38/100
渡れなかった踏み切りで
毎朝同じ時間の踏み切りで、ボクは彼女に出会う。
彼女はいつも遠い目で踏み切りのむこうを見つめながら、電車が過ぎるのを待っていた。ボクはそんな彼女の横顔を好きになってしまったのだ。
でもボクは、そんな彼女に声をかける勇気がなかったんだ。
ある日、踏み切りで事故があった。彼女は閉じる遮断機のむこうに踏み込んで行ったのだ。
ボクに勇気があったなら、なにかがボクにできたのだろうか?
踏み切りがカンカンと鳴っていた。
毎朝同じ時間の踏み切りで、ボクは彼女に出会う。
彼女はいつも遠い目で踏み切りのむこうを見つめながら、電車が過ぎるのを待っていた。ボクはそんな彼女の横顔を好きになってしまったのだ。
でもボクは、そんな彼女に声をかける勇気がなかったんだ。
ある日、踏み切りで事故があった。彼女は閉じる遮断機のむこうに踏み込んで行ったのだ。
ボクに勇気があったなら、なにかがボクにできたのだろうか?
踏み切りがカンカンと鳴っていた。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。