表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/100

そして少女は今日は卒業式をふける

 卒業式をふけて校舎裏へと抜け出したあたしは、そこで坂崎くんに捕まった。


「梅田さん。最後くらいちゃんとしようよ」


 最後。あたしは坂崎くんに訊く。


「今日で梅田係も卒業だね」


「そうだね」


「嬉しい?」


 そこで坂崎くんが、あたしの身体を引き寄せた。


 唇。


「卒業したら始めないと」


 真っ赤な顔の坂崎くんは、そう言ってあたしの手を引き走り出した。


 ――坂崎の癖に。


 火照る顔にうつむきながら、あたしは手を引かれるままに走った。


めでたし、めでたし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ