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1 噴火、からの死亡

色んな小説をインスパイアしています。パクリ?知らないなそんなの(`・∀・´)はっはっはー!

とあるマンションの1室。

ニートがゲームをやるにはしては十分の広さがある。

部屋の角には紙の束が山のように重なり、スマホのメールBOXも関連したメールで埋め尽くされていた。


ガタンッ


どうやら封筒が届いたらしい。

僅かな期待を込めながら封筒を開ける。

『残念ながら今回はご希望に沿えない結果となりましたが、今後一ノ瀬創也(いちのせそうや)様のご活躍をお祈り申し上げます。』


「はぁ、ダメだったかぁ…畜生」


そうこれは不採用通知という名前のデ〇ノートである。


「憂さ晴らしにゲームをやろう。うん、そうしよう。」


多分これが原因なんだろう。俺でも分かる。てか誰でも分かるわ。


「イケイケイケッ!!」


「オラオラオラッ!」


「しゃぁぁ!レアアイテムGET!」


適当にゲームを初めて3時間経っちゃったよ。

ハマりすぎだろ俺。

因みにやってるゲームは勇者とか魔王とかがいる王道のやつ。

王道ってやっぱり良いよね……


〜数分後〜


「うわぁ死んだよ、畜生」


「昼飯買いに行くか」


萎えたので気分転換にコンビニに行くことにした。

家からコンビニまで徒歩で1分の距離だ。

主食は所謂カップラーメン。

家にはガスが通っていないのでお湯はコンビニでいれて帰る。

帰り際近くにある活火山からすごい量の煙が出ていたが気にしないでおく。

家につき約2分待ったのでカップラーメンに付属している液体を入れていざ実食。


「いただきまーすー」ドォォ。


「やっぱり旨いなぁ」ドォォォ。


「なんかさっきから変な音してないか」ドォォォォォォ。


!!!!!


もしかしてさっきの火山じゃ!!ヤバい!!!逃げなきゃ!!!!!

勢いよく扉を開け道を自分の出せる最大速度で走る。

ここら一帯に住んでいる住民達も焦って逃げている。


「逃げろ!こっちだぁ!」


ここら辺に住んでいると思われる男が指を指して荒々しく声をあげる。

男が指さす方向目指して走ると広い道に出た。

遠くを見据えると船が見える、これで助かると思い力を振り絞り思いっきり走る。

人混みのせいで前が見えない、人をかき分けながら前に進む。


目の前に電柱があったが、避けられなかった。頭を強打する。


「はぁはぁ痛てぇ…誰か助けて…」


視界が赤い。さっきの強打で血が出て目に入ったようだ。

助けを求める俺を無視して住民達は船の見える方向に走っている。


「これで助かるわ」


「あと少しだ!頑張れ」


と住民達の声が聞こえる。だがうわ腹に火山が唸り声をあげている。


ゴゴゴォォ。 ゴゴゴォォ。 ドォォォォォォ。


その瞬間火山が噴火した。無数の大きい岩がここに飛んでくる。

それと同時に火砕流が凄い速度で迫ってくる。


「誰か助けて!!!誰か!」


叫び声をあげる、だがもう分かっていた。助からないことを。

火砕流が目の前まで迫ってくる。


「あのゲームクリアしたかったなぁ」


一ノ瀬創也(いちのせそうや)はそう言い残しこの世を去った。





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