33/100
特別ルージュ
初カレとの初デート。あたしは思い切って普段つけないルージュを引いて、ドキドキとデートにむかう。
けれどカレは恋愛スキルなんてない鈍感男。ルージュなんて気づきもしないで、緊張バリバリの手もつながない健全デート。
ちょっと落胆しながらのデート終わりの帰り際、カレはためらい気味にあたしの背中を呼び止めた。
「その……今日はありがとう」
「え?」
「口紅、つけてくれて」
気づかれてた。と思ったら、急に顔が熱くなった。
初カレとの初デート。あたしは思い切って普段つけないルージュを引いて、ドキドキとデートにむかう。
けれどカレは恋愛スキルなんてない鈍感男。ルージュなんて気づきもしないで、緊張バリバリの手もつながない健全デート。
ちょっと落胆しながらのデート終わりの帰り際、カレはためらい気味にあたしの背中を呼び止めた。
「その……今日はありがとう」
「え?」
「口紅、つけてくれて」
気づかれてた。と思ったら、急に顔が熱くなった。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。