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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

『向こう側の小宇宙』より。

ショクザイ

作者: 砥眞 芳矩

ねえ、聴いてる?

人はさ、無意識の内に見たいものだけを見ているのさ。

見たくないものは見ない。いいや違うね。クラヤミが深くて視えない、視えなくなってしまっているんだよ。


見たいものだけをただひたすらに追い求める。

内に潜んだ暗闇を抱えたまま何食わぬ顔をして日々を過ごしてさ。

これってある意味、求道者だと思わない?

欲望のね。


でもね、そこからは何も生み出さないのさ。

ただマンネリが支配するだけ。

そして、唯々闇が深くなっていくだけ。


結局さ、何かを生み出すためには膿を出さなきゃあいけないのさ。


大事なのは新しさ、という訳さ。

何事も挑戦する、気概さ。

それこそが光。

それが新しい自分、て奴なんだろうね。


さあ、想像の翼を広げてごらんよ。

鳥籠の中に囚われた小鳥は羽ばたけないのだけれども、魂は別さ。


魂は暗闇に塗れた虚ろな肉体からいくらでも羽ばたくことはできる。

奇妙な共鳴関係も一種の魂の救済なのさ。


迷える魂はきっとそれを切望していると思うよ。

暗闇という鳥籠からの脱出をね。


さあ、君の鳥籠の中に囚われた魂を

永久に開放をさせるお手伝いをしてあげようじゃないか。



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