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異世界でセカンドライフ  作者: 佳苗
終わりと始まり
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01.始まりの異世界

異世界での周辺知識を書こうと思ったのですが、今回台詞が少ないです。。

01 始まりの異世界


いつか見た空を思い出し天を仰いでいる。

私は自宅の広い庭先に腰を下ろしながら、幻の様に思えた出来事を振り返っていました。



今、私は転生して・・川瀬 凪ではなくシャルロッテ・テトラ・ブルーアという名前で生きています。シャルロッテが名前で・・愛称はシャロンと呼ばれています。



転生後、数年経って前世の記憶とか段々思い出してきまして。・・やっぱり環境の変化に違和感があったりしたりした苦労話もありますよ。



それでも数年も経てば慣れてきます。住めば都なのです。後ろの自宅から自分を呼んでいる声が聞こえた。


「・ン様ぁー!シャロンお嬢様ー!」



メイドが呼んでます。こちらに駆けて来る女性、私のお世話をしてくれているハンナです。彼女の家は代々この家に仕えているらしく、とても頼りにできます。メイド服を着たふくよかで丸みのある暖かさのある女性です。


家庭教師チューターが来られましたよ?早くいらっしゃってください」



今日は朝から魔術の授業があるのです。



え?

何か変じゃないかって?

ええ、前世の記憶と常識がかなり違う世界なんですよね。



まず、私の今世でのミドルネームの”テトラ”ですが、こちらの世界”フェザーサント”の、この国”ブリュンヒル”の貴族という呼称なのです。サードネームのブルーアが家名です。


ブルーア家は歴史のある家で、富豪です。現当主である父が子爵をしているおかげで、現代日本人(一般ピーポー)では色々な意味でついていけない感覚を送っております。



そして貴族の学業といえばこの国では魔術になるようです。

一にも二にも魔術という、魔道大国なのです。



そもそもこの国を興した始祖と呼ばれる人たちがいまして、彼等はとても優れた魔術師だったのです。それまで人族から魔術の適正がある者がいなかった中から現れた事や、他種族や魔物の討伐にも手を焼いていたのに撃退する事が出来たりと、彼らを中心に国と言う形が出来、現在の”魔道大国ブリュンヒル”になったわけです。


ブリュンヒルの貴族は全員その始祖の血を継いでいます。それに始祖の血を引かない者は魔術がなぜか使えないそうです。だからこそ、の貴族の魔術授業なのです。今は周辺国の情勢が安定しているとはいえ、主戦力は魔術師なので数や質が悪くなれば当然バランスが崩れます。



軍事の他にも、生活面でも。魔術道具というのを作成できるのも魔術師です。高価な品なのですが、魔力の持たない普通の人でも魔道具を使用する事が可能です。故に、経済で大いに活躍しています。この国の主な輸出産業です。



周辺国では、多種族で暮らしている町が多いそうです。でも逆にそういった方が、貿易相手として偏見が無くて良いのだそうです。



他の種族ですか?

エルフとドワーフ、獣人族がいると聞きました。



エルフは尖った耳を持ち、人より長く生きられ魔術に長けている探求者といったイメージがあります。自分達の国の中から滅多に姿を見せない様なので実際には見たことはありません。


ドワーフは、鍛冶職人が多く武具・防具などのお店を出店しています。彼らはとても良い仕事をするのですが、職人気質で頑固な所が玉に瑕だと先生から聞いたことがあります。


獣人族は、身体的に特化した体質を持ちます。スピードや腕力、爪を出し入れできたりととても良いように思えてしまうのですが、獣に近づけば近づくだけ、頭脳の方も獣に近づくので生活する上でとても違ってくるのだそうです。


昔は諍いもありましたが、今では多種族の国も多くありますから平和です。



問題は魔物・・・

RPGで言うモンスターの問題です。


流石に街中にまでは入って来ませんが、ここ数年、ギルドではそれらの討伐依頼も増えているそうです。


***

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