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そして少女は今日も学校をふける「昼下がりの公園で」

テキストポイ「200文字小説コンテスト」参加作品

http://text-poi.net/vote/56/

 学校をふけたあたしは、公園で日向ぼっこをしていた。

 あたたかい日だまり。缶コーヒーを飲みながら過ごす優雅な昼下がり……なんて思っていたら、公園の入口に知ってる顔が現れた。


 あたしの担任だ。


 慌てて草陰に隠れる。先生はベンチに座り、ため息をつきながら弁当を開いた。

 丸い背中で弁当をつまみながら先生が呟いた。


「梅田は今日も早退か……」


 あたしの名前だ。

 明日はちょっとまじめになろうかな、とあたしは少しだけ思った。

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