クラス紹介
今回は僕の通っている学校について紹介したいと思います。
僕の学校は共学で男子も女子も通っています。
でも大昔は女子校だったそうです。
そんなことは今は関係ないですが今の高校は神界、魔界、天使界、妖界、人形界、人間界、獣人界、鳥人界、魚人界などのあらゆる世界の住人のトップクラスが集う学校です。
僕もこの学校に入るのに苦労しました。
僕がこの学校に入った理由は将来が安泰しているため。
政治家や高級官僚などかなり地位のある世界が約束されているため。
中でも賢人会という研究者グループは政治家を裏で操っているとも言われるこの世界では重要なグループ。
別に裏で操っていると言っても悪い意味ではありません。
みんな世界平和のために尽力しているのです。
そんな学校に僕は4月から通うことになりました。
この学校は特殊で高校と大学がくっついた7年間修学します。
卒業生には人間なのに賢人会のトップになった人もいるそうです。
僕も特殊能力がそんなに無いのにこの学校に受かったのでその人は僕にとっての希望の星です。
さて、ここからは僕のクラスのことについて紹介したいと思います。
まず、担任は液野 慈恵先生。
とても見た目は若く10代に見えます。
しかもなぜか学生服を着ているので本当にクラスの委員長に見えます。
しかし実年齢は100歳以上なのだそう。
本当に見た目では分かりません。
彼女の種族は液状生命体なのだそうです。
簡単に言うとスライムみたいな生命体。
ただし、先生にスライムは禁句です。
「液状生命体はこの世に3人しかいない貴重な種族、そこら辺にいるスライムとは訳が違うの。
大体、知性のあるスライムは未だに出てきていないわ。
だから一緒にしないでくれる」
といつも怒られます。
見た目は僕たちと変わりませんが手から食べ物を吸収するという変わった食事の取り方をします。
初めて見た時はかなり衝撃的な光景でした。
担当教科は社会科です。
副担任は西極 優陽先生。
とても毒舌な先生でいつも僕らを困らせます。
一応天使なのだそうですが僕の出会ったことのある天使の中で1番性格が悪いです。
彼女は結婚しているそうですが同性婚というやつで相手は女性です。
そしてその人を旦那(女性)と称していつも悪口を言っています。
ただかなりラブラブなようで僕らがその人の悪口に便乗するとかなり怒られます。
担任の液野先生はある理由で月に1回は必ず休むのでその時の代理も務めます。(教科の代理も)
担当教科は音楽です。
天使の歌声とも言うべきなのか彼女の歌声はとても癒やされます。
続いてクラスメートの中にも僕の親しいクラスメートを紹介します。
涼井 極、僕の幼なじみであり悪友です。
彼は氷魔と称していますがその証拠を見たことがありません。
優秀な魔族は簡単に能力を見せないのだとか。
ただ、彼は非常に寒がりなので僕は信じていませんが。
魔族なのは確かなのですが何の魔族かは分かりません。
続いて釣流 泳斗。
彼は水神です。
いつも僕に説教をしてくる面倒くさいやつ。
性格もしっかりしていてクラスの委員長だ。
彼も僕の幼なじみ、とかく僕の世話を焼きたがるやつ。
水がないと精神的に不安定になるのでいつも水を入れたコップを持ち歩いています。
(授業の時は机の片隅に置いています)
水を切らした時は自身の能力で水を出すので大丈夫です。
続いて僕の彼女の親友を紹介します。
羽広 飛翠。
彼女は背が小さくまるで小学生みたいな体型。
そして、非常におしゃべり。
マシンガントークとでも言うべきか。
彼女は鳥人。
それもインコから人へと進化したらしい。
いつも登下校は窓からの出入りです。
そして食事の時は元のインコに戻ります。
その時はかなりの片言になるのでかなりシュールです。
大愛 施恩。
彼女は天使で非常に優しい。
優しすぎます。
特に僕の彼女はこの世界について疎いので優しくしてくれています。
しかし、優しいのが度が過ぎるのか僕の彼女に対しての独占欲が強くいつも僕に強く当たります。
本人に自覚は無いようだけど。
ちなみに彼女は異性愛者なので僕の彼女に関しては恋愛感情はありません。
どちらかというと夢女子の気が。
前に理想の男子の話を聞いたらそんな奴いるのかというようなことを言っていたので。
そして、最後に紹介するのがうちのクラスのマスコット、犬伏 逞と猫村 雨里。
彼らは人形属の出でその中でもぬいぐるみ属の人たちだ。
犬伏君は男の子で犬のぬいぐるみ、猫村さんは女の子で猫のぬいぐるみ。
背丈も小型犬、小型猫と同じサイズでさながらしゃべる犬猫です。
そして彼らは僕らと同じラブラブなカップルです。
見ていてとても癒やされます。
そして彼らはよく女子のおもちゃにされます。(悪気はありません)
犬伏君はプライドがあるようで女子と一緒にいるのが嫌らしく僕らと一緒に連んでいます。
これからの7年間、僕らはこんな人たちと過ごします。
僕はこれからの日常が楽しみです。