青年は語る(ソーマ視点)
「なんだよ、父さん、上に居たのか。」
僕は言う。
「ん、ちょっと色々する事が有ってな。」
青年…僕の父であるリオン・カンナギが言う。
「何だよ、その位、父さんなら卒無くこなす癖に」
僕は今迄の父さんの事を思い返しつつ言う。
「正直仕事が多過ぎる、あれ位お前に押し付け…任せても罰当たらないだろと思う位だ」
父さんが言う。
「今本音が漏れただろ。父さん。何してんだよ。今」
僕は文句と共に父に質問する。
父さんが質問に応える。
「んー、あれだ大分機密が多いのだがな。」
「機密に関わる様な事を家でやるなよ。何考えてるんだよ」
「おんおん?職場にこういう作業する場所が残念だが無いんだよ。言ってくれるな。自分で言って悲しくなるだろう。」
そう父一切悲しくなさそうな声と表情で言う。
「父さんェ…一切悲しく無さそうだぞ」
僕がそう言い返す。
「ま、我が息子や愛する嫁を可愛がって1日過ごせる訳だから悪い事だけでは無いさ。」
「母さんはいざ知らず、僕までか、僕は男なんだが…」
「まぁ、俺にとっては可愛い息子さ。そこは変わらんさ。所でなソーマ。」
父さんが突然話題を変えた。
「何さ、父さん?」
父さんが言いたい事がある様なので耳を向ける。
「父さんな…なんとお前の通ってる学園の講師する事になっちゃったぜ」
「ふーん、そうなn…え?今なんと」
聞き流しそうになって慌てて聞き返す。
「なんだ聞き取れなかったのか?耳掃除をお勧めするぞ。それでもダメ気ならとっとと施療院に行ってこいウチの直轄のなら安くやってもらえるからな」
リオンが話を聞こえなかった体で話を進める
「いや、耳は全く正常何だが寧ろどういう経緯なのか知りたい。」
ぼくが話を戻す
「でもなこれは上の意向なんだよ正直勉強何て教えられるかどうか?こういうのは悠ちゃんの方が得意なのになー」
「母さんね…でも仕事大変だろ。遣り手には見えないけど」
息子である僕にとってすら父母・リオン夫妻は謎の多い
「悠ちゃんは凄いからな。俺なんか足元にも及ばないな…正直。」
父さんが言う
「それって旦那としてどうなのさ…てかよく結婚出来たね。」
僕が呆れた様に言う。
「んー、まぁアレだ幸運とか奇跡とかあれやこれやでな…て、そうじゃないそれは大した問題じゃ無いか。お前の学校はどうなんだ何か気を付ける事あるか」
父さんが聞いてくる
「んー、新任だと喧嘩売られるかもしんない。」
僕は簡潔に言った。
「ほう…成る程そいつらをさくっと叩き潰せば良いのか?」
「いや、止めろ父さんが本気出すと学校が吹っ飛ぶ」
「大丈夫だ。問題ない。着ていくのは、手持ちの中でも性能の低いトルネード・クロークだ。罷り間違っても学校は吹っ飛ぶ事はない」
「それは吹っ飛ぶフラグなんだがていうか父さんは幾つ持ってるんだよ?装備」
「んー、結構あるぞ。種類だけで10種類位?思い返してみると結構創ってるな。」
そう言うと父さんは笑いながらそう返してきた。