特等席
一人を包丁で倒したが、それではやつに追い掛けれて殺される! やつはぼくが遠距離武器がないだとを知っているので、無理やり接近しなかった。くっそ!ただ30秒、いや10秒なら銃で反撃が出来るのに! ぼくはまるで追われている動物みたいに壁とか店の看板とかで身を隠すだけだった。
「この生意気な新人野郎!よくも中隊の兵士に刃物を向いたな!」
ぼくはさっき赤い足跡を探して逆順に逃げた。パンパンと飛んできた鉄玉が看板をぶっ壊した。看板の木の破片が爆発するように飛び散っている。何という馬鹿なパワーだ!
「走れ!もっと走れ。このやろう!」
やつはまるでタンクのようにゆっくりとぼくを追い掛けている。やつの「スリングショット」射撃はぼくに反撃する機会のどころが、息をつく時間までくれなかった。
くっそ!このままじゃ銃で撃っても照準できない!
ぼくが銃で狙う前にやつの鉄玉がぼくに当たるはずだ!そして殺人経験があるやつと違って、こっちは銃なんか一度も撃った経験がない素人だ!
どっちが早いか冒険をかけるには距離があっても勝算がない!ぼくの銃弾は一発しかないが、やつには二弾、三弾まである!
距離!
そうだ!ぼくはやつのポジションを思い出してやつらの隙間にきづいた。。
そう距離! 距離はぼくにも有利などころがある!今、あの兵長ってやつはぼくを完全になめている。
距離を縮める方法。ぼくは赤い絵の具で作られた足跡を見た。その足跡を見たらいい手が思い出した。ぼくは持っているすべてを活用して反撃計画を考えた。ぼくはアイディの紐を握ったまま」、さっきぼくが見た商店街の中心まで来た。
さっき中隊のやつらがいた場所から離れた瞬間、やつの攻撃は急に止めた。ここには隠す場所も多いし、もっと暗いどころがたくさんあるのでやつもここじゃ不利だと思っている。
「おおい、新人さん、隠しても無駄だよ。ここはわれら中隊の「先発隊」には実家と同じどころだ。なんども、なんども。「しゅさん」を避けてちゃんと偵察したから。」
やつは自分の話を証明するようにどころどころに鉄の玉を投げた。
鉄の玉がだんだんと扉や看板などに当たってその音がぼくを怖がらせた。
あの射撃はぼくを狙った攻撃ではない!ぼくを怖がらせて動いたら攻撃するつもりだ! 犬で獲物を浮かばせて銃で射撃する「狩り方法」と同じだ!
ぼくはアイスクリームの店で伏せたままやつがぼくのワナにかける事を祈っている。くっそ!かかれ!かかれ!ワナにかかれこの野郎!
「あ、そうだ。あんちゃん、中隊に入ってくれない?言ったじゃん?あんたも組むパートナが必要だ
と。中隊はいつもあんちゃん見たいにスマトな新人が必要だよ。」
嘘だ。ただ5分前にはぼくをぶっ殺すと言ったくせに、見え見えな嘘をしてやがる!
「いい話ではないが?あんちゃんにも損はないんだよ。われらの中隊長なら「しゅさん」に勝ってるかもしらないんだよ。」
中隊長?こいつら本当の軍隊なのか?あり得ない。どこの軍隊が銃の変わりに野蛮人の格好で原始的な刃物なんかを持っている?
ぼくがあいつらのシステムを考える間に、やつは意外な物に気が付いたそうだ。
「中隊長はきっとあんちゃん見たいに有望な・・・。あら?」
やつはぼくが落したスリッパの片方を発見した。ぼくには見えないが、野郎がきっと笑っているはずだ。それは山で血を落して逃げた獲物をまた発見した狩人の顔だろう。
「すなわち、あんちゃんが中隊に入るのなら、きっとぼくが後ろを見てやる。約束する!悪いにはしない。」
やつはそういいながらぼくが隠してしる場所に近づいた。ぼくは隠したまま鏡でやつが近づいているのを見ている。
もう一つのスリッパがアイス店のカウンターで見えるはずだ。やつはそれも発見してゆっくりと腰に掛けて刃物を握った。その刃物はぼくが持っている包丁よりもっと長かった。
兵長ってやつは殺人経験が多い人殺しだろう。肩についた階級章はばくちで勝って貰った物ではない。多分、階級って「中隊」の中で経験と功績を考えて贈るものだろう。ならば、この「兵長」に近接攻撃をしても無理なのか?いや。
「おい。あんちゃん。出でけよ。そこで何すんだ?」
やつは一歩一歩スリッパに近づいている。そしてやつがスリッパを確認した瞬間。
「なに!」
やっとやつがぼくの「ワナ」にかかった。ぼくはスリッパがあったアイス店の外から「槍」を握って立ち上がった。
「残念だ!同じワナだった!どうだあああ!」
赤い絵の具の足跡で誘った方法をやつにそっくり返した。やつはスリングショットを上がったがぼくの「槍」がやつの背中を貫くのがもっと早がった。
やり?
槍?
槍の幹はラーメン屋にある「のれんの棒」で、その刃は包丁をアイディの紐で縛った物だった。
銃を撃つよりこれがもっと可能性ある一撃だと思った。銃は外したら危険になるかこの槍は違う。ぼくは殺人の素人だから出来る限り確実な方法がいいんだ!
「けっ!」
槍が背中が貫いてやつはその一撃で即死した。血がとろとろ流れてアイス店の底に滲んだ。。
「どうだ!散々新人をこんなワナで殺しただろう!このくそったれが!」
さっきの恐怖が怒りに変えて悪口が勝手に出た。
全身が震える。
ぼくが人を殺した。
昨日まで殺人なんかはぼくと全然縁がなかったのに。
ぼくはブルブル手を震えながら涙を流れた。頭では仕方ないだとよく知っている。
しかし、ほかの他人が殺した屍体を見る事と、ぼくが殺した屍体を見る事は全然違うだった。
「こ、これ正当防衛だ。」
そうだ。ぼくが小策を弄したこの攻撃が失敗したら、ここで血を流れて死んでいたのはぼくだ。
殺さなきゃ殺される。
弱い物は食われる!
何という「ジャングルの法則」だ。ここは人間の美徳や慣用、法律とかが一切なくなったジャングルだ。
ぼくは倒れている男を見て悲しくなった。こいつが新人狩りをやっていた理由もこのアイディのためだろう。
「こんな馬鹿な・・・。こんな理由で。」
もちろん、ぼくも貧しい生活をしているので、お金がどんなに恐ろしい物なのかはよく知っている。この場所の外でも違いない。ただ、本当に人を殺さないだけ。ぼくだって太田に・・・・。
「くっそ。今は下らない考えをする暇はない。この勝利も幸運で貰った事に過ぎないんだ。」
やつが刺された位置を見たら、刃が背中を貫いて心臓とかを貫通したらしい。くっそ、これもビギナーズラックって事か?
それに、ここは「しゅてんどうじ」と近いどころで中隊の連中もいるかもしらない。中隊の名称で考えてばやつらはすくなくとも10人は越える数だろう。本当にここで時間を無駄にする暇はない。
ぼくの判断を正しいだと言えるように小銃の声が聞いた。銃声はだんだんとばっきり聞こえる。
近づいている!
あの鬼が来る!
ぼくの手が勝手に動いてやつの所持品を探した。鉄板でてきとうに作られたやいば。もちろん、槍があるがこんな近接兵器は一つだけは必要だろう。ぼくは続いて自転車チューブとパチンコ玉が入っているポーチを手に入れた。
チューブには太いワイヤでフレイムが付けていて子供の頃のオモチャのスリングとけっこう似たもんだ。
これはぼくも使える。ぼくは試しに一発を発射した。これって何というパワーだ。ちょっと大げさだけどYOUTUBEで見た攻城用バリスタと同じ破壊力だ。
「しかし、これで鬼にと戦うのはあり得ない。」
鬼が持っていた装備はまさに次元が違う物だった。こんなウェポンを持っている中隊やつらも鬼にはどうしようもなかっただろう。
パアンー。
ぼくのせめるように銃声が響いた。くっそ、ここでは逃げるしか方法がない。ぼくは兵長の階級章をポケットに入れたあと考えた。
「そうだ。やつは道を知っているかも知らない。」
さっき、ぼくは偶然だったかこの兵長の仲間を倒した。きっとあれって致命傷だっただろう。そして、ぼくはスリングと槍を持っている。ぼくは倒れた屍体を見ながらちょっとだけ罪悪感を感じた。そしてやつのアイディが目についた。
「・・・・。」
こいつはアイディを奪うためにぼくを攻撃した。ぼくはそれを拾ってもいいのか?もしかしてこれを拾ったらこいつらと一緒になるのじゃない?
パンー!
また銃声が響いて、ぼくは噛を噛み締めてそのアイディを拾い上げた。ぼくは人を殺して得るお金なんかいらない。ぼくが働いて食べる和牛ステいキーがうまいんだ。そして、ぼくは太田を殺す事以外にはどうでもいい。
貧乏臭い正義で一文なしのプライドっていう物だ!
アイディは紐で連結されて4本のアイディがカタカタした。ぼくはアイディたちをみて苦笑いが出た。
総計20万円。
20万円。死んだ人の価値ってこんなに低いなのか?人間の人生がこんな数字で表現されて、こんな形で終わるとは・・・。
ぼくはアイディを握ってさっきやつらのワナがあるどころまで返ってきた。やつを追い掛けるのは簡単だった。やつが流した血がやつの位置に案内した。
「兵長?」
「残念だな。」
やつはぼくの顔を見て慌てて刃物を上げたか、ぼくの槍がもっと早かった。やつの喉に槍先が付いてやつは目玉を回すだけだった。
「兵長は?」
「時間がない。質問はぼくがする。道はどこだ?」
やつは以外と素直に指さしで方向を示した。
「嘘じゃないだろう?」
「こんな様で嘘を付いたらどんな得がある?」
やつは自分を傷を見せた。ぼくは医学なんか全然知らないが、内部の臓器が出てもうこのやつは手が出ない状況だ。やつの腹には血がいっぱい出て真っ赤だ。やつは手で傷跡を被ったままぼくに言った。
「聞きたい事がある。」
「な、何だ。」
「君、本当に新人かい?」
「そ、そうだ。」
「そうか。ならどうしてここの状況をそんなによく知っている?」
「それは・・・。」
ぼくは紙切れの話をしようとしたが急に口を閉ざした。中隊のやつは何か手係りがあるように微笑んだ。
「特等席が。」
「特等席?それはなんだ?」
「俺もよく知らない。聞いただけ。ここの「主催側」が君を特別に招待したようだ。」
「理由は!」
「そんなの分かるか。俺も聞いただけだよ。中隊長殿に。」
「中隊長?」
「あ、中隊長。彼なら何か分かるかも知らない。」
やつはまた自分の手と傷跡を触って笑った。
「なぜそんなのを教えるんだ?特等席とか、主催側とか!」
「すぐ死ぬ人の恩返しかな?」
「恩返し?なんだと?ぼくには君に恩なんかあるもんか!」
彼はゆっくりと布切れを渡した。
「なにこれ?」
「地図だ。我ら中隊が征服したどころだけだが・・・。まあ「19層」はすでに「あの人たち」に陥落されただけど。」
地図はぼくがいたゼロ階からマイナス18階までの道と中隊の目印が書いている。
「嘘、どうぜこれもワナだろう。」
「いや、ワナなんかじゃない。恩返しだ。」
「恩なんかないと言ってるのに!」
ぼくが怒鳴り散らしたか彼はまた笑った。
「願いがある。俺を殺して。」
「なに?」
「あんたも見たら分かるだろう。ここには医者はない。救急室とか病院も当然ない。こんなに重傷になったら死ぬと同じだ。」
「それは・・・・。」
反論が出来ない。彼が言う通りだ。
「殺してくれ。「しゅさん」に生きたまま食われるのはいやだ。」
「・・・・。」
「時間がない。ベタベタしたら君もあの化け物にやられる。」
何という願いだ。