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最後の日
私は不老不死である。
私は死ななかった。文明が滅び、人類が絶滅し、生命が地球上から消滅しても、私は死ななかった。
そして今、地球最後の日を迎えた。
空一面に赤い太陽がある。その灼熱に山も谷も溶け、地表は滑らかな平地となって延々と広がっている。
私には歓喜があった。地球が太陽に飲み込まれ、今日こそこの億千万の孤独の日々も終わるのだ。
しかしそれは絶望だった。
畜生! なんで俺はこの灼熱地獄の中で絶望ができるんだ!
私は不老不死である。
私は死ななかった。文明が滅び、人類が絶滅し、生命が地球上から消滅しても、私は死ななかった。
そして今、地球最後の日を迎えた。
空一面に赤い太陽がある。その灼熱に山も谷も溶け、地表は滑らかな平地となって延々と広がっている。
私には歓喜があった。地球が太陽に飲み込まれ、今日こそこの億千万の孤独の日々も終わるのだ。
しかしそれは絶望だった。
畜生! なんで俺はこの灼熱地獄の中で絶望ができるんだ!
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