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そして少女はクリスマスイヴも学校をさぼる

 学校をふけてクリスマスイヴの街にくり出したあたしと明美は、駅前広場のベンチに座って仲よく肉まんを食べていた。


「これぞ非リア充の過ごし方」


 行き交うカップルをあたしがジト目で睨んでいると、スマホをいじっていた明美が不意に立ち上がった。


「彼氏、学校終わったって」


「う、裏切りもの!」


 高笑いしながら歩き去る明美に歯噛みしていると、メールの着信音が鳴った。坂崎くんからだ。


『今から会える?』


 ヤバイ。ぐっときた。

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