【今明かされる、この世の真実】【改】
家に帰ると、母が、私と凱の帰りを待っていた。
私はすぐさま凱に詰め寄り、
「凱……。
さっきの言葉。
どういう意味なのか、説明して。」
詰問する。
「ごめんなさい……、莉羽。
お母さんが話すべきことを、
まだ話していないから悪いの……。
凱は、お母さんが言いたくなかった事を、
代弁してくれただけよ。
だから、凱を責めないで……。」
苦悶の表情で話す。
「お母さん?
意味が分からない。
お母さんと凱は…、
何が起きているか……、
分かっていたっていう事?
知らなかったのは……、
私…だけ?
何それ……。
ちゃんと説明して!!」
私は、自分だけ除け者で、二人に隠し事をされていた事実に、悔しさと悲しさとで…、目に涙を浮かべながら、問い詰める。
母は、凱を見てから頷くと、
「分かったわ、莉羽。
今から全てを話すから…、よく聞いて。
念のため、
もっと強い結界を張るから……、
少し待ってて……。」
そう言うと、母は、何やらぶつぶつと独り言を言い始める。
私はその不可思議な言葉と状況に、
「お母さん?
え?
結界って?
漫画じゃあるまいし……。
何言ってるの?」
動揺し、声を震わせながら聞く。
すると、凱が、
「莉羽、
信じられないだろうけど、
大丈夫だから、目を閉じて。」
穏やかに、優しく促す。
「凱まで、何言ってるの?
おかしいんじゃないの?
正気?」
私の取り乱す姿に、少し顔を引きつらせながらも、この状況ではそうなるのも無理ないと、何とかなだめようと、私の肩に手を置いて落ち着かせようとする凱。
「莉羽。
今、あなたがいる、
この世界について……、
そして、これから、
私たちが向かうべき未来について、
話すわね。
おそらく、そう簡単に受け入れる事は、
難しいかもしれないけれど…、
よく聞いて欲しい……。」
母がそう言った瞬間、その手のひらから、真っ白な光が放たれ、家全体をその光が包む。
その光が数秒間辺りを照らすと、次第に収まる。
そして、何事もなかったかのように、
「莉羽、
あなたが思っている通り……、
夢の世界も、
この世界も……、
全て…現実よ。」
母が、衝撃の言葉を放つ。




