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私たちの季節  作者: 優亞
2/2

出会い




「………アタシ達、もう一生会う事なんかないんだよね」




"彼女"が私に向かって言った。




「…そうだね……」



私がつぶやいた。





「アタシは一生あんたを恨むよ」



…またこの会話。



「うん。私もあなたを恨み続けるから」



私が答えた。







もう、あなたと私は戻れないんだね――――――









































「戸山ぁ!!何してるんだぁ!!授業中だぞ!!」





先生の声で私は目が覚めた。


…そうだ、今は授業中だった。



「全くお前はそんなんだからいつまで経っても…」




いつもと同じ先生の説教を聞きながら私はあの夢を思い出していた。




(またあの夢か…)




そう。ここ最近なぜか同じ夢ばかりを見てしまう。



5年前にあったあの出来事を。




何故だか分からないけど…



いや、春だから?





"彼女"とあの会話をしたのは5年前の春。




懐かしくとも何ともない。




昨日の事のように思い出せる。




もう、"彼女"と合う事はないんだよね……





「戸山!!聞いてるのかぁ!? だからお前は……」





先生の声が教室中に響く。



はっきり言ってウザい。



まぁ、寝てた私が悪いのだけど。



「先生、気分が悪いので保健室に行って来ます」


と言って私は教室を出た。








気分なんか悪くない。


ただ授業が暇すぎただけ。

と言うか、授業どころではなかった。



(なんでまたあの夢を見たんだろう…?)



裏庭のベンチで、ずっとその事ばかりを考えていた。



「アタシは一生あんたを恨むよ……か…」


(もう、全部終わった事なんだよね…)



私は5年前の事をどう思っているのだろう?



満足? 後悔?

分からない。


"彼女"とは一生会えない…




いや、会わないから 何を考えても同じか…




………もうその事は考えないようにしよう。


せっかく三年生になったんだから、

新しい気持ちで新学期を迎えよう。



と、気持をリセットした時に


「ビューン!!」


いきなり後ろから

鞄が飛んで来た。


「バコッ!!」


私の頭に直撃した。



「…ったいなぁ……」




私が後ろを振り返るとそこには

一人の男子が立っていた。


髪型は結構長めの黒髪で

身長は165cmぐらい。

どちらかと言うと細身で

第一印象は今流行りのイケメンと言う感じだった。


まぁ私は興味ないけど。


「ご、ごめん!!大丈夫!?怪我はない!?」


そう言いながらイケメンが私に近づいて来た。



「あ…あの、木から落ちそうになって…

それで……思わず鞄を……」


イライラするしゃべり方なんだけど。


てゆか木? 木って言った?



「別に。気にしてないし。で、なんで木から落ちそうだったの?」




聞かなくても良かったけど何となく気になったから。



「あ、あぁ…ぇと、それは…その……」



本当にイライラする。



「俺、今日転入してきたから…

迷子になって……それで…」



「木に上って学校眺めてたんだ??」



ホントにイライラする。



「あ…眺めてたって言うか……その…」




「もういいよ。じゃあ私、帰るから」





私が呆れて教室に戻ろうとした時。




「ちょっと待って!!」



「…何??

いいかげんウザいんだけど。あんたも早く教室に…」





「ねぇ、秋山麻友って知ってる?」




…その名前を聞いた瞬間私は言葉を失った。





5年前に絶交したの"彼女"だった―――



文章力なくてすいませ←

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