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天邪鬼

私の彼氏は私のことをよく知っている。


そこが好き。


隣で眠っている瑛斗の髪を手で梳かす。


私は、なんというかすごく面倒な性格なんだ。


自分でもよくわかっている。


瑛斗にはよくだるいとかうざいとか言うけど、私のほうがもっとずっとかったるい。


構われて嬉しいのにうるさいって言ってしまうし、恥ずかしいとすぐに手が出る。


素直に謝れないで睨んでしまう。


天邪鬼。


本当はギュッと抱き着いて好きって言いたい。


甘えたい。


でも私の性格がそんなこと許さないから、こうやって瑛斗が寝ているときにだけ甘える。


瑛斗の胸元に額をくっつける。


安心する。


瑛斗の匂いを大きく吸い込んで目を閉じる。


起きたら、少しは素直になれてるかな。


無理だろうな。


でも、少しだけ優しくするくらいならできるかもしれない。


頑張ってみようと思っているといつの間にか私は眠りについていた。


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