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最後の戦い~人々の命、自由を守る~

「アーロから連絡があって、いやな予感がして砂時計を見たら…、昨日まではまだまだ余裕があったのに、突然速度を速めて砂が落ちて行ったんだ。」響夜が説明する。


「こちらの仲間全員集結してから、回生についてのそれぞれの考えをちゃんとしていなかったと思う…。


砂時計の動きが急激になった今、刻一刻と時間が迫る回生への準備は進めるとして…、これまでの経験を通して、それぞれ回生について考えたこともあるかと思う。まず、私たちの回生の是非についての考えをまとめたいと思うんだ。


回生のメリット、デメリット、それぞれ考えておいて欲しい。


もし回生に反対の場合、決行しなかった場合のリスクも併せて考える必要もあるから、なるべく早くこの件についての話し合いを設けたい。


おそらく近々、またラーニーとの戦いが始まると思うが、その際私と莉月、莉羽、凱、エルフィー、アーロはここで回生についての情報の収集作業を行いながら、不測の事態に備える。みんなには今から布陣を伝えるので、準備をしてほしい。


それで、その布陣についてだが…、各星の王は回生に入るために祈りを捧げることになるので、戦闘事態に参加は出来ない。王以外のみんなにはその護衛に回ってもらう者と、あちらの支人と戦う者に分かれてもらう。


まずシュバリエにおける対支人戦にはハルトムートにお願いしたい。


フィンは王だから回生の祈りに入り、その護衛としてアガーテ、マグヌスが入って欲しい。


メルゼブルクはおそらくクラウディスが出てくるだろうから、リーゼキャロルと朔。王サイファの護衛にリディア、ミディア。


ファータでの対支人戦はコンラードとロイ、王エルフリーデの護衛にポルトス、アラベル。


ナータンは、対支人戦にティアナ、王ラルスの護衛にエドヴァルド、ゲルド。


アースフィア対支人戦は玄人、王莉亞、その護衛に私が入る。


それぞれ戦うことに抵抗がある相手かもしれない。でも自分たちの力で必ずこちらに取り戻すべき大切な存在のはずだ。


必ず奪還する、必ずだ。


その思いで戦ってほしい。


そして絶対に死ぬなよ。


ここに全員もう一度帰ってくる、そう誓ってくれ。」響夜の言葉に一同気を引き締める。


そして私も仲間たちに言葉を送る。


「みんな、これが最期の戦いになると思う。ここでラーニーを止められなかったら、私たちが自由に生きられる世界はもう2度と取り戻せない。私たちの力で必ず人類の存続、そして彼らの自由を守ろう。


そして…さっきお父さんも言ったように…、ここに全員戻ってきて!


ここに戻って来て…、私たちの輝く未来についてみんなで語ろう。必ず…ね。


約束だよ…。」私の目に涙が溢れる。


頷く仲間たちは自然に隣の同志と手をつなぎ、全員が1つの輪になる。


「行こう。多くの命と自由を守るため、そして私たちの未来を勝ちとるために。」


「おう!」


そして、莉亞の力により全員が各星に飛ぶ。


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