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そして少女は今日も学校をふける「優等生の坂崎くん」
テキストポイ「200文字小説コンテスト」参加作品
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学校をふけてゲーセンで遊んでいたあたしは、そこで同級生の坂崎に会った。
「なにやってんの優等生」
坂崎が驚いた顔で見てきたが、あたしの方が驚いた。坂崎はあたしと違って品行方正、成績優秀な優等生だからだ。
「さぼり?」
「別にいいだろ」
そっぽをむく坂崎。あたしはおかしくなった。
「決めた。遊ぼう」
あたしは坂崎の手を掴む。
「な、なんで?」
「かわいいじゃん、あんた」
握る坂崎の手が少しだけ熱くなったような気がした。




