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ぼくのたび  作者: 玲於奈
7/16

自転車小屋

なし

予想通り

担任は

次の日にめちゃくちゃ怒っていた

まず

教室にはいってきた

雰囲気がいつもと

違った

とげとげしい

朝、先生だけで職員室でする

朝の打ち合わせで

何かあったのは

確実だとぼくは思った


教室の空気も急に重くなる

怒られる前の

予兆をみなが感じ取っている


そして

爆弾は破裂し

朝の会から引き続き

1時間目もつぶれた


担任は何も言わなかったが

きっと隣のクラスの

2枚目気取りに

コテンパンに

何か言われたのではないかと

思われた


お調子者が

みせしめにあったくらいで

それ以外のことは

知られなかった


学級の和とはこういうところでも

発揮される


そして

この事件はこれで

終わるはずだった


下校時間が来て

児童用玄関から外にでようとした時だった


何人かの同じ学級の男子が

げたばこにたむろしていたのが

見えたのだが


突然やつらに連れていかれた


自転車小屋

まわりのとたんが目隠しになっている


「おめえだろ

 ちくったの」


開口一番

どの顔も表情が険しい


まったく身に覚えがなかった


「おめえ、今日の説教の時

 笑っただろ」


一番腕力のあるSがいう


やられた、

はめられた


きっとめざとい手下が

ボスのSにご注進したのだろう


仲良きことは美しきことかな


ぼくは

腹にパンチを何発か

くらった


それで倒れてしまった


服でみえないところを

狙うのもいやらしい奴らだ







なし

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