そして、なぜハスタと死んだ斎藤って男が苦労をしたのが分かった。
このパーティの中には女子が二人いる。当然、中隊と交渉なんかできないし、連中が女性を二人見たら、すぐ攻撃してハスタと少女をレイプするんだろう。
ハスタのなんか不安な態度がやっと分かる気がした。なぜ、ぼくに道連れを提案した事も。
ぼくがそんな事を考えている間、また彼女がぼくの心を呼んだように言った。
「いい人と出会うのは難しい。ここは人を信じる事ができないどころだから。」
彼女の瞳には悲しみが見えた。
「どぺるぞるとなーさん。あなたに「ぼくのために死んでください。」って言うのじゃないです。ただ。ただ安全などころまで一緒に歩いてくたさい。」
え?何で急に敬語?
ハスタはぼくに頭を下げた。
彼女の行動より話がぼくの心を刺した。
ただ一緒に歩いてください。
ぼくは彼女から渡したバンド・エイドを見て困った表情になった。
多分、この人達と一緒なら中隊連中だけじゃなくてもこの中のすべて黒い羊に狙われるんだろう。
女ってここにはアイディと同じ「物」だから。
人が物になる場所。
しかし、それはこの場所、このタテモノの中だけの話なのか?
会社で一所懸命したがリストラされる家長。
歯車を交換するように必要がなかったら首になる派遣社員たち。
人じゃなくておもちゃとして、いじめられる子供たち。
もはや、われわれはこのタテモノの外でも、人を物として扱いする習慣に熟れたかもしらない。
よりによって「あけみ」の最後の姿が気になった。ぼくがそんな言葉を口にする資格なんかあるのかよ。あんなに悲惨に女性の顔を蹴って逃げたくせに。
「ハスタ、あんたが言った通り、ちょっとだけ一緒に行こう。ただし、それは19層までの話でその後はぼくは知らない。」
「あんた「ツンデレ」じゃない?」
「う・・・うっせよ。それよりもっといい情報が欲しい。特等席って知ってる?」
ぼくが特等席を口に出す頃だった。どこかで長い口笛が聞いたあと、カンカンと何かを叩く声も聞いた。ハスタの顔色が瞬間凍ってしまった。
「ベールが鳴したすぐあとなのにここまで上がって来るとは。」
「え?なんで?」
ハスタはぼくの口を掌で被ったままぼくに囁いた。
「中隊だよ。中隊が上がってきたの。みんな静かにしてね。」
中隊って言葉は魔法の見たいにパーティを沈黙させた。
ぼくは「ベール」の話を聞きたくなったが、ハスタの瞳は不安で揺らしている。
ベール?
そういえばぼくが殺した恵比寿達もそう言ったし、確かに紙切れの中でそのような話があったそうだ。
しかし、今はそんな物、全然分からない。バカみたいけど、ぼくの胸は勝手にキュンキュンしている。
ハスタは手をぼくとつながって、ハスタの手は細くて柔らかだった。その手がケ-タイが振動するようにブルブル震える。彼女と他の人の反応だけでも中隊がどんなに恐ろしい存在なのか実感した。
ぼくの耳で聞こえる中隊やつらの話声と足音だけで、少なくとも5人以上で、遠くて聞こえる変な金属音もぼくを怯えさせるに十分だった。
一体、外では何か起こっている?
ちょうどいいどころに外の状況が見える小さいな窓があった。ぼくはハスタに外の様子を見る手振りをした後あの窓に近づいた。予想通りにここでは外の状況がよく見える。
この幕末ぽいな町の模型はこの池田屋以外にも幕末の時の有名な建物を再現している。真ん中には大久保利通や坂本竜馬の模型が立っていて、それを重心としていろんな建物がある。
上の商店街より建物がぽつりぽつりと立っているので外がよく見える。
なんだこれは。
ぼくの目に人の群れが交代に前へ前進してういるのが見えた。
一群の人達が前へ行く間、後列にいる他の群れがそれを援護して弓や投げ槍をどかを狙っている。
まるで、映画とかでよく見た市街戦のやり方だ。ならば、あの5人ほどの人数は小隊ってことか?
中隊がただの名前だけじゃなくて、本格的に軍隊組織を持っているので驚いた。その数もそうだったし、やつらはどう見ても効率的な殺人集団にしか見えないんだ。そうならば問題はその数だ。やつらが自衛隊の中隊と考えたら最小60名以上。
60人。
漫画では60人なら主人公が何かのわざで簡単に処理する数だか、ここでは60人は絶望的な数だ。
そして、60名は最低線での人数に過ぎない。一体、中隊が何人で構成されているのが分かる方法もない。
100人?その以上?
ぼくは中隊の連中が前進する布陣を見てぐっと唾を読み込んだ。やつらが前進する方法もあのラクロスやつらとも比べない。
小隊の布陣は一つ小隊が攻撃されたら横にある小隊と連撃して対応する布陣のようだ。その間、後ろのバックアップ部隊も加勢して一瞬目標を囲んで全滅させる作戦だ。