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先見の壺

テキストポイ「200文字小説コンテスト」参加作品

http://text-poi.net/vote/56/

 壺を覗いたのは失敗だった。


「この壺を覗くと、貴方の未来が見えるのです」


 この骨董品屋の主人の言葉に好奇心をくすぐられた私は、ついその壺を覗いてしまったのだ。


「ほら、未来が見えるでしょう?」


 ああ、見える。

 頭から血を流して死んでいる私の姿が。

 木刀で私の頭を打ち砕く、骨董品屋の主人の姿が。


「人の未来は全て死です」


 衝撃。


「おお、壺よ。血に濡れるお前は美しい」


 うっとりとした主人の声。

 壺を覗いたのは失敗だった。

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