表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
65/100

掴み損ねた手の指が

「なんで?」なんて間抜けな問いかけが出来る時期なんてとうの昔に過ぎ去って、今の自分に出来ることは、泣きながら「ゴメンね」を繰り返す彼女の前で、ただただ呆けた顔で立ち尽くすことだけだった。

 バカな話だ。彼女にこの選択をさせたのは自分の手だ。この手でちゃんと掴んでいなかったから、彼女は他の手に縋ってしまったんだ。自業自得だ。


「……ゴメンな」


 そう告げる。

 僕の掴み損ねた手の指が、やがてゆっくりと涙を払った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ