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ときめき
人生も五十を過ぎると、ときめきとは無縁になる。
「結婚し損ねたわ」
「する気もなかったくせに」
それでも腐れ縁だけは残っていて、三十年来の男友達とあたしは居酒屋で飲んでいた。
「いい加減、独りよがりも疲れたわよ。バツイチのご意見は?」
「修羅場」
あたしが大笑いすると、彼はスコッチを飲み干して、急に真面目な顔をした。
「だが、独り身は墓場だ」
そしてあたしの手を掴む。
「一緒に暮らすか?」
悔しいけど少しときめいた。
人生も五十を過ぎると、ときめきとは無縁になる。
「結婚し損ねたわ」
「する気もなかったくせに」
それでも腐れ縁だけは残っていて、三十年来の男友達とあたしは居酒屋で飲んでいた。
「いい加減、独りよがりも疲れたわよ。バツイチのご意見は?」
「修羅場」
あたしが大笑いすると、彼はスコッチを飲み干して、急に真面目な顔をした。
「だが、独り身は墓場だ」
そしてあたしの手を掴む。
「一緒に暮らすか?」
悔しいけど少しときめいた。
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