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そして少女は今日も学校をふける「優等生の坂崎くん」

テキストポイ「200文字小説コンテスト」参加作品

http://text-poi.net/vote/56/

 学校をふけてゲーセンで遊んでいたあたしは、そこで同級生の坂崎に会った。


「なにやってんの優等生」


 坂崎が驚いた顔で見てきたが、あたしの方が驚いた。坂崎はあたしと違って品行方正、成績優秀な優等生だからだ。


「さぼり?」


「別にいいだろ」


 そっぽをむく坂崎。あたしはおかしくなった。


「決めた。遊ぼう」


 あたしは坂崎の手を掴む。


「な、なんで?」


「かわいいじゃん、あんた」


 握る坂崎の手が少しだけ熱くなったような気がした。

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