第3章 — 銀河の反響
ケルベロスは動かず、視線を虚無の奥深くに向けていた。星々は灰のように散らばり、そして――突然――いくつかの光が消え始め、銀河全体がねっとりとした影の中で萎んでいった。宇宙的な戦慄が彼の血管を走り、黄色い虹彩は古の緊張で輝いた。まるで星の糸が引かれたかのようだった。
ケルベロス(金属が宇宙で軋むような低い声で):
――おやおや…堕落した存在が戻ってきたか。最悪のタイミングだ――だが、修復できないほどではない。
言葉を発すると、彼は玉座から立ち上がった。その動きは遅く、避けられないもののようで、まるで惑星の昇華のようだった。足が黒い床に触れた瞬間、腐敗したエネルギーの波が彼に向かって押し寄せた――ねじれた物質の匂いと病んだ光が核心に侵入しようとしていた。ケルベロスは厳かに微笑んだ。
――なるほど。敵がここ、私の銀河に?愚か者め。この害虫は、均衡を乱す前に消し去ろう。
彼は聖域の扉へ歩み寄った。アーチの表面は純白に輝き、まるで時間を切り裂くかのようだった。それをくぐると、光の束に姿を消した。瞬間、残されたのは嵐の前の静寂だけだった。
数分後、ケルベロスは星の中心から現れ、虚無を歩いた。その一歩一歩は無に触れず――形作っていた。無から正方形のエネルギーの板が現れ、まるで神の幾何学で鍛えられた階段のように彼を支えた。重力は敬意を示すかのように湾曲し、宇宙の糸は彼の歩調に沿って整列した。
黒い靴の音が虚無に響き、金属的な反響は時代の物語を語るかのようだった。肩の赤いダイヤモンドは脈打ち、暗闇を切り裂く短い光を放った。歩みには急ぎはなく、目的だけがあった。壊れたものを修復するために行進する王だった。
遠く、銀河を覆う影が揺らめき、誰かがその不純さを裁きに来ることを察しているかのようだった。ケルベロスは歩みを速めなかった。必要なかった。
次の章へ続く。




