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エピローグ 共に老いていこう

 彼らの村の高台からは、遏令(アツレイ)の廃墟が見渡せる。かつて空の色を映していた建物は、今では崩れてしまったか、灰色か緑色に染まっている。


 何十年も前、災厄が永遠に止んだ直後のこと。ドフヤは、遏令のとある死体で溢れる部屋で、解凍覚醒処理の最中だった教皇を見つけた。彼女は意識の戻るのを根気強く待ち、そして教皇の頭を一発で撃ち抜いた。


 それから長いあいだ、ドラゴンはまだ咆哮を上げ続けていたが、やがて沈黙し、動かなくなった。今では壊れた骨格が廃墟の中に横たわり、植物に覆われている。


 最後の災厄を生き延びた人々は集まり、互いに助け合って暮らしを築き直した。今では、彼らの村には本当にたくさんの人がいる。子ども、大人、年寄り。年齢も様々だ。


 四本足で地面を這う者。二本足で歩く者。二本足で歩きながら杖をつく者もいて、それは三本足のようになっている。


「ウェリスじいちゃん、足元気をつけて!」若者が三本足の老人を支えながら、晴れ渡った陽の下で散歩している。


 ドフヤも、陽の光に誘われて、夫の手を取って散歩に出かける。


 彼女はファンと並んで、遏令を遠くに眺めた。若い頃に好きだった鏡はもう見えないが、この景色は今も美しい。


 二人とも髪は白くなり、肌には皺が刻まれている。それでも、世界で最も美しいものはここにある。


 人々の生命の紐は、今もなお結び合っている。

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