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そして少女は今日は文化祭をふける

 文化祭をふけて校舎裏で寝ていたあたしは、坂崎くんの呼ぶ声で目を覚ました。


「やあ」


「やあ、じゃないよ梅田さん。文化祭ぐらい手伝ってよ」


 あくびで返すと坂崎くんが呆れた顔をする。


「梅田係がちゃんと見てないからって、みんなに怒られちゃったよ」


「梅田係?」


「こういう係」


 そう言って手を差し出す坂崎くん。思わず噴き出すあたし。


「よろしく梅田係。一生面倒見てね」


 逃げる坂崎くんの手を、あたしは無理やり掴んでやった。

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