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入学式

19時に上げるつもりだったのですが少し遅れました。

すいません。

大きく行っていますと玄関前で行ってから外に出る。

今日から高校生だ。

地元の高校に進学したから環境がそこまで変わることはない。

でも高校生になったというなんとも言えない喜びがある。




通学中に中学の同級生からおはよーと挨拶される。

こちらもおはよー返す。

クラス一緒だといいねとかよくある会話をする。

周りを見ると他にも顔見知りもぽつぽつと見える。




門の近くには桜の木がある。

満開ではないが花は残っている。




入学式はなにごともなくはじまった。

校長先生の話はどこにいっても変わりないらしい。

「新入生代表白井優衣(しらいゆい)。」

はいと元気よく通る声を出す。

私は新入生代表挨拶という大役?を任された。

中学校の時委員長&真面目で売っていたからだろうか、ただ入試の成績が良かったからか今全校生徒の前に立っている。

多くの生徒の前で喋るのだ緊張はしない人はいないだろう。




「〜〜〜。どうぞよろしくお願いします。」

パチパチ

今日の大きな仕事はこれで終えただろう。




「これを持ちまして入学式終了いたします。」

「新入生退場」


この後クラス表を見て各自で教室に行くことになっている。

先にクラス表を見ている前の人たちは悲しんだり、喜んでいる。

私は誰か同じクラスになりたいような人はすぐには出てこない。

別に友達がいないわけではない。

深く関わっていないだけのことだ。

高校では一緒のクラスになりたいと思えるような人を作りたいと思っている。




教室に入ると中学校が同じ人同士である程度集まって話をしている。

中には挑戦的な人もいて頑張って輪に入ろうとしている。

席は出席番号順になっている。

私は12番だ。

30人クラスだし、このぐらいだろう。

席の後ろにはもうすでに人が座っている?突っ伏している。

しばらくの間は席替えはないだろうから少し仲良くなってなろうかな。

「初めまして。」

ガバっと音が聞こえてきそうなほど勢いよく顔を上げる。

「は初めまして」


「よろしくね。」


「よろしくおねがします。」


「えーと。須美さんだっけ。」


「は、はい」


「私は白井優衣。」


「知っています。」


「嬉しい。新入生代表してたの見てくれていたんだ。」

「須美さんはどこの中学校出身のな。」


「えー。えーと〇〇中学校です。」


「隣の中学校だ。思ってたより近いね。」


ガラガラガラ

「みんな席につけ。」

ドタドタ


「担任の渡辺だ。あまりあだ名は得意ではないのでできれば渡辺先生と呼んで欲しい。」

「何か質問がある人はいますか。」

「はい。安達くん」


「先生は彼氏いますか。」


「か彼氏は今はいない。」


「先生ー照れてる。」


「コホン。他にある人。」




「先生の質問コーナーはここまで次は皆さんが自己紹介をしてください。」

「名前と出身中学後はー。うーん。何か好きなものを答えてくださいでは安達くんから。」


「はい。名前は安達・・・。」




「次白井さん。」


「はい白井優衣です。出身中学は□□です。好きなものは。うーんと。料理です。休日はよく家族に振る舞います。」


「次須美さん。」


「須美紗香です。出身中学は〇〇です。好きなものは・・・。」


悩んでいるというか困っている様子だった。


だからこっそりとなんでもいいだよ。例えば食べ物とか。と教えてあげた。


「好きなものはいちごです。」


その後は詰まることなく最後まで続いた。



「これで先生のことやクラスの人のことはある程度はわかったと思う。委員会や係は明日決めるので今日のところは以上。」

「では気をつけて帰ってください。」


これで今日は学校は終わりか。

須美さん以外とお話しできなかったな。

クラスには中学時代話していた人もいないし、須美さんが同じ方向なら帰ってみようかな。

「須美さん。一緒に帰らない?」


「はい。喜んで。」


何か少しズレた返事をされた。




ふー。と息が出る。

久しぶりに一人とこんなに長く話した気がする。

須美さんとは途中まで一緒だったけど立体交差点で分かれてしまった。

須美さんに友達ができたらあまり話さなくなるだろう。

でもそれまでの間は一緒に登下校してみるのもいいかも。

これを呼んでいる人は百合好きですよね。

皆さんは何を呼んでいますか。

私は最近の漫画だと平良姉妹を読んでいます。

姉妹百合っていいですよね。




読んでいただきありがとうございます。

よろしければブックマーク等々もしてくださると嬉しいです。

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