表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/30

第5話入学式

あれからしばらくして千鶴は無事に湯野浜高校に合格した。


「今日は高校の入学式だな千鶴」


「そうですね、お兄様」


「あっ!あたくしもそろそろ制服に着替えないと」


千鶴はそう言って自分の部屋に入り制服に着替えた。


千鶴の制服の上着は樹と同じ黒のブレザーで所々に模様が入っていて下はチェック柄のスカートだった。


「どうですか?お兄様」


千鶴はそう言いながら笑顔で樹に制服を見せるようにゆっくりと1回転した。


「うん、可愛いよ千鶴」


そして樹達は学校に行く支度をして。


ベルモンドの車に乗せてもらって樹の家のものすごく広い庭を抜けて、学校へ向かった。


そして30分後。


「ベルモンドありがとう、ここまで送ってくれて」


「ありがとうございます」


「お安い御用ですよ」


千鶴達がそう言って車を降りると、目の前には大きな校舎があった。


「ここが今日から千鶴が通う湯野浜高校だよ」


「はい!」


千鶴は笑顔で頷いてこれから何が始まるのかという期待を膨らませながら中へと入っていった。


そして、しばらくして樹達は体育館へと向かった。



樹達が体育館に着くとそこにはもう多くの生徒たちが椅子に腰をかけていた。


樹は少し後ろの方の席に座った。


千鶴は前の方の席に座った。


しばらくすると体育館の舞台上に、校長先生が 上がって みんなに挨拶をして 雑談を始めた。


2時間後。


「今日は短縮授業なので これで帰れますね お兄様 」


千鶴達が そんな雑談をしながら階段に通りかかると 一人の男子生徒が 3人の男子生徒に囲まれて 泣いているのが見えた。


そして 男子生徒は 涙目で 逃げるように 千鶴達の 肩にぶつかってきた。


「まちやがれ!」


逃げて行った 男子生徒に向かってそう言った。



樹達は 少し逃げていった男子生徒のことが気になったがその場をあとにした。


そして樹達はベルモンドの車に乗り家に向かった。


「あの…お兄様さっきの人達、男子生徒を3人で囲んでましたけど大丈夫だったんでしょうか?」


千鶴は不安そうな顔でそう言った。


「俺にも分からないけどもし何かあればきっと先生方が何とかしてくれるだろう」



樹は そう言いながらも 同じ 男子生徒のことを考えていた。


まあ俺達は あそこの部分しか見てないから 何とも言えないな。


30分後。


家に着き車を降りた。


「ありがとう」


「 ありがとうございます」


樹達はベルモンドにそう言った後、家の扉をあけて中に入ると玄関前にメイド達がいた。


「お帰りなさいませ樹様千鶴様」


「ただいま」

「ただいま」



〖少しでも面白いと思っていただけたら下にある星谷ブックマークを押していただけると大変嬉しいです〗 〖最後まで読んでいただき、ありがとうございました〗

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ