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バンド・エイド

「このパチンコ玉!中隊のやつかもしれない!」


あ。腹が立って、なにも考えずに攻撃してしまった!やつらの距離はだった10メートル!一気でラクロスやつを殺さなかったのが失策だ!ぼくはまたパチンコ玉をやつらに撃った。


「無駄だ!」


デカイやつが盾で簡単にパチンコ玉を食い止めた。

こうなったらぼくが考える手段は二つ。


一つは引き下がって迷路で勝負する。

二つはここで全力を投入して勝負を決める方法。


ぼくは後者を選択した。ここで引き下がっても勝ってる保障なんかどこにもない。

そして何より重要などころはここには水があるって事だ!


ここまま何の得もなしに引き去ったらそれこそ問題だ!

ぼくはチューブを落ちて槍を握ったラクロスやつを注意したら十分勝負できるんだ!しかし、ぼくが計算していない物があった。


ぼくが槍を握った瞬間、ぼくの方へあの恐ろしい「砲撃」が落ちた。遠いどころで見る事と、直接に砲撃される事は全然違う問題だった。


ぼくが隠している場所が暗くて直撃されるのはやっと避けたが、どかんと石が壁にぶつかって大きな爆裂音がぼくを圧倒した。


すぐ側で本当に爆弾が爆発したように耳ではピーと耳鳴りだけだ!耳鳴りだけじゃない!ぼくの手足が勝手に震えて動かない!


まさに「セールショックーShellShock」だ!


激しい砲撃を経験した兵士が極度のストレス状態になって、パニックになる現象!ぼくは一度だけやられたか、すぐ恐慌状態になった!


「相棒!当たったのか?」

「いや!また動いている!」

「さっさとやっちまえ!」


二弾が来る!ぼくは倒れたままだし、今度は擦っただけで終わらないんだろう! あいつがラクロススティックに石を装填する姿がぼくにもよく見える。あの石に撃たれたらこのまま殺される!ぼくは立ち上ろうとしたか、またそのまま前に倒れてしまった!


しかし、それがえびすを刺す時によに、むしろぼくには幸運になった。やつはぼくの動きを予測して二弾を狙っだが、ぼくが馬鹿みたいに倒れたせいでその攻撃は外された。


「あいつ何だ!また避けたよ!」

「相棒!何をしている!!早くしなきゃこっちのコキブリが反撃すんだよ!」

「ごちゃごちゃ言うな!そんなのよく分かっているから!」


やつらはやつらなりに慌てている!そうだ!これを利用しよう!ぼくは自分も思わずに口を上げた!少しだけでもいい、時間が必要だ!


「中隊を敵に回すつもりが!」


ぼくはやっと立ち直すながら大声で叫んだ。


「すぐ中隊の本隊がくるんだ!」

「こいつ何を言っているんだ!」

「すぐ中隊長どのが来る!本当にやる気が!ぼくは中隊の先発隊だ!」


ぼくはこれで銃を出る時間を稼ぐ同時に、敵に策をかけた!ぼくは震える手でやっと拳銃のスライドを引っ張った!


そしてぼくの嘘でラクロス二人組は意外な反応をした。


「こいつが中隊の先発隊なら危ない!相棒!どうする!」

「何を脅えている!こんなの殺したあと考えるんだ!」


ラクロスやつは仲間の意見を無視して攻撃した。


ふん!野球のピッチャーだと言っただろう!今度の状況もまさにその通りだ!


どんな偉いピッチャーでも一度崩れたら制球のコントロールが戻らない!やつも同じに今度はぼくを当たる事が出来なかった!多分、中隊の名前を聞いてびびっただろう!


いい面の皮だ!

降板だ!このやろう!


そして、魔法が解けるようにぼくの体が動いた。ぼくは引き去ってなかった。代りに拳銃を握ったままパチンコ玉とあるものを投げた!

玉はとんでもなく外したが、ぼくが「見せたい物」はちょうどいいどころに落ちた!


「これは階級章!しかも本当に先発隊兵長の物だ!」

「相棒!これ「逆ワナ」かも!」

「中隊やろう!まさか女は「おとり」だったのが!」


逆ワナ?やつらの経験が意外な状況を作って状況はだんだん変になった。


「相棒!中隊の本隊に挟んで攻撃されたらやばい!」

「くっそお!俺たちも水をあきらめたら困る!」

「しかし、ここは新人を攻撃するよいどころだか、挟んだら退路がなくなる!忘れたのか!」


ラクロスやろうはそう言いながらぼくにまた石を投げた。今度は本当の攻撃ではなくただの牽制に過ぎない!やつらは中隊とは本格に戦ってば損だと思っている!ぼくは石を避けてまた大声で叫んだ。


「階級章を見たのに牙を突き付けるつもりか! 本当に我ら中隊を敵に回すならそれなりの覚悟をしろ!」


そろそろこの詐欺が面白くなった。


「おい!われわれは中隊とはなんの恨みもない!ここで我らは引き去る!安全保障を願う!拒否したら決着しよう!」


これがいちばん重要などころだ。やつらの話で判断したらやつらは中隊を敵に回すのを脅えている。


「われら中隊が狙ったのはあんたたちじゃない!お互い様に誤認攻撃だ!」

「間違っただと!」

「そうだ!ぼくらも新人の狙っただけ!情報によると新人の中で特等席にいたやつがいるらしい!」


これは一挙両得だ。ぼくは恵比寿に聞いた特等席って言葉をここで使った。


「特等席?」

「分からないのか?やつのアイディは3百万だと聞いた!」


これならやつらも納得するんだろう。そもそもぼくが殺したやつも新人を狙って来たし。ラクロスやつらはちゃんとぼくに釣られた。


「特等席が・・・。俺もちょっとだけ聞いたことがある。」

「相棒どういう事だ?」

「よくは知らねえよ。ただ、そんなのがあったのは死んだやつから聞いた。賞金がすごかったと言ったな?」


なに?賞金がすごかったと?

しかし、ぼくの賞金ってただ8113円だ。

どういうことだ。

ぼくは疑問だらけだかここで迷う時間がない。後ろにはあの鬼が来ている。


「引き去ったらそれでいい!ただし水を賠償金に受け取る!これでいいだろう!」


やつらは何かを話し合ってぼくに叫んだ。


「ならばいい!条件はそれだけが?」

「あんたらをスカウトしたい・・・・か。どうせ拒否するだろう?」

「ふん、そうだ。われらはこっちの方が稼ぎがもっといいから。」

「ならば、さっさと稼ぎに行け。ただし。」

「また?ただしなんだ?」

「特等席のやつは我らのものだ。手を出すな!」


やつらは黙って「ふん」と言った。

そのあと恐ろしい敵であるラクロス2人組はゆっくり後ろに引き去るのが見えた。ぼくは迷路の出口で立ってやつが引き去る事を見た。



時間がどれぐらい過ごしたのか?ぼくは拳銃を持っているままゆっくりと隠した場所から出てきた。


やつらが引き去ったふりをして逆襲をする方法もあるのでなるべくゆっくり、なるべく注意して光があるどころへ出た。ぼくは試しに落ちている家の破片を投げたがどんな声も聞こえなかった。


もし、ラクロス二人組が騙された事を気づいたらどうなる?あのラクロス砲撃でただでは終わらないはずだ。あの砲撃を思ったら手がまた勝手に震える。


「我慢しろ。この役立たず手のやろう。」


ぼくは罪もない手に戒めした。このままではダメ。ここに時間無駄をする暇はない。


「おい!先発隊がすぐ出る!誤認射撃するな!」


仲間に声をかけるぶりをしてゆっくり動いた。すぐ石が飛んできてぼくの頭をぶっ飛ばすかも知れない。手にはビリビリと感電したように緊張した。


「こっちら先発隊!言った通り水を確保して回収する!ラウドアンドクリア!」


ぼくはハリウッドの映画で特殊部隊のマネをした。ぼくは内心笑ったがやっと我慢してまたモノマネをした。


「こっちら水を回収した!コ-ピしたらすぐ撤退する!」


ぼくは水ボトルを手に入れたあとすぐオランダ風の壁に隠した。ボトルの口まで水が満ちている。ボトルの蓋も開いた痕跡はない。


ぼくはボトルを脇に挟んで片手で蓋を開いた。水だ!ぼくが水を飲むためにボトルを口についた時だった。


なんとぼくが隠した壁は、女が倒れている場所は遠くなかった。そしてここのすぐ側では頭の石を撃たれて倒れた男の屍体もある。ぼくは屍体を見て合掌した。


「あなたたちのせいで助かったよ。あの世にはぜひ極楽・・・。」


ぼくがそう呟いているどころだった。


「あんた中隊じゃないでしょう。」


ぼくはびっくりしてボトルを落ちた。数滴の水玉が顔に飛び散ったあとぼくは反射的に声が聞いた場

所に銃を狙った。


なんとぼくの左側にいつの間にさっきの女性が這ってきたんだ!ぼくは銃で照準したまま女の格好を観察した。


白い顔、目は大きくて丸い。

顔もけっこう可愛い。


多分、ここじゃなかったらぼくは話さえよくにできかっただろう。可愛い人の前では常にそんなバカ見たいになんも話が出ないから。女の子の年は同じくらい年かも知れない。

女はぼくを見て必死で話をかけた。


「あんたは中隊じゃない。あんたは重要な事を間違ったよ。」

「何?」


バカ。この話をしている暇もないのにアホみたいに返事をした。無視して行ってばいいのに。

しかし、彼女が言った「間違った部分」が気になった。なんかこの女はぼくが知らない中隊の情報についてなんか分かっているも知らない。


「い、一体ぼくが何を間違ったんだ。」


女の子は微かに微笑んだ。


「あんた。いい人ね?」

「な、何をいっている?それは関係ないだろう。さっさと言え。ぼくが間違ったのが何だ。」

「私、見たよ。さっき、あんたが合掌すること。」


女の子はまた微笑んだ。なんか恥ずかしい秘密が貼れてしまった雰囲気だった。ぼくはその笑顔を見てわざと顔を曇らした。この女の子がどんな人か分からない。緊張しなきゃぼくがやられる。

誰も信じるな。


二度の交戦がぼくに教えた教訓だった。この空間の中には信じる人なんかいない。ぼくは銃を彼女の顔に差し付けた。


「本物だ。この世の中には二つ種類の人がいる。銃を持っている人。或いは情報をしゃべる人。」


週末で見たウエスタン映画のセリフだった。ぼくはなんか恥ずかしくなった。


「ぷっ。余計に格好付けたんじゃない?なんだあ、そんな恥ずかしいセリフは。」

「う、うっせ。早く言え。ぼくのミスって何だ。」


彼女は「いたたた」をいいながらまた微かに微笑んでいる。あの微笑みは無敵だった。なんだこの女。彼女は擦った傷にバンド・エイドを付けながら言った。


「中隊の頭脳部は全部、中国人だよ。その理由でやつらは暗号として中国語を使うよ。それは下っ端でも同じだよ。進撃とかどう攻撃するとか全部、中国語で話すんだよ。」


そ、そんな!この事実はあのラクロス二人組も分かっているかも知れない。彼女の言う通りあれはぼくの物凄いミスだった。


彼女は自分の仲間が倒れた場所を見てぼくにつぶやいた。


「そして中隊の連中は屍体に合掌なんかしない。やつらは弱いものを軽蔑するから。」


彼女はそういって後、屍体に合掌した。


「彼、いい人だったよ。アイディはマイナスだったのに絶望しないで、私たちの代りに危険な役目を・・・。」


彼女は涙を振ったあとぼくにバンド・エイド一枚を渡した。ぼくは一瞬それを刃物と錯覚して後ろに引き去った。


「な、なんだ。」

「傷ついたでしょう?」

「い・・いや、ぼくの血じゃない。ただ血が飛び散っただけ。」

「持っていてよ。あとできっと必要になるから。些細な感染でも人は死ぬから。」

「え?何?あんたなんだ?」


ぼくは今度は槍先を彼女の額に差し出した。血まみれの柳刃から血の臭いを彼女も感じるだろう。しかし、彼女は穏やかに話を続いた。


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