表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/30

第7話ニュース

「それでは、次のニュースです」


「昨夜、銀行に30名程の男性たちが拳銃を持って乗り込んだということです」


「その場にいた人達の証言によると一人の男が受付にいた女性の額に銃を突きつけながらバックにお金を詰めるよう指示したということです」


「やっぱり昨日のやつ、ニュースになってるなぁ」


樹は少し困った顔をしながらそう言った。



「まぁ、そのうち他の大きなニュースが入ってすぐに忘れられますよ」


「それもそうだな」


「それに、お兄様があの時あたくしに指示を出してくれなかったら周りにいた人達が怪我をしていたかもしれませんからね」


「そう言ってもらえて嬉しいよ」


しばらくして樹達は学校に行く支度をしてベルモンドの車に乗り、学校へ向かった。


30分後。


「それでは千鶴様樹様どうかお気をつけて」


ベルモンドは頭を下げながらそう言った。



「ああ、ありがとう、それじゃあ行ってくるよ」


樹はそう言った後学校の中へと入って行った。


そして、樹達はドアを開けて自分の教室に入ると。


窓際の方で、女子生徒3人が何やら小声で噂話をしているようだった。


「ねーねーそいえばあの話聞いた?ABクラスの松井陸斗松井陸斗(まついりくと)が男3人にいじめられてるっていう話」


「聞いた聞いた」


樹はその話を無視して自分の机へと向かった。


「あのー、すいません、お兄様あたくしの座る席ってどこでしたっけ?」


「それならちょうど俺の窓際の席の隣だよ」


千鶴は安心した表情で樹について行った。


そして樹達は自分の席に腰を下ろした。


「あの……お兄様」


「なんだ千鶴?」


「さっきあの子達が言っていたABクラスって何なんですか?」


「ああ、その話か」


「この学校の2階には今回の入学試験で最下位だった、生徒達30名が集められたクラスそれがABクラスだ」


樹がそういった後クラスに先生が入ってきた。


「早速朝のホームルームを始めるぞ」


先生はそう言ってクラスの人達の名前を順番に読んでいった。



そして、しばらくしてお昼休みになり樹達はお昼ごはんを食べるためにランチルームへ向かっている途中。


階段のところでこの前樹達の肩にぶつかってきた松井がまた男子生徒3人に囲まれていた。


「お前、ウザいんだよ金持ちの落ちこぼれやろうが!」


3人で囲んでいたリーダー的な男がズボンのポケットの中からカッターを取り出した。

そしてそのカッターを囲んでいた松井の方に向けた。


「あのままじゃ危ない止めに入るぞ!」


「はいお兄様!」


樹達は急いで階段を上り、囲まれていた松井を庇うように立った。


〖少しでも面白いと思っていただけたら下にある星谷ブックマークを押していただけると大変嬉しいです〗


〖最後まで読んでいただき、ありがとうございました〗

〖少しでも面白いと思っていただけたら下にある星谷ブックマークを押していただけると大変嬉しいです〗


〖最後まで読んでいただき、ありがとうございました〗

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 高飛車な感じが新しく、文章が綺麗でした。 とても、面白かったです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ