表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/34

第11話

「……来たな」

遠くから甲高い音が聞こえる。

それは爆撃機の音だった。

超音速の爆撃機で、精密空爆を行うことができるとされている。

「敵に動きです。敵機撃墜の方向へ、上空の爆撃機編隊に向けて対空砲を放っています。どうしますか」

遠くからでも見えるように、衛星通信用の装置一式を稼働させている。

これによって、必要なデータはリアルタイムで獲得することができるようになっていた。

「そうだな、そろそろ動かし始めるか」

中家がいうと、すぐにマキシムがやってくる。

「行きますか」

「ああ、計画通りにな」

ジャングルの木々の隙間から、壁だけが見える。

その壁めがけて、数発の爆発が。

それから少しして土煙が消えるころには、大きな穴が開いていた。

「よし、進ませろ」

中家が確認してから、すぐにマキシムを突入隊長とする部隊が進みだす。

すぐに反撃があったが、それも手りゅう弾をどんどんと放り込んでいくと、数回の爆撃音とともに沈黙していった。

「上から攻撃の可能性です」

「狙撃、開始せよ」

穴を死守するため、集まってきて壁の上から攻撃するための部隊が集まってくる。

それを一人ずつ確実に仕留めていく。

「よし、警戒組はそのまま待機。かつ厳に見張れ。何かあればすぐに知らせろ。突入班は、内部警戒してから進め」

「了解」

すでに声は直接聞こえない距離だ。

そのため、イヤカムを使い通話している。

邪魔されないように、あらゆる周波数で対応できるように設定されていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ