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クラスで俺だけ人外転生だった件  作者: いくまろ兵士
魔国編
5/7

5話 城への道 後編

まさかの、また時間遅れてました…

すいません^^;


俺達は【魔国(マゾン)】に着いた。



『アミク! 降りるよ!』


「うん!」


俺がアミクに言うと、 マルはそれに気がついたようで、腰を下ろす。


「嬢ちゃん、降りていいぞ!」


「うん!ありがと!」


微笑ましい。

ガチムチのおっさんでなければ、もっと感動に浸れたかもしれないが・・・


ん? マルが無言でこっちを見た、微妙に殺気を感じる。


(失礼なことは考えないようにしよう・・・)

そう心に誓った。



よいしょ!

アミクがゆっくりと降りる。


あれ?


その途端、「足が痺れるぅ…」と呟きながらふらついていた。


背中に、長時間いたのが原因だろう。


(ほっこりするわ~)


こういうのを見るのはいい、ロリコンではないぞ。


気がつけば、マルも見つめている。

無言だから怖いが、、、


(マル... いつか、通報されても知らんぞ。)


・・・


しばらくすると、

アミクの痺れが治ったようで、マルに「これからどうするの?」と、

服の(すそ)を引っ張りながら、聞いていた。


(羨ましい・・・)

それにしても、子供はすぐ人に懐くもんだな・・・


「あ、、 国に入るぞ!」


そして、関門所の中へ入った。


中には、1つの扉と偉そうに立っている男が居た。


「娘と俺だ、通らせてくれ。」


「その前に、お前ら! 身分を証明するものを見せろ!」


なんだか、偉そうに言ってくる。

正直ウザイ。


「あぁ~、娘は顔パスでいいか? ほれっ!」


そう言って、マルが アミクの顔をその男へ向けさせた。


( 有名なのかな?)


「顔パスなんて出来ねぇだろ!馬鹿じゃねぇの。」


男が馬鹿にするように、俺達にいう。



そうすると、関門所の裏から 人が出てきて男を殴った。


「バカモン! 何しとるんじゃ!!

この娘を知らんこともなかろうに... 」


「何すんだよ親父... 」


どうやら親子のようだ。

(容赦ないな... まぁ、スカッとしたけど。)


何か、説教をしていたので マルに聞いてみた。


『マル、 アミクって 有名なのか?』


そうすると、マルが呆れたように言った。


「はぁ? まさか、知らずに付いてきてたとは...


えっとな、そいつは 魔族(アンデット)の長 【魔王】の娘だよ。 人間でいうと、王女って感じか?」


え・・・?

正直に驚いた。

なんとなく、偉そうな家の出だと思っていたが、想像を超えた・・・


『そうだったのか... それじゃあ、なんで森にいたんだ?? 護衛くらいいるだろう?』


「えっとな、、、 俺は頼まれただけだから知らねぇよ。」


そうだった、依頼とか言っていたな。


頭をボリボリと掻きながら言っている。

何か、陰謀の匂いがプンプンするなぁ。


「くだらねぇ事考えてるんじゃねぇよな?」


『考えてないよ』


何気に鋭い、 能力と見た目がミスマッチだ。


(ん? いや、、野生の勘、、、的なのもありか...)



何気ない会話をしてると、 説教が終わったようで、親父と呼ばれていた方が出てきた。


「さっきは、うちの息子がすまなかった!

あ、通っていいぞ! 」


頭をかなり深く下げながら言っている。


(魔王って、かなり偉いんだな...)


ちなみに、息子は反省の色が見えず、 偉そうに立っていた。


チッ

心の中で舌打ちをした。


そうして、

2人と一羽で、魔国(マゾン)に入る____



▪▫▪▫


魔国(マゾン)


魔国(マゾン)とは、【彷徨う死者】(アンデッド)の王が 治めている、唯一の魔族の国である。


ちなみに魔王とは、それぞれが強者であり、 1人で一国の戦力になるとまで言われている。



今日


その国に、ある1羽の元人間が入った。 その出来事は、時代の転換点として、後に世に残ったとか、残らなかったとか...



▫▪▫▪


《ロロクマ視点》


おぉ!


予想に反さず、デカイ!

街並みは中世ヨーロッパを連想させる!通りでは、様々な店が出ており、 お祭りにも見える。


ファンタジーの定番だね。

結構、いいわ。


・・・


アミクが不思議そうにこっちを見ている


(やば・・・声に出てたか?)



「ん? 鳥さん、ふぁんたじーって何?」


『あ、気にしなくてもいいよ』


「ん? 分かった!」


笑顔で答えるアミク...


(グッジョブ!俺!)


心の中でそう思った。



今は、街の中央【王の城】へと向かっている。


その時、マルが何かを思い出したようで話しかけてきた。


「そいえば、今更なんだが 【念話】って の、会話相手の数を増やせねぇーの?」


丁度、 不便だと難儀していたところだった。


(どうすっかな?)


何かできないか、考えてみる...


(あ、進化とかあるんじゃ、、、)


と思い、ステータスを開いてみると、 そこに《共同念話》というものがあった。


何かの、条件をクリアしたのかもしれない。


「おい、聞いてるか~??」


マルが、真剣に悩んでる俺に 聞いてきた。


『ちょっと待ってろ』


そこは、少し強めに言う。


「お、おぅ。 分かった」


そこは、納得してくれたようだった。


では、進化の《共同念話》を選択!


勿論、心で念じる 手はないからな。



キィーン!


(痛っ!)


耳鳴りがなった。 膜が破れそうなくらい痛い。


《念話の派生進化、共同念話 を入手しました》


あれ? なんか出てきた。

それに、周りの時間が止まったように見える。


・・・


ナレーション的なのは、終了したようだった。 どういう時に出るか確かめなければ、、、な。


まぁ、それ以前の問題が、、終わらない。そう、なんか取り残された感が半端ないのだ。 どこぞの小説だと、 「時空の狭間に閉じこめられたのであった…」的なのがあるから余計怖い。



いやいやいやいや、可笑しいだろう! と心の中で思う。


(終わりの呪文的な?)


ログアウト!

フィニッシュ!

出ろゴマ!


まぁ、色々念じて見たが無駄だった。


(無念・・・)


武士らしくイメージする。



そう思ったら、周りの時が戻ったようで また 様々な声が聞こえだした。


は?

まぁ、とにかく 「無念・・・」で、あの状態から出れることが分かった、、、謎だ。


(あ!そうだそうだ! 《共同念話》使えるか試さなくちゃな。)


そして、《共同念話》と念じたら 頭の中で、選択肢のようなものが出てきたのでアミクとマルを選択した。




『2人とも聞こえる?』


「ありゃ? お前、出来てんじゃねぇーか。」


「聞こえるよ~」


2人が答えてくれる。

どうやら、ちゃんと起動するようだ。


そして、俺達は城へと向かう________

ご読み頂きありがとうございます!


今度こそ!10時頃には…

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