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いざ出陣~笑顔の出発~

「どう考えても罠だよな。」苦笑いしながらフィンが言う。母も顎に手を当てて、


「そうね。でも私たちも、あちらが持ってる石が欲しい。ログを連れて行けば石がどこにあるか分かるし、あちらも石が欲しいと言ってるくらいだから…、きっとラーニーはまだ完全には復活していないって事よね。それを考えると、まだこちらにも分があるわ。ラーニーの完全復活の前に何とか手を打ちたいわね。


 それに、アースフィアへの魔物たちの攻撃は、伊関先生が防いでくれているけど、魔物の数によって戦況は変わってくると思うし、シュバリエも、メルゼブルクもファータも…、王政に対する不満がいつ爆発するか分からない情勢よね…。各星で大規模な内乱が起きるのも時間の問題という状況になっているから、早急に決断しないと…。」静かに話す。


「そうですね。時間の問題…。私たちがラーニーと戦う前に、世界が壊滅する恐れがあります。急ぎましょう。」エルフリーデが、長く美しい髪を束ね始める。仲間たちは、エルフリーデのその行動から彼女の覚悟を悟り、戦いに向けた気持ちを徐々に上げていく。


「行こう。私たちの手で世界を救うために…。」私が決意を込めて言うと仲間たちがそれに続く。


「世界をラーニーの手から守る!」


「私たちは負けない!」


「そう、なんてったって、私たちは12使徒だもの!」


「そうだ、そうだ!負けるわけがない!」


「おう!じゃあ、みんな行くぞ!」


「ラジャー!」

「りょーかい!」

「おっけー!」


仲間たちは緊張しつつも、晴れやかな笑顔でここを発つ。


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