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名前を決めよう!

 「えー、本日はみーくん、しょーちゃん、しゅんさんのチーム名を決めたいとおもいまーす!」

 「なんで霄が仕切ってんだよ…。」


 ということで、チーム名を決めます!

 

 「じゃーまず、みーくん!」

 「えと、僕は何でも…。」

 「えー、じゃーしょーちゃん?」

 「…年上だからってちゃん付けやめてください…。オレも特には。」

 「俺も無いっす。」

 

 自分たちのことなのに案を出してこない…!大丈夫かな、この人たち…。


 「えー。じゃあ、おれたちー?」

 「っつて、お前は考えてねーだろ…。」

 「じゃあ僕が

 「圭は駄目だ!」「藤沢君はいけません!」

 「ええ、2人して拒否しなくても…。」

 「あんなん出されたらたまったもんじゃねぇ…。」

 「…前回のことで、どんな人にも無理なものはあると再確認しました…。」


 前回のこととは、社名決めのことだ。僕が自信満々で出した案は、速攻却下された。なぜだ。そこから、僕はネーミングセンス無い認定をされてしまった。


 「んじゃ俺。『CROSS ROAD』で。」

 「…おい、涼也、いい加減にしろよ!社名パクってんじゃねーよ!!!」


 寿さん、キレました…。怖すぎです。まあ、前回も涼也さんろくに考えて来なかったしね。ちなみにあの社名決めで採用されたのは寿さんの案。「今まで俳優をやってきた社長と、それぞれ違う道を歩んできた私たちやアイドルたちが、交わり、新たな道を創っていく。そんな事務所にしたいと考えました。」と言っていた。これにより、僕たちの中では寿さんが案外ロマンチストだと位置付けられた。


 「…はあ、誰も使えねえよ…。はい、では私の案はこちらです。」

 「なんてよむの?」

 「BUMPYバンピー ROADロードです。そもそもはでこぼこ道と言う意味で、色々あって平坦ではない彼らにぴったりだと思います。ROADは社名から取りました。初アイドルなので、その喜びやら何やらを込めて、社名の一部を贈ろうと思いまして。」

 

 「なんか格好良いっす!」

 「寿さんすごいです!家のみんなの言うとおりだなあ。」

 「じゃあそれで。」


 「やっぱ誠一郎はロマンチストだな。」

 「ですね。」「だねー。」

 「っ!だからそれ、止めて下さい!!!」


 ということで、新アイドルは『BUMPY ROAD』に決定です! 

お読み頂きありがとうございます。

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