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【今明かされる、この世の真実】

 家に帰ると、母が私と凱の帰りを待っていた。


 私はすぐさま凱に詰め寄り、

「凱。さっきの言葉。どういう意味なのか説明して。」詰問すると、


「ごめんなさい。莉羽。お母さんが話すべきことをまだ話していないから悪いの…。凱はお母さんが言いたくなかったことを代弁してくれただけ。だから凱を責めないで。」苦悶の表情で話す。


「お母さん。意味が分からない。ちゃんと説明して。」母は凱を見てから頷くと、


「わかったわ、莉羽。今からすべてを話すから…、よく聞いてね。念のため、もっと強い結界を張るから、少し待ってて。」と言うと、母は何やらぶつぶつと独り言を言い始める。私はその不穏な状況に、


「お母さん?結界って?」と聞くが、凱がそれを制して、


「大丈夫だから、目を閉じて。」と凱が促す。


「凱?」安心しろと言わんばかりに微笑む凱。


「莉羽。今、あなたがいる世界について、これから行くべき世界について話すわね。」そう言うと、母の手のひらから真っ白な光が放たれ、家全体をその光が包む。その光が数秒間辺りを照らすと、次第に収まる。そして、何事もなかったかのように、


「あなたが思っている通り、夢の世界も、この世界も…、全て現実よ。」


母が衝撃の言葉を放つ。


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