表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/100

そして少女は今日も学校をふける「友達とドーナツとメランコリー」

 学校をふけて公園の芝生に転がるあたしは、ドーナツの穴のむこうに青い空をのぞいていた。


「梅ちゃん、なにやってんの」


 さぼり友達の明美があたしを見下ろして呆れた声を出す。


「ぽっかりなのだ」


「はあ」


「あたしの心の穴を誰か埋めてくれないかしら」


 あたしがメランコリーにそう言うと、明美はドーナツを取り上げて、パクリと食べてしまった。


「穴なくなったよ」


 こいつやりおる。

 手についた砂糖を舐める明美にあたしは降参した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ